なべて世はこともなし
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2002年05月13日(月) ダブリンでの家探し必勝法

質問:ダブリンに日本より引越しすることになりました。ダブリンで住むべきではない危険な場所を教えてください。


ええと、まずはお返事が遅れて申し訳ありません。またダブリンにお住まいになられるとのこと衷心よりお悔やみ申し上げます(←こらこら)。何も知らない場所での家探しはなかなかにして大変だと思います。以下の一般論が参考になれば幸いです。


まず。かなり乱暴ですがダブリンは町を中心に三重のドーナッツになっていると思ってください。で、町にいちばん近い、一番内側のドーナッツ、町から半径1-2キロの地域、ここは一言で言って避けた方がいいです。具体的にはSummerhill、Thomas Street、Dolphins Barn、これらの地域は、確かに距離的には町から歩けますが、治安という点からは最悪です。


で、2番目に内側のドーナッツ。町から半径3-6キロ程度のところ。ここにはけっこうな中・高級住宅地があったりします。具体的にはBallsbridge、Castleknock、Clontarfなどです。当然家賃も高いですが、おすすめです。


で、3番目のドーナッツ。つまり一番外側、町から半径7-8キロの地域、ここは再びタチが悪くなります。具体的にはTallight(「タラ」と読みます)、Ballyfermot、Finglas、Ballymun、Coolockなど。


で、一般論として、ダブリンはLiver Liefeyそ境に北と南に二分出来ます。で、最近発展してきた西を入れるとダブリンはおおよそ3つのエリアに分割できます。乱暴に言ってしまえば、南がいちばん高級、ついで北、西となります。つまり、南部の方が外れが少ないといえるでしょう。


ただ上の二つはあくまで一般論です。ダブリンは通り一つを挟むだけで状況が一変します。たとえば私が住んでいる住宅地は結構高級ですが、通り1本、たった200メートル離れるとタチの悪い通りになります。こればっかりは行かないとわからないのですが、実際に物件を見に行った時には以下のことに気をつけるといいと思います。


まずは家の大きさ。非常に単純な図式ですが、家が大きいところの方が治安はいいです。理由は簡単。大きな家を買えるような家は金持ちなので、教育にも力をいれており、子供の質が変わってきます。言い方はすごく悪いですが、貧乏人の子沢山とはよく言ったもので、貧乏で子供がいっぱいいたりすると、子供のことに構っていられないので子供が路上で一晩中過ごすということになるようです。


で、物件を見に行く時には例え車を持っていてもバスで行くことをおすすめします。まずはバスを見てみましょう。ダブリンでは基本的に一台のバスは一つのルートに使われるようなので、シートに落書きが多かったり汚いバスの沿線はあまり良くないといえます。


これはバス停にも言えます。バス停のシェルターがガラスではなくプラスチックの場所はガラスがしょっちゅう割られていることを意味します。バス停に落書きが多いのも要注意。落書きがあるというとこは夜中にガキどもが徘徊してるという何よりの証拠です。


まあ一般論としてはこれくらいだと思います。また何かあったらいつでも質問してください。


PS イギリスネタ、チェコ人ネタは明日以降お届けします。




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