なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年07月04日(木) |
ダブリンのアングラ社会を垣間見る?! ダブリンはドロボー天国だった? |
先週2度にわたって自宅の庭でバーベキューをする羽目になった。実は3度目の予定もあったのだが、それはさすがに却下。なんでもうちの同居人の女の子の言葉を借りると
「アイルランドでバーベキューができるのはこの数週間しかないの!だからやるの!」
だそうな。で、結果、日曜日のバーベキューは見事に大失敗。
激寒
雨
…ま、アイルランドで天気がいいのを見越して何かをやろうとするとこうなるという典型的な例ですな。
ちなみに今年の夏は(「夏」という概念がこの国になるのかどうかは大いに議論の余地があるが)どうも例年にない天気の悪い冷夏らしい。言われてみると、ずっと天気が悪いし、7月になったってのに、家では暖房を使ってるし、今も外はしとしとと冷たい雨が降っているし。
で、まあ、これは今日の話の前振りでして。
バーベキューをする前に当然買い出しに車で行くことになった。で、数日前の日記にも出てきた、Omni ParkというショッピングセンターのTescoに買い物に。途中、某交差点の右折レーンで信号待ちをしていた私とひでかす。
すると直進レーンで信号待ちをしていたのは(人のことは言えないが)ぼろ車に乗っていた「いかにも」といった感じの二十歳前後の男4人。で、後ろの席の右側に乗っていた男が助手席のひでかすに窓越しに話し掛けてくるのだ。窓を開けると男は、
「このノートパソコン買わない?」
…おまえ、それ、盗品だろうが…。
ひでかすは一言
「ノーサンキュー!」
と言ったのでそれっきりなのだが、もし、「買う」と言ってたらどうなってたんだろう。謎が残る。
で、この交差点から程近いバス停で私がバスを待っていたときのこと。…と言ってもずいぶん昔の話でして、未だに世の中ではケータイではなくポケベルの方が流行っていた…という頃のお話。まあ、たった5年くらい昔の話なのですがずいぶん昔に感じますね。
ともあれ、私がバスを待っていると12−3歳くらいのガキが私のところにやってきて、
ガキ:「1ポンドくれ!」 私:「何でお前に1ポンドやらなきゃいけないんだよ!」 ガキ:「バスに乗るのにいるんだよ」 私:「それと俺とどういう関係があるんだよ!」
するとガキは手に持っていたポケベルを差し出し
ガキ:「1ポンドくれたらこのポケベルやるよ。モトローラの最新版だぜ」 私:「ふーん。ポケベルの番号は何番?」
…ガキはいなくなった。
読者さんの報告によれば、最近夜のAbbey Streetで、アイリッシュが中国人におそらく盗品と思われるケータイを売っている姿が数回目撃されているそうです。というか、私もそれらしきものを見ました。「これは大丈夫。安全なやつだから」なんて言って。…もしかして、ひでかすと私、ノートパソコンを本気で買うと思われていたのかな?だとすると、ちょっと悔しいなあ。
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