なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
一日の始めに歯車が狂うと、一日が総崩れになるということ、皆さんにもご経験はありませんか。今日がまさにそうでした。
まず、USITへ行き、ドイツ行きのチケットの日付を変えようとしたんです。(詳しくは下の「USITにて」という日記をご覧ください)長く待たされた挙げ句にいわれたことは、「6月以降は値段が変わるので、日付の変更はできません」短気を起こしたおいらはその場で返金を依頼。キャンセルのチャージとして20ポンド取られました。
それでもおいらは未だに♪モード。なぜなら、おいらは来週ドイツに遊びに行くし、それよりも何よりも、♪今日は給料日♪
んで、銀行にドイツマルクを両替に行ったんです。はした額ながらドイツマルクを手にし、レシートを何気に見ると、
「金ないじゃん!」
給料日だというのに口座に残高が全然ないんです。「何じゃこりゃー」〈(C)松田勇作〉というわけで、何が起こったかをチェック。結果、確かに給料は入っていた。が、なぜかいつもよりも£300以上少ない。(日本円にして4万円ちょっとですが、アイルランドの感覚だとこの4万円はそのほぼ倍に感じると思ってください)
んで、その無け無しの給料は、「家賃」という名のもとに消えている。「ダブリン家がない」のコーナーで詳述した通り、うちの家は4人で借りています。が、家賃は、4人の中で一番金持ち(だった)おいらの口座から一括して大家の口座に引き落とされ、ほかの面々はおいらに現金を払うというシステムが定着しています。というわけで、おいらのふらっとメイトからいくらかの金は戻ってくるのですが、そのいくらかの金は、ケータイの支払いとか、ジムのメンバーシップとか何だかで消えていきます。で、計算した結果、来月の可処分所得(含む食費)は
… … … (チーン) £100(やくいちまんよんせんえん)
…このはした金でどうやって暮らせというねん!
そのままおいらは休みだというのに会社のHR(総務)に直行。
おいら:「こらー俺の給料どうなってるねん!」 おねえさん:「何がよ?」 おいら:「給料£300も少ないぞ!」 おねえさん:「あ、それ、コンピュータ代」 おいら:「え (^^;)」 おねえさん:「あなた社販(=社員販売)でコンピュータ買ったでしょ」
忘れていました。このクソボロコンピュータ。もらったのではなかったのです。社販特価とはいえ買ったんです。ということは、この給料明細は正しい!
すごすごと自分の机に向かうと、そこで出会ったはなぜかおいらのマネージャー。この人人並みに昼勤なので、おいらはしばらく話をしてなかった。そこでおいらは彼女とちょろっとおしゃべりすることに。まさか彼女の口からこんな爆弾発言を聞くとはつゆ知らずに…。
マネージャー:「日本チームの夜勤だけど、近々廃止するから」
はあ????????
青天の霹靂。寝耳に水。なんじゃあ、それは。
聞けば、おいらたちが奇妙な時間に勤務しているばっかりに、チーム内のコミュニケーションがうまく取れていない。だから、日本チームは朝の7時から昼の3時までの勤務にして、コミュニケーションの向上を図る…とのこと。
おいら:「あのー、それ、おいらが夜勤が始まる前から言い続けてきたことなのですが…」
実際のところ、おいらたちが夜勤をしている「価値」というのはないに等しいのだ。当初はカスタマーサービスとのやり取りなどのために「同じ時間」に働くことが必要とされていたけど、いざふたを開けてみると、日本とのやり取りのほぼすべては電子メール経由。同じ時間に働く必要性などありゃしない。
んで、おいらの「夜勤廃止論」が一年の長い期間を経てようやく上まで届いたらしいのだが、ここでほかの日本チームのメンバーから大ブーイング。
「休みはどうなる?」 「給料は?」
答え。減ります。以上。…というわけでさらに大ブーイング。個人的には給料が大幅に減るのはいたいが、いつまでもこんな馬鹿なシフトを続けられるとも思っていなかったので、ちょっと嬉しくもある。ただ、毎度のことながら、じゃあ、具体的にいつから昼勤になるかというと、これがまた不明。なんだか今まで以上に先が読めなくなりました。
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