なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年04月27日(金) |
ジムでつらつら考えたこと |
例によってジムに行ってきました。ジムの中には備え付けのテレビがあり、その中の一つがCNNのニュースをやってました。バーンと出てきたのは、どこぞで見た変人…と思いきや、そう、新しい日本の総理大臣です。それ自体は知っていたのですが、続いて出てきたものに、なんとなく予想はしていたとはいえやはり驚いた。”New Foreign Minister”というテロップ付きで出てきたのが、新潟の品のないおばさん…。どうなっちゃうんでしょうねえ、日本は。音声がなかったので、CNNが新しい組閣にどのような評価を下しているかは聞けませんでしたが…。とりあえず、景気を何とかしてください…というのが大方の願いなんでしょうね。
おいらが大学を卒業したのが、1998年の春。まあ、不況のおかげで面白いくらい就職はなかったですねえ。とかいいつつ、日本での就職活動はしたことがないのです。大学4年の時には「もう自分は絶対海外で就職をする」という無謀ともいえる思い込みがあったので、大学内の就職課にはまったく顔を出しませんでした。よくもまあ親が何も言わんかったもんだとお思いの方も多いでしょうが、親としては、「まあ1−2年海外に居りゃあ、そのうち帰ってくるべえ」という甘い読みがあったのでしょうね。何せおいらは長男。継ぐべき家業というものがあったのです。
ところがふたを開けてみると、紆余曲折があったとはいえ、いつのまにかおいらは最短距離で仕事を見つけ、仕事をしているという…。そして、カッコ良く言えば、生活が根づいてきた感もあり、もはや日本に帰るつもりはありません。反面、このアイルランドにずっと居るつもりも毛頭ありません。観光客としてくるにはいい国かもしれませんが、いざ住むとなると全く話は別です。…というのが、このホームページの主旨なのですが。
ほかのヨーロッパの国に住むことを夢見ています。一時期スウェーデンに憧れていました。いま、落ち着いて考えると、スウェーデンという国をおいらは「観光客」という目線でしか見ていません。もし「住人」となると、いろんな問題が待ち構えています。
法的な面から言うと、スウェーデンに移住というのは限りなく難しいです。反面、一度住民としての権利を得てしまえば、スウェーデンにもとから住む人間との権利の差はほとんどないようです。そして、おいらが「観光客」として見た限りで言えば、スウェーデン人は他民族を受け入れる懐の広さがあります。
んじゃあ、おまえはスウェーデンに移るのかといわれりゃあ、答えはノーです。今、動くパワーがありません。いろんな法的・金銭的な問題を乗り越えて他国に移ろうというパワーがおいらにはありません。一言で言って…トシなのかなあ…。
自分の5年後はどうなのか。まったくわかりません。アイルランドから何とか脱出していたいものです。
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