なべて世はこともなし
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2001年06月27日(水) 160字に込める想い

Hi there! Txs 4 readin my diary.I'd B more than haP if U let me know how U found it.Also don't 4get press the "vote" botton 4 Nikkisite.Hav a good day.Snigel

このメッセージでほぼ160字。何の話かって?こっちでもケータイは発達してて、そのケータイでご多分に漏れずメッセージを送ることができる。で、その文字制限が160字なのだ。

アイルランドのケータイはGSMネットワークの一員。GSMネットワークはアメリカ・日本を除く世界各地で発達しており、おいらのケータイは、例え香港でもポルトガルでもオーストラリアでも使える。

で、このシステムの何よりも優れた点は、160字までのメッセージなら、GSMのネットワーク内の世界中のどこへでも送れること。おいらのケータイからドイツにもハンガリーにもたった10ペンス(14円)でメッセージが送れてしまうのだ。

となると、言うまでもなくこのメッセージはおいらと彼女の架け橋として大活躍しているのだ。この日記で何回か書いたとおり、おいらの彼女はドイツ人。しかもドイツに住んでいると来た。当然月に一回くらいしか逢えないし、電話も毎日するけどさすがに1時間も2時間も話せない。そんな訳だから、このメッセージのサービスはおいらたちにとって本当にありがたいサービス。

でも、落ち着いて考えてみると、たったの160字でいったい自分の思いのどれだけが伝えられるというのか。また、相手の思いのどれだけが分かるというのか。

遠距離恋愛というのも善し悪し。いい点としては、(古い表現だけど)「スープがなかなか冷めない」ということ。遭うたびにお互いすごく新鮮な気がするから、一緒にいる時間がすごく貴重に思えてすごく濃密な時間を過ごせる(「すごく」を一文に3回も使ってしまった)。

反面、遠距離恋愛はお互いが本気でない限り続かない。だって、淋しさが高じてほかにいい人が見つからないという保証はどこにもないのだ。相手を信頼しなければいけないのはもちろんのこと、自分自身にも自信がなければ続かない。

実際、おいらの周りでも、たった数日前に遠距離恋愛が終わった人がいる。無論詳しい事情はおいらには分かりようがないけど、とどのつまりはお互いに自信がなくなったのだと思う。やった人でないとわからないだろうが、遠距離恋愛は本当にパワーを使う。

おいらは彼女を信頼してる。だから、彼女が誰と出かけようと、どこで何をしようと気にしない。それくらいのしなやかさがないと、こんな関係は続かない。逆に彼女もおいらを信頼してくれてる。すごく微妙な関係だけど、すごくいい関係だと思う。

今日も彼女を想いながら自分の部屋にいる。確かにせつないけど、でも、そのせつなさだけ、次に彼女に逢った時に夢のような時間を過ごすことができる。その時間だけが楽しみで、おいらは今日も生きている。

なんだか、書いた本人が読み返して気恥ずかしくなるほどくせー。昨日と同じ作者の日記とは思えないな(ははは)。作者は多重人格者だったりして。




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