なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年09月18日(火) |
5年間セックスを禁止された若い女性とカード文化 |
時事ネタは避けるべきだというのは100も承知なのですが、その禁を破ってでも紹介したい新聞記事を見つけたのでご報告です。
(以下、引用)
若い女性のセックスを5年間禁止 スワジランド 南部アフリカの王国スワジランドからの報道によると、同国政府はエイズ対策のため、若い女性のセックスを5年間、禁止すると発表した。男性と握手することも禁止し、禁を破った男性には牛1頭分の罰金が科せられるという。 AFP通信によると、ムスワティ国王の33歳の誕生日に合わせて発表された。どの年齢層が対象なのかは明らかではないものの、性体験のない女性は青と黄色のふさを、19歳以上は赤と黒のふさを身につけることも求められている。同通信によると、この措置が発表された場では抗議の怒号が上がったという。
(引用ここまで。出展:asahi.com 9月19日 国際。文中の色は作者が付した)
ええと、まず申し上げておかなければならないことは、南アフリカでのエイズの脅威は国家の根幹をも揺るがすほどだと聞きます。ですから、笑いのネタにしてはいけないというのはよく分かるのですが、それでも、思わず笑っちゃいませんか?
「異性との接触(握手を含む)は全面的に禁止する」
なんて、どこかのイナカの中学校のくだらない校則のよう。しかも、罰則が「牛一頭分の罰金」だそうな。これはかなり重い罰則なの分かる。でも、「牛1頭」とは…。
さらに、処女の女性はそれと分かる格好をしていなければいけないとは。となると、こんな会話が学校で繰り広げられるのだろうか。
「あー、ユキちゃん、ふさの色変わったー。もしかして、彼と…なのー?」 「えー、そんなことー、でも法律で決まっているしー」 「やだー、じゃー、そーなんだー。わたしも早くふさの色かえよっかなー」
…んなわけないですね。はい。ま、文明の違いを「野蛮だ」と一笑に付すのは簡単ですが、それを理解するのは難しいと思います。
文明の違いと言えば(と、話をつなげるには無理のあるくらい内容が変わります)、こちらには「カード」の習慣があります。「クリスマスカード」だの「バースデーカード」だの「ごめんなさいカード」などなどなど。ことあるごとにカードを送ります。で、この会社内でも、同僚が誕生日だだとか、誰かが会社を辞めるだとか、誰かが赤ちゃんを産んだだとか、まあ、週に最低1回は誰かのカードが回ってきて、そこにサインをして、次の人に回します。
で、問題は、「これ誰やねん」という人のカードがよく回ってくること。そんな時は、まさに適当に
"Happy Birthday"
"All the best"
何て、適当に書いて適当にサインして流しちゃいます。おいらの知らない人に気の効いたメッセージを書くなんて土台無理ですから。で、先日もとある人が会社を辞めるとやらでカードが回って来ました。おいらは無難に、
"Good luck for your future career"
何て思ってもいないことを適当に書いて次の人に回しました。で、日本チームのとある粗忽者は、何を血迷ったか、グットラックカードに
"Happy Birthday"
と書いてました。後から読んだ人が気がついて、慌てて書きなおしましたとさ。ちゃんちゃん。
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