なべて世はこともなし
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2001年10月12日(金) アイルランドで日本人が指圧を習う

昨日・おとといと連続して書いている会社の「ニムダ騒動」昨日から業務は通常通りですが、日が経つにつれて会社のずさんな管理体制がだんだんと明らかになってきました。


まず、ウィルスを広めたのはおいらの隣りに座るばかスーパーバイザーなのはお伝えした通りなのですが、ITチームが見回ったところ、その他にも感染しているコンピュータを数台発見。こうなると、なぜ、アンチウィルスソフトが働かなかったのかますます謎に思えて来ます。


その謎は以外と簡単に解けました。会社のコンピュータ、立ち上げると、「コマンドプロンプト」ウィンドウが立ち上がって、なんだかいろんなメッセージが流れます。で、1分も待てばこのウィンドウは自動的に消えるのですが、これがミソだったのです。


会社で働くほとんどの人間がこれが何かを知らないで、一部のせっかちな連中が、このウィンドウをXをクリックして閉じてしまっていたのです。…コンピュータに詳しい方はもうお分かりですね、これ、ウィルスソフトを立ち上げていたのです。それを閉じてしまったら当然ウィルスソフトも働くはずもなく…。そういうわけでニムダ他のウィルスは、のうのうと会社のコンピュータへの侵入に成功したわけです。


で、まあ、当然の帰結として、マネージャーからきついお叱りのメールが届きました。それにかこつけて、


「誰がこのウィルスを広めたんだろうね。会社にものすごい損失を与えてるよね」


とばかスーパーバイザーの前で聞こえよがしに話したおいらはやっぱり悪魔でしょうか。(そうだと思う)






今週は「健康推進週間」でした。で、社内でいろんなイベントが催されたのですが、今日あったイベントは「Shiatsu」そう、「指圧」だったんですね。指定された時間に会議室に行ってみると、白い看護婦のような格好をしたきれいなおねえさんがおいらを待っていてくれて、いきなり服を全部脱ぐように言われ…なんてはずはなく(誰だ。変な話の展開を期待してるのは)…30人ほどの社員がくそ狭い中庭に面した会議室で受講と相成りました。


それにしてもアイルランド人から指圧のレッスンを受けるというのはあからさまに変な気分。だって、講師自身「指圧は日本から来て日本のXX教授が…」と「日本」を連発。にもかかわらず、大日本帝国男児たるおいらはと言えば指圧などなんにも知らないのだ。で、基本的な肩・首を中心にした指圧の方法を習う。やってもらっているうちは確かにいい気分だった。


実は水曜日には「ファーストエイド」の講習にも参加した。そこで学んだこと。


「状況をさらに悪化させるようなことをしてはいけない」

つまり

「もし、自信がないならいらんことをするな」


例えば、部屋に人が倒れていたらどうします?おいらなら、脈か呼吸の確認をしますが、これはファーストエイドの講師に言わせると間違っているそうな。まずは、周りの状況の確認をしなければいけないんだと。


どういうことかと言えば、たとえば、この人が感電して倒れていた場合、一緒に感電してしまう恐れがあるそうな。…へ理屈っぽいけど、確かに理に適っている。こういう話を知っておく必要性を痛感を致しました。…もっとも、役に立たないのが一番ですが。





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