なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年05月19日(土) |
書いた本人が言うんだから間違いない。駄文。 |
メールを開いたら中学時代の同級生たった3行の短いメールが届いていた。不許可ながら転載してしまう(ごみんなさい)
本日、僕は結婚式を行うことになりました。 >未熟な2人になりますが、これからもよろしくお願いします。 > >ちなみに、入籍は5月10日の僕の誕生日にすませました。
これだけ。結婚式をする当日にメールを送ってくる根性もすごいがそんな事はまあいい。なんだか、クラスメートが結婚したという話を聞くたびに自分が年を取ったように感じてしまう。
「ゆびとま」にも一応参加しているのだが、クラスメートの女の子、結構苗字が変わっている。たった10年前なのに(はい、サバ読んでました。正確には11年前です。)
…そんなセンチメンタルに浸っていたら、いつもお世話になっているTaroさんとこのホームページの日記で、自分の10年後を考えている一文があった。それを読んで、ふっと自分の10年後に思いを寄せてしまった。
そもそも10年前。自転車に鍵をかけなくても絶対盗まれない平和なイナカの中学校の校舎で、きっと自分の10年後というものを考えていたに違いない。ちょうど、渡辺美里の「10years」という曲が流行ってた頃だった。その時に描いた自分の10年後を必死に思い出そうとするが、どうしてもうまく行かない。確かに「オラこんな村やだ!」と思っており、東京に行こうと思っていたが、それ以上のことはあまり考えていなかった…強いて言えば、「一流企業に勤めて、いいところに住んで…」とかいう感じの言わばステロタイプの平和な将来の夢を描いていたのだと思うのだ。もっと正直に書けば、あの頃おいらはジャーナリストになりたかった(青いねえ)。
あれから10年。気がつけば、アイルランドで、ジャーナリストとは程遠い、コンピュータとにらめっこの仕事をしている。自分が幸せかどうか聞かれたら、さんざこのホームページでは愚痴っているけど、きっと幸せと答えると思う。
その上で、自分の10年後に思いを寄せてみた。…結構真剣に考えたんだけど、答えが全然出ないのだ。まず、自分の生活の土俵となる場所が分からない。アイルランド?それはないね。じゃあ日本?それも違う。んじゃあ、どこだ?土俵がこんな感じだから、結婚なんて現実味を帯びてこないのだ。まず、自分が結婚しても全然不思議じゃないトシであることが信じられない。
そもそも自分は結婚したいのか?実は、ずーっと結婚なんてしたくないと思っていたのだが、最近考えが変わってきた。確かな時と確かな人と確かな条件がそろえば結婚してもいいのではないかと思ってきたのだ。でも、その条件は、とても揃いそうもない。
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