なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ前日の日記はこちら翌日の日記はこちらアイルランド真実紀行へ


2001年06月26日(火) ピュアピュアなつもりがドロドロな話

実は、プールでぷかぷか泳ぎながら、「ピュアピュアな」(C)キャメロン様)恋の話をしようと思ってたのだが、帰り道で気が変わってしまったのだ。

おいらが、泳ぎ疲れて(というほど泳いでいないが)うちに向かってMalahide Rd.の坂道をえっちらおっちらチャリのペダルを漕いでいた。で、そこの歩道で「ぎょっ」とするものを見てしまったのだ。

…キスをする10代のカップル。いや、顔はキスしてたからはっきり見えなかった。でも、例の品のない格好からして10代に違いない(と思う)。で、キス自体で驚くほどおいらは「ピュアピュア」じゃあない。その仕方。座り込んでかなり激しいディープキスを繰り出していたのだが、おいらが横を通過する頃、ついに二人は寝転がり、さらに激しいキスを始めたのだ。

もう一度申し上げます。そこは、車の途切れることのない大通り、排気ガス溢れるMalahide Rdの歩道です。…んなとこで、発情してんじゃねえよ!(「発情」以外に適当な日本語が浮かばない)

…と言うわけで、おいらの「ピュアピュア」な心はどこへやら。いつの間にか、「どろどろ」な話が始まってしまうのです。

この国のナイトクラブ。あたしゃ嫌いで行かないが、どうも男も女も「踊りたい」と言う目的で来るよりも、もっと性的な目的で来るものが多いらしい。踊り狂ううちにどこからもなく男がやってきていつの間にか二人は夜のとばりに消えて行くという…。

…ここで問題、いったい二人はどこへ消えるのか?

これ、アイルランドに来て以来の謎なのだ。まったくドロドロの話で恐縮だが、アイルランドにはラブホという便利なものがない。つまりどこに行けばいいのか。当然自分の家ということになる。が、年が若いとかで、自分の家が使えない場合はどうなるのか。

Dublin在住の作家Roddy Doyleの映画にもなった小説The Snappersでは、妻子持ちのオヤジが、10代の女の子と、出会ったホテルの駐車場の車によりかかって行為に及ぶというとんでもないシーンがある。(このシーン、セリフがすごく面白いので是非ビデオを見てちょ)。

てなわけで、行き場がない気がするのだ。最初のMalahide Rdの10代カップル、自宅に行ったら親が文句を言う気がする。うーむ、いったいどうなるのだろう。

一つの説として、アイルランドにここまでパブカルチャー(pub culture)が定着してのは、一つには家が狭いからではないかという奴がいた。おいらもその通りだと思う。てなわけで、パブでできないことをしたい時にはいったいどうすればいいのか?誰か知ってる人は匿名でそっと教えてくれい。

この先も書こうかと思ったが、これ以上書くと、読者さんが減りそうなので、自粛。明日は、他にネタが浮かばなかったら、「ピュアピュアな」お話をお届けしようと思ってます。




Snigel |MAILアイルランド真実紀行へ掲示板へ