なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年12月14日(金) |
ユーロが町にやってきた。固まるバーマンに知らない郵便局員…とっても不安なユーロ流通開始 |
今日からユーロが流通を始めました。…と言っても、まだ、ユーロの現金での取引はできません。「ユーロお試しパック」なる£5(6.35ユーロ)相当額のコインが市中の銀行・郵便局なんかで交換できるようになったのです。ま、あたらしもの好きはどこの国にもいるもので、GPO(アイルランド一大きな郵便局)の前なんかにも行列ができて、多くの人が新たなコインを手にしたようです。
で…私もその中のひとりです。
仕事中にラジオで「今日からユーロが流通開始。銀行や郵便局でゲットできます」と盛んに宣伝していたので、ついと仕事上がりに通り道にあるMarinoの郵便局に行ってみた。クリスマス前の金曜日の午後ということもあってか、郵便局は結構混んでいる。
で10分ほど待って私の番がやってきた。厚い防弾ガラスの向こうにいるのは、年の頃60を超えたと思われるばあちゃん。
私:「ユーロのコインが欲しいんですけど」 ばあさん:「はぁ?」 私:「今日からユーロの流通が始まったんでしょ?ユーロのコインないの?」 ばあさん:「ユーロ?そんなもんは郵便局じゃ扱ってないねえ」
…このばあさんにユーロのことを説明しているうちに1/1のユーロの流通が始まってしまいそうだったので、「もういい」と退散。ユーロが本当に1/1から問題なく流通が始まるかどうか本気で不安になってきた。
で、ダメもとで近所の簡易郵便局に行ってみたら…何のことはない、ユーロはちゃんとあった。で、右の写真が、ユーロのコインたちです。参考までに日本のコインと今アイルランドで使われているコインも並べてみました。
アイルランドのプントに比べてコインは格段に小さくなり、そのおかげでなんとなくコインが安っぽく見えます。大きさとしては日本のコインとほぼ同じです。で、種類が多く、かつ、デザインがそれぞれ似ているので、慣れるまでに戸惑いそうな印象も受けます。ついでに言うと、キンピカなので、中からチョコレートでも出てきそうな印象も受けます。
んで、こんなバカな写真を撮っているとひでかすが帰ってきた。バカなひでかすもやはりユーロのコインを持っていた。で、彼の方がもっとバカで、帰り道にパブで一杯引っかけてきたんだそうな。その時に、意地悪でバーマンにユーロのコインを支払いに渡してみたらしい。
…ユーロを見たバーマンは見事に固まってしまったそうな。
本当にユーロは問題なく流通を始めるんでしょうか。すごくギモンです。
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