土曜日に買ったメダカ5匹が星に。はやっ。
家人に頼まれて職場まで車で送り、帰りに「そうだ、DVD書込みドライブを買いに行こう」と電気屋さんをハシゴ。東芝のサービスに電話をして有料だったり、訪問日に家で待ってなくちゃいけなかったりする不自由を考え、こんなもので直るならいいやという値段のドライブ(一応バルクじゃなくリテール品)を買って家でDVDレコーダーを分解してドライブ交換。
一部制限があるものの、DVD−R/RWの読み込み時間が早くなって嬉しい。HDDつきのレコーダーとかは次世代DVDの勝ち負けが決まってからでいいや。
これで身内に頼まれてたビデオからDVDへのダビングなども果たせる。
網野善彦「海民と日本社会」(2006-132) 新人物往来社(1998年9月)
講演記録や雑誌に寄稿した文などを集めた本。同じような内容が繰り返し語られているが、その中に色々と知らなかったことがちりばめられているので面白く読んだ。
明治以降の陸路中心の交通では日本海側は交通が不便な土地だと思われるが、近世以前は日本海側の港がある地域は交通の要所として大変栄えていたという指摘で、改めて言われないとついうっかりする思い込みを反省。馬や牛をつかった輸送もある程度道が整備されていなければ難しく、水路でなければ大量輸送はできなかったのだということをつい失念する。イザベラ・バードの「日本奥地紀行」で新潟の町が栄えていたことなど読んでいたのに。
しかし中国の歴史小説を読んでいても、農耕についての記述は多いけど他の食料についての記述はあまりなかったように思う。(鶏を生で食べたとか、もてなしに肉がないので狼と偽って奥さんを…というのはあったけど。)やはり穀類は栄養を取るにも、持ち運びにも、保存にも効率がいい食糧だということだからか、律令制の基だからか。
網野善彦「中世的世界とは何だろうか」(2006-133) 朝日選書(1996年6月)
この本でも海民について書かれている。海民を統べるには船山を押さえて(船を作る材木を押さえて)おいたのではないかというのは面白い。確かに、船を作る技術と材料はどこでも手に入るものではないものね。 それから後醍醐と楠木正成の話は、日本人だけどよく知らないのがお恥ずかしい。もしかして戦後教育では意図的に省かれているのかもしれないけど。
あと職能民と差別、庭と税の話なども興味深かった。子どもの頃、日本の昔話の挿絵が怖かったけど、ああいうものに子どもの頃からもっと親しんでおくと良いかもしれない。
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