なべて世はこともなし
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2002年06月26日(水) 宅配ピザと薬局に見るアイリッシュのいい加減さ

二日も日記をサボってしまい申し訳ありません。Snigel死亡説が流れる前に更新です。


数日前のこと。うちの住人のうち唯一の女性のくせしてずぼらな住人が友人を連れてうちに帰ってきた。で、夕飯を作るかと思いきやおもむろにケータイを取りだし、アメリカのインディアンの名前を冠した某ピザ屋に宅配ピザの注文。よくもまあ、こんなジャンクフードばっかり食ってて太らないもんだと思う。


ともあれ、ほどなくピザはやってきた。ところがすでにピザは冷めている(なんちゅうアバウトさ)。で、彼女はピザをチンするのだが、チンし終わりいざ食べる段になってピザに異変を発見。



これ、なんだか分かります?調理の段階でピザの下に敷いてあった金属ともプラスチックともつかない物体。言うまでもなくこんなもんまで一緒に配達するのはおかしいわけで。(二つ頼んだうちのひとつはまともだった。)


…ああ、いい加減アイリッシュ。やはりピザ屋もいい加減


もっと言えば、この金属ともプラスチックとも着かない物体ごとチンする彼女のアバウトさ。(彼女はアイリッシュじゃなかったりするのだが)


いい加減で思い出した。本日会社の帰りにBlanchardstown Shopping Centreに買い物に行った。ちなみに車がなければこんな郊外の大型ショッピングセンターに会社帰りになんて絶対に行けない。まあそれはともかく、行っては見たものの、毎度のことながら欲しいなあと思うものは全くなく、しょうがないからいつもの通りBoots(日本からはもう撤退したのかイギリスの大手の薬ドラッグストア)に行ってトイレタリーを買って帰ることにした。


すると、洗顔フォームとリステリンが安売りしていたので買うことに。特に洗顔フォームは「一つ買うともう一つ無料」…つまり実質半額セール中でして。これはおトク。


というわけで、リステリンと洗顔フォームを持ってレジに並ぶ。遅くまで営業している木曜日の夕方のせいかレジはかなり混んでいる。待つこと数分私の番に。


いつも疑問に思うのだが、こちらのレジ係には「まとめ買い」という発想がないように思われる。コンビニだろうと量販店だろうとレジ係の経験のある方なら肯いていただけると思うが、例えば、同じ商品を二つ買うとき、ひとつをスキャンして、あとは、「リピート」ボタンを押して同じ商品を二度スキャンしない。これ、当たり前ですよね。3つ以上あるときは、スキャンする前に「3x」とキーを打ってからスキャンする。これで同じ商品を3度スキャンする手間が省けます。


ところが、こちらのレジ係はそれをしない。一度、何の商品だったか、同じ商品を10個以上まとめ買いしたときに、レジ係(なぜかじいさん)がなかなかスキャンできない商品を何度も何度もスキャンされたとき(所用時間数分)、私の精神はまさに崩壊寸前(発狂寸前)になった。


ともあれ、今日も洗顔フォームを4つ買ったのだが、レジには長蛇の列ができているにも拘らず、係は椅子に座ったまま、同じ商品をアホのように4回スキャンして、


「36ユーロですぅ」


ハナからアイリッシュを信用していない私、頭の中ですばやく暗算。違うだろ。全部で25ユーロか26ユーロじゃないとおかしいじゃあないか。


「確認したいんですけど、これ、一つ買ったらひとつ無料って書いてあったと思うんですが」


というと、レジ係はあからさまにめんどくさそうにレジに備え付けの係員呼び出しボタンを押す。


係員が現れるまでに1分。で、その係員がとろとろ歩きながら店の反対端にある洗顔フォーム売場までいく。その間レジ係は所在なさげにボーっとしている。私は私でレジの後ろに並んでいる人からの目線が痛い。なんだか私が駄々をこねて他の人に迷惑をかけているような錯覚に陥る。


ようやくやってきた係、ひとこと。

「うん、これ、一つ買ったらもう一つ無料だわ」


レジ係はめんどくさそうに今度は取消のため同じ商品を何度もスキャンしはじめ…。(謝罪の言葉など期待する方が間違ってます)洗顔フォーム一つ買うだけで本当に疲れるいい加減な困った国です。アイルランドは。



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