自分のことは棚に上げといて・・・
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2004年10月23日(土) 映画『2046』

 公開初日に見てきました「2046」
 いつも通りネタばれ満載です。













 5年の沈黙を破りついに完成

 撮影期間が長ければ大作なのか?
 と、少し問い詰めたくなる煽りであはるけれど、それなりに
大作なのでしょう。
 で、見てみて最初に思ったこと。

 確かに凄い作品かもしれない。
 今年公開された映画の中でも1.2を争う出来だと思う。
 あえてライバルを上げるとするならば、

 大友の『スチームボーイ』ぐらいだろうか?(爆)


褒めてるの?


褒めてるわけ無いじゃん!

・・・完成しないままの方が良かったかもしれない、なんてことを
真面目に思った。
 公開前から「2046」「2046」と意味深に連呼されていたこの数字の羅列。

 なんのことはない、単なる部屋番号

 確かに、物語の重要な核心ではあるのだろうけれど・・・。
邦題として「2046」よりは「ROOM NO.2046」とした方が新井 輝のファンには
どんな内容かうまく伝わるのではないかと思う。

 つまりはそんな話。

 主人公の男が簡易宿泊所の2046号室でいろんなおねーちゃんと
えちーをしたり、エロ小説を書いたりしながら結局は不倫していた
おねーさんの思い出を忘れることが出来ずに、最後には独りになる、
という話です。

 それはそれで、どのへんが「ROOM NO.1301」と似てるの?

 や、語呂が(爆)

 とりあえず、未来世界の部分はそんな日常の中で日本人のサラリーマン(木村拓也)を
追って日本へ行ってしまった宿泊所のオーナーの長女のために書いたお話
ということらしい。

 出だし部分だけ見ると「銀河鉄道999」風ですが、どちらかというと
マトリックスレボリューションでトリニティが死んだ世界と同じくらい変な世界。
 この世界での主人公は確かに木村拓也ですけど、出演時間の短さを考えると
公開前に宣伝で色々と語っていた木村くんの姿に哀愁を感じてしまう。

 「この映画」のために5年もかけたのか・・・・。
 最初にも書いたけど、やっぱりそう思わずにはいられない。


最後に思ったこと。

映画の世界って、巨匠が作れば「アダルトビデオ」も「エンターテイメント大作」
になるんだから、やっぱり不思議な世界だと思う。


川崎ゆう |HomePage

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