新人Tさんの話。社長に押し切られて名刺を作ることになったが、もう今日辞めるか明日辞めるかという感じで新人じゃないTさんに話をしていたのを知っていた私達は「辞めるなら早く言い出せばいいのに」と生暖かく見守っていた。
昼に後を振り返りながら歩く新人Tさんにランチに誘われたので、こちらから「大丈夫?前の仕事も辞めてないんでしょ。そういうのはっきり言うの苦手そうだから、身動き取れなくなっちゃうんじゃないかと心配で」(Tさんが心配な訳ではないが)と言うと「そおーなんですよー、離婚しますって嘘つくしかないかな」とまた妙な方向に話が。 前の仕事も辞めますって電話をしてはっきり話さなくちゃいけないのが嫌で電話してない、今度も社長に仕事する自信がないと言ったのに取り合ってもらえないからもう嘘ついて辞めるしかないかな、という話の流れらしい。
私も若い頃にはこういう心ない言葉を吐いて周囲を嫌な気持ちにさせていたかもしれないと、彼女の想像力のなさと自己中心的な考えに驚き呆れたが、話だけ聞いてると二十歳くらいのお嬢さんかと思うでしょ?お子さんは中学3年生よ。ちなみに新人じゃないTさん(先日「まだ若いんだから早く辞めたほうがいい」と新人Tさんに退職を勧められた)は離婚してお子さんと自分の生活を支えるために頑張っているのよ。そんな職場でこんな心ない事を言えるか?
こんな人に振り回される自分達がつくづく気の毒で。「自信がないって話なら、やってみないと分からないからやってみればと言うけど、やりたくないって話ならちゃんと社長に話したほうがいいよ」と言うしかなかったが、まあ不愉快なランチだった。
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と言いつつ、こんな出来事に気持ちを動かしてしまう自分がまだまだだと反省。わざわざこんなところに書いて読んだ人まで不愉快にすることないのにね。でも日記だから書いちゃえ、えい。
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