久しぶりにお昼に一人でのんびりしたくて、コーヒー屋さんで一人ランチ。着物熱が出ている時はメモノートで妄想ワードローブ計画を練りまくっていたが、静かに読書。しかし読んでいたダイアナ・ウィン・ジョーンズの「わたしが幽霊だった時」がちーっとも面白くなくて盛り上がらず。いつか面白くなると信じて読み続けたが、昼休みの間には面白くはならず。
帰宅後、藤沢周平「隠し剣孤影抄」を読み始め。何といわれようとちゃんちゃんばらばらのお話は面白いんです。直前に読んだ獄医立花登シリーズより更にライトに時間のある時に読める連作短編集だった。主役も毎回違う一話完結だから後をひかないし。こういうの読むとまたケロに剣道でも習わせて…いや、自分のやりたいことをケロに押し付けるのではなく自分が剣道を習いにいくべきか、なんてくだらないことを考えたりするのだ。
そしてエンピツコメントでSちゃんが「女性の人物造形がいまいち」と指摘していたとおり、女というより男の夢見る女の幻想みたいな女性が多かったのは、作者にとっても読者にとってもそういう読み物として書かれたせいなのかどうか考えたりもした。暗くて深い川が流れているのよ。
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