なべて世はこともなし
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2002年04月12日(金) アイルランドにおける貧乏食生活検分

数日前から頭を悩まされている些細な問題があります。「アイルランドの食事について」掲示板に質問のカキコを頂いたのですが、どうお答えしていいかよく分からない。ましてや質問の主が現役ばりばりのシェフさんだったりすると…。

私個人の話をすると、まあろくなもんを食べてません。今週はこんな感じでした。(以下に訳の分からんスペースが出来てますが原因不明)













































曜日







月曜日

ケロッグのコーンフレーク

友人が昨日の夜括ってくれた肉じゃがの残り(きわめて異例)

サンドイッチ(ターキーにマスタードをしつこいくらい塗ったのにコールスローとレタス)ドイツ語のコースの帰りに通り掛かりのスーパーで材料を買った。

火曜日

ケロッグのコーンフレーク

月曜日の夜と同じ(同時に作ったサンドイッチにほかならない)

何やらひでかすがホットケーキを作っていたので盗む。

水曜日

ケロッグのコーンフレーク

再び同じ内容のサンドイッチ。

ロールパンの中にドイツで買ってきたソーセージを入れて、「ホットドッグ!」単純すぎる。

木曜日

ケロッグのコーンフレーク

水曜日の夜に同じ

町のパブでメシ。チキン半分(オーブンにいれただけ)とチップス。脂っこすぎて気分が悪くなった。

金曜日

ケロッグのコーンフレーク

Dunnes Storeで買ったサンドイッチ。チキンチッカにポテトサラダにレタスにきゅうり。腹にたまったことは確か。

ドイツで買ってきた生ハム(アイルランドでは手に入りません)とトースト



はい。繰り返しますが、ろくなもんを食べてません。こんな質素な食生活をしているのにお金がたまらないのはなぜ?別に贅沢品とか服とかを買ったりはしてないんですよ。あ、待て待て、昨日必要に迫られて1着スーツを買ったなあ。が、値段はイトーヨーカドーの日替わり目玉特価くらいだし。


おっと、つげ義春でもないくせにお金に対する愚痴になってきた。本題の食べ物についてに戻らねば。


で、6年前(そんなに昔になるのかと暗鬱な気分になった)に初めてアイルランドに来てホームステイしていた時、まあこのホストマザーの料理のできなさ加減には本当に驚きました。


月曜日 冷凍の魚フライとイモ
火曜日 冷凍のピザ
水曜日 何かしらの肉とイモ

日曜日 チキンをオーブンで焼いたもの


こんな感じのメニューが延々続くのです。


で、98年の私が仕事探しを始める直前にお世話になっていたホストマザー。「私はダブリンでいちばん優しいホストマザーよ」と言いつつ、タオル一枚貸してくれなかった治療の必要な60代のおばあさんの料理はほぼ毎日これでした。



アイルランド留学経験者の皆さんの「でたー」という声が聞こえてくるよう。羊にチキンに茹ですぎの野菜に調理しすぎのマッシュドポテト。そうこれこそがアイルランドの典型的料理。野菜は茹ですぎているのでフォークでつついた瞬間に見事に崩れます。肉は何とも言えない空疎な味。よくガイドブックに書いてある「アイルランドの飯はまずい」という言葉に関しては私は何らの異議も唱えません。はっきり言ってその通りです。


で、なんでこんなに食生活が乏しいかはスーパーに行けばすぐに分かります。何とまあというくらい食材の数が少ない。野菜売場の貧相さは想像を絶します。そのくせ出来合いの食べ物(チンすればいいとかそんな感じの食べ物)に関しては本当に豊富です。冷凍食品のコーナーの従事つぶりに羽目を見張りますし、冷凍食品専門の「Iceland」というスーパーまで幅を利かせています。


こんなに飯がまずいくせに太った私っていったい…?(ビールが原因なのは火を見るより明らか)




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