いいことあった
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昨夜は布団をはねて寝たり。寒い時にアルコールを摂取すると体が温まるのは本当。アルコールは燃えやすいんだなぁ、体内でも。

が、朝になってもアルコールが抜けきらず、酒気帯び運転になりそうで家から出られない。(美味い酒をゆっくり飲んだので、二日酔いはしてないけど。)昨日携帯で撮った写真をupしたり日記を書いたりした。(ちゃんとしたデジカメも持参したのにクロークに預けてしまったダメっぷり。)

そして袋の中からざくざく出てくる引出物に笑った。いいのかな、書いちゃって。でも面白いから書いちゃおう。

・寮美千子さんの詩の本「星の魚」
・星野道夫さんの2003年カレンダー
・Cafe YES-HOUSEさんのアメージングティー「碧玉之宙」「黄玉之月」詰合せ
・金沢の諸江屋さん落雁「花うさぎ」(箱がとっても可愛い!)
・宙吹きガラス工房 虹(稲嶺盛吉さん)の琉球ガラス小鉢揃

好きなもの全部入れたみたいな袋。楽しかったでしょう、準備が(^^)
頂いたこちらも楽しかった。ありがとう。

そして、(昨日の飲み相手)S犬さんの日記で出会った美しく含蓄のある詩に深く頷く。
ああ、昨日は楽しかったな。

さぁ。仕事しよう。

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昨日S犬さんの最近の書評に敬意を示して飲んだ、ラフロイグ LAPHROAIG について書いた村上春樹の文章(「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」)を読んだ。その味の比喩にヘミングェイが出てきた。何だか嬉しかった。(私がヘミングウェイ通り4987番地にいるのは訳あってのことなのだ。)
ウィスキーといえば「ウィスキーキャット」という本があったよなー、とネット検索していたら昔読んだ「西瓜糖の日々」という本はリチャード・ブローティガン作だったことを知った。西瓜の果汁からできる西瓜糖。食べてみたい。
(こうして私の日々は本と猫と食べ物に辿りつくのだった。)

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鈴木明「追跡 一枚の幕末写真」(2002-155)
集英社

箱館戦争時に撮影された1枚の写真に写った人々の消息を「追跡」した本。蝦夷共和国の人々がフランスに心を奪われていたらしい様子が切ない。またフランス人で日本に心を奪われたらしい人達の様子も。
他の100冊本・・・例えば佐々木譲「武揚伝」、綱淵謙錠「乱」、星新一「明治の人物誌」あたりと併せて読むのが楽しい。

100冊本ではないけれど阿部三恵「エドウィン・ダンの妻ツルとその時代」にも通じるものがある。それはほんの100年前に実在した人物の消息を辿るのに非常に苦労する様子。家系というのは意外に途切れてしまうものなのだ。(間に何度も戦争が挟まるので資料が散逸しているせいもある。)

そして振りかえる。ネット上の電子データはどれ位保存されることになるんだろう、今後。
SFみたいに、その人の全情報のアーカイブなんかもできるんだろうか。
そのアーカイブには自分が忘れてしまったデータも残るんだろうか、それとも自分の生前最後の記憶位が残るんだろうか。
たとえば、私が何かで脳へのアクセスが上手くできなくなる病気などになったとして、その時にも私のアーカイブが元気に色々なことを思い出していたとしたら、切なくない?だってアーカイブは思い出すことはできても新しいデータのインプットはできないんだよ。

やっぱり死んだら灰になっておしまいがいい。

思わぬ方向に話が飛んでしまったが、そのようなことを考えさせるという意味でも面白い本だった。



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