体調悪く、午後は寝て過ごした。夕方起きたらすっきり。
マンションの公園で赤ちゃん連れの隣人達と世間話。
お友達に男児誕生。おめでとう!
宮尾登美子「仁淀川」(2006-134) 新潮文庫(2003年9月)
2000年に刊行された、自伝的小説第4段。壇ふみさんの後書きによると、「嫁入り箪笥のくだりが滑稽じゃなかったか」と宮尾さんは心配して言ったそうだが、仁淀川の流れる夫の故郷に戻ってきて、満州からの引揚にくらべたら何が苦労なものかと思っていた農村の暮らしは、ここに書かれている以上に辛かったのだと思う。ああ恐ろしい。
オーソン・スコット・カード「第七の封印」(2006-135) ハヤカワSF文庫(1993年4月)
カードにしては詰めが甘いが。モルモン教徒であるSF作家のカードという人は、やっぱり神について日々考えているんだろうなと思わせる宗教的テーマを扱っているのだが、「ネシャン・サーガ」みたいな暗喩ではないので作者自身の真摯な考えが伝わって好感が持てる。
神の名の許にあれだけの人が亡くなってきたことを思うと、神様はいてもいいけど宗教なんてなけりゃいいのにと常々思っているけれど、信仰を持つ人々がこれだけ真摯に善について考えていることは凄いと思う。(他人に押し付けなきゃね。)
そうそう。「シャドウ・オブ・ヘゲモン」も読まなくては。
|