自分のことは棚に上げといて・・・
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2004年09月11日(土) |
映画『ヴィレッジ THE VILLAGE』 いつもに増してネタばれ |
そんでもって記述に関して、いつになく言葉使いが 「差別的」なので、読んで不快になる可能性が大きいのです。
●「ヴィレッジ」 すいません「シックス・センス」見てません(爆) とりあえず、ラストでどんでん返し、ということで有名な監督さんらしいのですが・・・。 見終わって、試写会の時にマスコミにラストについての緘口令を引いた 意味がよく分った「ヴィレッジ」 この作品は語ろうと思うと、絶対にネタばれナシで語れないし、 おそらくはこのネタばれ自体が映画のキモだと思うのです。
その舞台設定があらわになるだけで、この映画はある種 「一言で語れてしまう映画」になりかねない作品だと思います。
この映画の売りは、映像美でもなく、音楽でもなく、出演俳優でもなく、 その設定・世界観にあると思います。
最初「口に出してはならない存在」とか言ってたときには 「ハリーポッター」かと思いましたけど(苦笑)
まさか、自作自演とはね。
この映画の教訓は、 ・「どんな世界にも、ある程度の割合で既●外は存在してしまう」 ・「既●外はとりあえず、抹殺しとけ!」
であったり、 ・「この世の中に『えいえんの楽園』は存在しない」 ・「不幸な偶然は誰にでも訪れる可能性をはらんでいる」 という感じでしょうか?
どんな選別をしようが、どんな保存方法をとろうが 「みかんは絶対腐る」のです。
・「ただし、世界は変化より平穏を望んではいる・・・かな?」
さて「ヴィレッジ」はどんな映画なのか。私的に解釈してみました。 ○あらすじ(笑) 大富豪の父を殺人事件で亡くした歴史学者エドワード君。 PTSDで悩む彼は、同じように家族を事件等で亡くした人たちと 一緒になって「えいえんの楽園」を作ろうと遺産をつぎ込んで巨大自然公園内に 箱庭をつくってそこで「せかい」から閉鎖された生活を始めた。
そして、そこに移り住んできた第一世代と、そこで生まれた第二世代 という縮図が出来上がった20年後からこの映画は始まる。
で、閉鎖空間からの脱出をたくらむ第二世代を押さえつけるため、 村を囲む森の中には「名前をよんじゃダメな人」を配置して村を 出て行かないように抑止力としていたものの、理解力に欠けて、 逝っちゃってるノア君に理解できるはずもない。
で、そんな彼が思いを寄せていた盲目の女性アイヴィーとルシアスの 結婚が決まった。 ノアはルシアスをナイフをメッタ差し。
どうみても出血多量でショック死するという状況も、ここで死なれると 映画が終わってしまうので感染症を防ぐ薬さえ手に入れれば何とかなる という状況に。
結局は盲目のアイヴィーが、一度も入ったことのない森をひとりで抜け 薬を持ち帰っただけでなく、逃げ出して「名前を読んじゃダメな人」に コスプレして彼女を襲おうとしたノアを彼とは知らぬまま抹殺。
ルシアスは無事助かり、エドワードはノアが「名前を呼んではいけない人」 に殺されたことにして、再度「閉鎖空間」に鍵をかけなおすことに成功しました。
めでたしめでたし。
ちょっと大怪我した人がでちゃったけど、既知外一人始末して 「えいえんの楽園」を守りました。 と戦前の教科書に載りそうなお話でした。
激しく誤解を受けそうなあらすじだぞそれは!! や、自分で書いてて、結構凹んだ・・・。
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