なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年03月11日(月) |
123、海へMarino...そんなさわやかな話ではないダブリンバス事情 |
話は先週の金曜日にさかのぼるのですが、この日、前の会社の連中が集って、某パブでお別れ会を催してくれました。で、いい加減に酔ったのはよかったけど、そのせいで、見事にケータイを忘れてきました(←処置なし)。
で、私は確実にテーブルの上に置き忘れたので、残った友人のうちの誰かが持って帰ってくれたのではないか…という淡い期待をかけたのですが、今日確認したところそのような虫のいい話はなく、最後の砦として、パブに帰りがけ行ってみることにした。
このパブの前にはたくさんのバスが走っているのだが、市南部から直接このパブへ行くバスは123番Marino行きのみ。123という番号といい、Marinoという地名といい、どことなく素敵なバスを想像するが、実際はど最悪級のバスルート。いつもMIDIバスで運行されているのでキャパシティが絶対的に足りなくいつも満員(それでもひところはミニバスで運行されていたのでだいぶマシになった)。で、ダブリンでも1-2を争うスラム街Summerhillのど真ん中を通過するというおまけつき。
で、時刻は午後8時30分。15分に一度来るはずのバスがやってきたのは私がバス停に着いてから25分後。かなり混んでいたがかなりの人が降りたので私は乗れた。バスの中では子供が泣いている。すると父親らしき男が
"I said shut up!"
とダブリン訛りの凄みの効いた声で言ったかと思うと、子供の頭をばちんと殴る。当然の帰結としてさらに火がついたかのように泣く子供。アイルランドの親の愛情を垣間見た気がした。
で、バスはO'connell streetへ。Easonの前のバス停には長蛇の列。当然全員乗れない。今度は運転手がダブリン訛りの凄みの効いた声で、
"Get off! Full! Full! Get off from the step!"
確かに中学一年生でも分かるような単純な英語を話していることは賞賛に値するかもしれない。が、客に対して使う言葉ではないことは議論の余地はないかと。
で、途中のバス停で待つ人々を思い切り無視しつつバスはSummerhillを抜ける。私がこのバスの沿線住人だったら、このエリアを夜ばか面をして歩く勇気はないから、当然いつ来るかわからない次のバスを待つんだろうなあ。…よかった、こんなとこに住んでなくて。
んで、123の終点のすぐ近所にあるパブ(地元の人ならどのパブか分かりますね)に行くが、
「そんなものは知らん」
の一言で終わり。完全に無駄足。
まあ、裏ワザを使って携帯を復活させよう。その裏ワザとは…続く。
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