いいことあった
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2005年03月23日(水) 太陽系外の惑星を直接観測 世界初、赤外線望遠鏡で

女性天皇を容認 衆院憲法調査会
桜開花、早い地域週末にも 東北3−1日遅く修正 (共同通信)
我こそマチュピチュの権利継承者 ペルーの家族が主張(ロイター)
イレッサ 患者の延命効果確認されず 製造会社が臨床試験 (毎日新聞社)

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朝、2週間前に電話をした「こどものとも」を訪問してみた。届いたら電話してくれると言っていたけど実は忘れてるんじゃないかと思い。そしたら「ごめんなさい、まだ来てないんですよー。」とのことだった。でもとても親切そうな電話の印象の通りの方だったよ>担当者。

帰りに(家人に3月はやめてくださいと言われているにもかかわらず)ケロを児童館へ。だって雨続きなんだもん。ケロはまたちょこちょこ遊んでいたが、雨のせいか年上の男の子が多くて「だって壊れちゃうよー」「だめー」等あちこちで邪魔にされていた。うーんごめんね日本語通じなくて。
ケロもだいぶイヤイヤが多くなってきたが、廊下に寝転がって「やだやだやだー」と絶叫を続ける少年を見て「ケロなんてまだ可愛い方だ」。
帰宅後、ケロお約束のように鼻ぐずぐず。あーあ。

あーあ。といえば、ケロはよく「あーあ。**ちゃったー。」と言う。(水や食べ物をこぼしたとき、物を床に落としたときなど。わざとやった時も含める。)どうやら私が言っていたらしい。**の部分はよく聞き取れないのだが、この間は「こぼれちゃったー」と言っていたようだ。

かわいい手紙を頂戴した。

エドワード・W・サイード「オリエンタリズム(上・下)(2005-037〜8)
平凡社ライブラリー(1993年)

2月から借りては返却してまた借りてようやく読了。ふぅー清々しいぞ。あちこちの本で「読んでて当然」扱いでさらっと触れられるエポックメイキングだったらしい本だったので、読み終えてやっと皆の後姿が見えた程度だけど、銀色のはるかな道を少し進んだよ。元は1978年に発表されて一大台風となったらしい。あの本もあの本も、この本の上に積まれたものなのね。

自分の中にもあるオリエンタリズムを掘り出された。だって仕方ないよ、ヨーロッパの古典を読んで育ったんだもん。子どもの頃読んだ本にはマホメット教って書いてあったさ。日本文学だってオリエンタルをとりあげた作品を書く人たちはたいていそうなんだもん。
しかし無知は罪だ。

日本人でオリエント=イスラム圏という人は少ないかもしれないが、ヨーロッパにとっては近東がオリエントなのだな、というところでイスラム圏に対象を絞って話が続いていく。冷戦終結後のハリウッド映画を見て「悪役を無理やり作ってるな」と思ったのは実は無理やりではなく自然に行われていたようだとか、日本にいるとよく分からない事情も含めて、今読むと911が起こった感覚の理解が少し進む。そういえばあの頃サイードの名前をよく聞いたわね。(ああ遅れてきた読者の悲しさよ。)

そして、「どうやらコーランも読んだほうがいいらしい」と芋づる式読書は続くよどこまでも。(本当は仏教も一度原典に当たったほうがいい気がするが経典多すぎ。)


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