なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年11月24日(土) |
「ダブリンバス事件簿(その10)」に引き続き、「DART事件簿(その4)」 |
金曜日の夜、ばか犬Taro住むKさん宅に気の置けない仲間が集ってちょっとしたディナーパーティーとなりました。いちおう理由は「さよならまるこグッドラックパーティ」(と勝手に今名前をつけた)このホムペでもすっかりおなじみとなった酒豪まるこがもうすぐ日本に帰ってしまうのです。これでアイルランドのアルコール消費量が減ると思うのは私だけでしょうか。
夕食自体は、各自が食べ物を持ちよってなかなかおいしいものをたくさん食べることができました。スシにインディアンカレーにラザニアにチキンにティラミスにいたるまでおいしかったです。
ま、そんなシアワセレポートをしても誰も喜ばないと思うので、ここは帰りの話しでもしましょう。
帰り(夜11時過ぎ)バスを逃してしまった私は仕方なくまるこを含む数人とDARTの駅へ向かう。ここからClontarf Road駅までおよそ20分の乗車。
この時間のDARTのいいところは、City Centreの3駅を除くほとんどのローカル駅は無人化される。で、切符の自動販売機なんてもののないアイルランド(考えてみたらすごい話だな)、この時間、ローカル駅からローカル駅への乗車はタダ。無料。とはいえ、この時間のDARTには極力乗りたくないのだ。
駅に着くなり、(今時)モヒカン刈りの兄ちゃんが、一緒にいたアイルランド人の友人に訳の分からんことを話し掛けてくる。で、程なく列車は到着したが、中は乱痴気騒ぎ状態。ジャージをはいたガキ軍団が、車内で歌を歌う。これだけでも十分トホホだが、車内はゴミだらけ。ちなみにうちの弟は「シートが汚いから」と言って山手線の椅子には例え空いていても座らない。そんな弟がこのDARTの車内を見たら、多分失神するだろう。それくらい汚い。
で、電車がBooterstownを過ぎた時、数メートル離れていた席に座っていた男が突然
ゲロ
ゲロ
もひとつおまけに
ゲロ
の三連発(かえるの歌ではない)。で、そのゲロが川の流れのごとく、車内に流れ始める。まるこが一言
「私、アイルランドに未練なんかないわ」
そうだろうなと激しく同意してしまった。
で、列車はClontarf Roadに着。急いだのだが、終バスを目と鼻の先で逃し40分徒歩の憂き目に遭う。楽しいディナーだったのに一気に冷めてしまった。
とりあえず、この場を借りて、料理を持ち寄ってくださった皆様にお礼申し上げます。おいしかったです。
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