朝ケロが、昨日貰ったパズルをみつけて「これやりたーい」。自分で開けさせるとみるみるうちにばらんばらん…。そして「できなーい、お母さん作ってー」とまあ仕方ないけど恐れていた事態が。
小さい写真を見ながら何とか作ったけど、二度とやりたくない。しかもチョッパーバイクの形のパズルはあまりインテリア的には。ケロは箱に入っていたカタログをみながら「(ケ)ちゃんはうちゃちゃん(兎)がいいなー」と素直な感想を述べていた。普通に考えてそうだよね。 確かにケロはパズルが好きだし、私はケロが赤ちゃんの時におもちゃは木がいいと言った、言ったけれど、もっと普通に子ども向けの型はめパズルとか色々あるでしょ。バイクの形なのは家人が喜ぶと思ってのことかとも思うが、ケロ向けのプレゼントなら子どもが喜ぶデザインにすれば宜しいのに、ターゲットを絞りきれずこれか。
毎回ケロがとても作れないような木のパズルを買ってくるより、ヨーロッパのあちこちで見かける、溜息がでるほど美しい文房具を買ってきてきてくれんかな。いや頂く身でこんなこと言うのははしたないけど(といいつつ結構文句言ってる)。
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更にレゴでも「お母さん作って」だの「ぴっぴちゃん作って」だの言われたが、こちらは自分で買った責任もあり、お父さん、お母さん、ケロ、Q(猫)、ぴっぴちゃん(ミッフィー)まできっちり作ってあげた。
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読んだ本。
T・ハリス「ハンニバル(上・下)」(2006-085〜6)
出た頃に立ち読みで読んではいたが、ふとちゃんと読み返そうかと思い。(ああ、この間何かで作中の設定の元になったかもしれない犯罪記録を読んだからだ。)おかげで予想通り嫌な気持ちになった。
「羊たちの沈黙」は確かに面白かったが、「レッド・ドラゴン」もどうかと思う箇所があったし、この本もどうかと思う。T・ハリスってそんなに凄い作家ではないような気がするよ。作家は何をしても自由だけど、キャラクターが可哀想だ。
宮尾登美子「櫂(上・下)」(2006-087〜8)
うって変わって。こちらは面白かった。着物本で宮尾登美子さんの母をモデルにした小説だと先に知ってはいたが、大正から昭和にかけての高知を舞台に、当時の風俗などがやたら細かく描かれていて興味深い。あと3世代前の日本はまだこんなに貧しかったのだなとか。 彼女の本は「蔵」しか読んだことがなかったけど、先へ読ませる筆力がすごい。他のも読んでみよう。
藤沢周平「春秋の檻 獄医立花登手控え1」(2006-089)
読んでみたいと思っていた藤沢周平。長い話好きの私としては連作から手をつけてみた。剣客ではなく柔術なのでちゃんちゃんばらばらしないところにやや物足りなさはあるものの多分シリーズ全部読むことでしょう。
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