いいことあった
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2005年06月29日(水)

結局昨日は、夕方の買物の時に薬局で市販のビオフェルミン細粒を買ってきた。最初蜂蜜で練ってスプーンで口に運んだが、ぱくっと食べてから不味い顔をしてべーっと舌で押し出された。次にEお母さんに混ぜて飲ませたら喜んで飲んだけど、乳製品を摂ったせいかその後でまた下した。昨日は結局朝・昼・Eお母さんを飲んだ後と、母乳以外のものを口にすると下っていたので、極力食事を減らすことにした。

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今日も朝下したので保育園&仕事は休み。職場に電話したら社長が出て「治ったらまた一緒に頑張りましょう。期待してますから。」と言われた。「このままフェイドアウトするんじゃないぞ」と釘を差されたのかしら。いや「休んでも大丈夫だよ」と親切で言ってくれたのだろう。穿った見方をしちゃいけないな。
ケロは甘えたになって家の中でも抱っこ抱っこで私が大変。そしてQもここ1ヶ月近く昼間は平穏に暮らしていたので「うるさくて眠れない」と抗議の声を上げている。すまんね。

食事はシリアル少々とかつおでんぶごはん少々だけ。ビオフェルミンはWHO-ORS(WHOの推奨する経口脱水症治療薬)に混ぜたが、一口で不味い顔をして「下げて」とカップを手の甲で押されてしまった。WHO-ORS、確かに甘くてしょっぱくて美味いもんではないんだけど…。残りは昼間額に汗して労働してる家人が「水分摂りすぎてむくむ」と言っていたので勧めてみよう。(湯冷まし1L+塩3.5g+砂糖40gで作ったので大量に余っている。)

夜また下したので明日も駄目そうだ。定例会は今日キャンセルしておいた。

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見田宗介「宮沢賢治 存在の祭りの中へ(2005-101)
岩波書店同時代ライブラリー(1991年8月)

理想の為に生きることの重苦しさとか、恩愛の両義性とか、自己犠牲による解放とか、そのようなことを論じつつも、宮沢賢治が見てきた世界の向こう側については手放し。彼の「目」が見たものについて研究はできても、いつどこで「目」を得たのかは理屈では説明できないものな。
宮沢賢治は自分を何かに捧げたいとずっと思っていたと思うんだけれど、捧げられるほうが他人なんて重いものを捧げられても支えきれないってことは、自分自身で一番よく知っていただろうに、なんてことも思った。

あと重箱の隅から私のジェンダースイッチを押した一文。

「焼身自殺という方法は、強姦された純粋な少女がこれを行うように、自己の身体の全的な消去の衝動の直截な表現である。」(p.134)
何時何分地球が何回回った時「強姦された純粋な少女」が焼身自殺したんだよ。純粋な少女って何だよ。焼身自殺を選ぶ人のメンタリティについてよくは知らないけど、何かを訴えるために人目を惹く方法であったり、確実に死ぬための手段だったりはするとおもうけれど、そこに「強姦された純粋な少女」なんて修飾をされて一気に不愉快に。筆が滑ったんでしょうけどね、あんまりそういうこと書くもんじゃないよ。


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