なべて世はこともなし
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2001年10月08日(月) 日本人はアイルランド人よりコレステロール値が低い…はずなのだが…。

まったく、戦争は始まるし、おいらの愛してやまないSASのヒコーキは墜落するし、世間のニュースによりちょっと凹んでしまっています。


個人的には、起こることが分かっていた戦争より、突如降ってわいたようなSASの事故のニュースの方がショックでした。今回の事故、誰も指摘していませんが、飛行場の中で航空機同士の接触が起こったと言う点、ついでに濃霧の空港で起こったと言う点で、1977年にカナリー諸島で起った世界最悪の航空機事故、KLMとパンアメリカンのB747同士の衝突と酷似していると思います(おヒマな方は、ここから事故の詳細をごらんになれます)。


で、そんな専門家気取りのごたくはともかくとして、この事故、おいらのよく使うSASの事故、ついでにおいらのよく使うミラノリナーテ空港での事故、ついでにおいらの乗ったことのある路線(ミラノ=コペンハーゲン)での事故、も一つついでに、どうもおいらが乗ったことがあるのではないかと思われる機材での事故と言うわけで、何となく他人事とは思えないのです。今月末から日本に行くのに、先月の同時テロ以来何機の飛行機が墜落したかと思うと、なんだか日本に行く気もなくなってきます。はああああ。


で、まそんな暗いネタは他の日記でもごらんになれるでしょうから、ここは無理をしてでも明るいネタで行きましょう。


今朝のお話。朝目覚めると、すでにカーテンの向こうは明るい。これは7時に出勤するために朝の6時に起きるべきおいらにはあってはならないこと。ダブリンでは今、朝の6時は真っ暗なのだ。で、恐る恐る時計を見ると、


7時30分。


やってしまいました。久々の大遅刻


おいら、慌ててバスルームに飛び込んで、髭剃ってシャワー浴びて、訳ありで大きな荷物を持って(この荷物のネタは、明日たぶん登場)そりゃもうカミカゼと笑われても文句の言えない速さでチャリンコをこぎ会社へ。会社には7時50分着(激早)。


会社に着いて気がついたこと…


まだ、あほスーパーバイザーが来ていない。


ということは…








はい、今日の遅刻、帳消しー。


…まったくなんて会社なんでしょうねえ。


で、会社に来ると、秋休みを取っていたまること、日本に行ってなぜか結婚してしまったKさんは感心にももう来ていた。3人で、くだらない話に花が咲く。そんな中で、


「三つ子の魂百まで」


という、諺が出てきた。意味はご存知の通り、


三つ子の魂(たましい)百まで
幼時の性質は一生変わらないものだということ。
(大辞林第二版より)



です。ところがKさんは


三つ子(3人の子供)は長生きをする、という意味だと今まで思い込んでいたそうです(あーあーあー、アイルランドにいる日本人がますますアホだと思われる)。


んで、そのあと、例のアホスーパーバイザーから、


「きょうは健康診断があるから行きたかったら11時に会議室に行けばー」


とのたまう。


なんでも今週は「健康推進習慣」だそうで、いろんな企画が用意されているんだそうな。おいら、ま、公認で仕事がサボれるならそれに超したことはないと思い、それに参加することに。日本人のアホトリオでコドモの頃の検尿の話など、愚にもつかない話をしながら会議室へ(その話の詳細については、このページの最低限の品位の維持のために割愛をさせていただきます。はい)


で、会議室に行ってみると、そこにはヒマそうなおねえさんが一人いるだけで、体重計もなけりゃ、血圧計もない。とても、「健康診断」をするような状況じゃあない。ヒマそうなおねえさんにKさんが


「今日、ここで健康診断があるって聞いたんですけど」

というと、そのおねえさん、怪訝そうな顔で、


「そんなのないわよ。いまからここで、健康診断じゃなく、健康保険についての説明会があるんだけど」


…おい、アホスーパーバイザー、お前にはEメールの英語の読解力があるのか(ないね)。


で、すごすご帰ろうとした恥ずかしい3人組に、おねえさん、見るに見かねてか、


「いま隣りの部屋でコレステロール値の検査をしてるから、隣りの部屋に行ってみれば。予約制だけど、今、誰もいないからいいわよ」


…と言うわけで、棚からぼたもち状態でコレステロール値検査に参加することになったおいらたち。


トップバッターはまるこ、指先からほんのわずかな採血をして、それをリトマス紙のようなものに滴らし、それを機械に当てる。判定まで3分。コレステロール値は痩せている人なら低いとは限らないとか、日本人のコレステロールとは低いとか、お昼のみのもんたの番組のような講釈をおねえさんから受ける。


で、3人の中で、一番不摂生で、コレステロールとが高いと思われたおいらが一番実はコレステロールとが少なかった。これは意外。他方、コレステロール値が「アイルランド人の平均値」と言われたどっちかは言いませんが、ふたりのうちのひとりは、そのあとどっかのホムペからコレステロールについての文献をプリントアウトしていた。よっぽどショックだったらしい。





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