なべて世はこともなし
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2001年06月25日(月) 町へ行くのは命がけ

実は、来月(7月)の第1週から3週間、にわか学生になることにしたのだ。学ぶものはドイツ語。Fitzwilliam Squareの某学校に先週電話をしたら、まだ来週からの初心者コースに空きがあるとのこと。「ラッキー」と思い、その場で申込をする。よくよくパンフを見ると、「6/2日申込締切」と書いてあるのだが…。ま、ここはアイルランド、細かいことは気にしないことにしよう。

で、このコース、ドイツ語の初級コースなのだが、なかなかハード。月−金の毎日、午後6時から10時まで4時間のコース。まっとうに社会人しているおいらにはなかなかきつい話。ま、昔日本で週70時間働きながら学生してた時もあったけど(常人の参考になる数字じゃないね)。

で、かくなる訳で、とてもジムに行く余裕などない。仕方ないから、ジムはやめることにした。で、昨日、どうやってやめれるかを聞くと、「書面により、30日前までに知らせよ」とのこと。…つまり来月の分は払えと言っている訳。困ったことには毎月の支払いは銀行からの自動引き落とし。おいらは一計を案じた。そう、自動引き落としを止めちゃえばいいんだわ(わっはっはっ)。

おいらの仕事は、朝の7時から昼の3時30分までの変則的なもの。利点は昼早く帰れること。銀行は4時まで開いているので、駆け込めば間に合う。という訳で、おいらはこんな計画を立てた。

3時30分きっかりに会社をあがる。

チャリでダッシュで、Trinity collegeの前の銀行へ
(自動引き落としを止める)

そのまま、Fitzwilliam Squareのドイツ語学校へ。
(授業料を払う)

ついでだから、本屋でテキストも買う

スーパーで軽く買い物をして帰る

うちでくつろぐ。


ああ、カンペキな計画。こんな計画を立てたおいらは、3時30分になる前からさっさと帰り支度。で、3時30分になるなり(あるいはフライングだったかも)、あいさつもそこそこに、チャリに飛び乗る。で、North StrandをCity Centreに向かい駆け抜ける。

それにしても。恐い。数日前の日記でも書いたとおり、この国で自転車は車道を通る。で、City Centreはとてもまともな神経をしてたらチャリでは走れない。車のマナーがめちゃくちゃだから、何が起こるかまったく予測がつかない。しかも、片側5車線ある橋を中央のレーンまで行ったり、右レーンからばんばん左折してくるふたまたを右折したり、もうめちゃくちゃ。車のドライバードもは自分たちのマナー・ルール無視を棚に上げてこっちが悪いといわんばかりなのだから恐れ入る。頭の悪そうなバイク便のオヤジに”F*** you”と言われ(何と言い返したかはヒミツ)、2番のバスの運転手にクラクションを鳴らされ、もうひっちゃかめっちゃか。

銀行。とりあえず閉店間際に駆け込みセーフ。珍しく笑顔で応対してくれる銀行員のおねえさんがすべてをにこにこやってくれる(手つきが危なっかしかったがそれはご愛敬)。

で、そのまま、Fitzwilliam Square(Leeson Stの近く)のドイツ語学校に勢いで行く。するとドアには、

Due to the staff training, school is closed on 25th June. Sorry for any inconvenience caused.
(スタッフトレーニングのため、6/25は業務を行いません。ご迷惑をおかけします)

「うそこけー!どうせ社員旅行で伊香保温泉にでも行ったんだろうが!」とも思うが、誰もいないので、怒りのぶつけようもない。そのまま退散。

で、Nassau Stを1本外れたとこになる行きつけの語学用の書籍専門店へ行きテキストを買おうとするが、あいにく品切れ。しかし、店員の対応がよくおいらは怒らない。やはりアカデミックなところにいる人は対応がいい。そのまま、別のPearse Station脇の書店で、テキスト購入。で、そのあと、排気ガスまみれになりながら、スーパーに行き帰ってくる。

帰ってくると、汗(めちゃくちゃな交通からの冷や汗含む)と排気ガスで顔は冗談抜きでぐちゃぐちゃ。そのままシャワーへ行き、今に至るという訳です。ほんとに、この交通だけは何とかならんかね。

今日の教訓:まだ死にたくないので、来週からの通学は金はかかるがバスにしよう。





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