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＊　＊　＊

朝。
熟々（じゅくじゅく）に熟した柿を横半分に切り、スプーンですくって食べる。晩秋の楽しみとしてはかなりポイント高いと思うんだけど、どうかな。

昼。
冷凍のネギトロ、流水で解凍するのを端折って流れない水に漬けておいたら解凍してなかった。炊きあがったご飯の上に載せてちょっと解凍しようとおもったら段取りが悪くて、次に見たらツナになってた。
ということで蒸マグロ丼を食べた。しくしくしく。

そして夜。
お友達の披露宴へ出席。外では吹雪のように銀杏の葉が舞い汽笛が響くホテルの、桃山調様式の会場にて開かれた宴はとても楽しかった。どうぞお幸せに。二人への贈物の歌やリーディングも素敵だった。
モンゴル式乾杯の時、既に目の前のグラスは殆ど空だった。かろうじてビールが残っていてよかったー(^^;
＃モンゴル式乾杯とは、左手のグラスのお酒を右手薬指につけて、まず天へ、そして大地へ、祖先（自分の眉間）へ１滴づつ捧げてから、杯を乾すのだ。

ちょっとお茶を飲んで帰ろうと、（新郎を介して知り合った）Ｓ犬さんとうっかりホテルのメインバーへ行った。（私が「ここのバーはいいらしいです」と言ったせいだけど。）メニューのお酒の名前の羅列を読み上げてうっとりする二人・・・。

美味いお酒って素晴らしい。気付くとつまみも無しに飲んで喋ってびっくりする位時間が経っていた。
電車の駅までご一緒して別れ、駅のホームから今日の主役に電話。泊まりのお友達と一緒に歓談中らしく「来い」と言われた。が「もう電車きちゃった、乗っちゃった」と言って電話を切った。

・・・そして気付くと電車はさっきのホテルの最寄駅に着いた。

うっわーっ。

間違えた。電話しながら来た電車（逆方向）に乗ったのが敗因らしい。

すごすごと「＊＊駅に着いてしまいました」とまた電話。ホテルまでタクシーに乗って行く途中でドライバーさんに事情を説明していたら、私の家まで「１万円で送ってあげましょうか？」と仰る。

まじ？

ホテルの横でドライバーさんに待っていてもらい、エレベーターで歓談中の部屋へ。不義理と次々変わる事情を詫びる挨拶だけして、またも車上に。
この親切（？）なドライバーさんは車が大好きだということで外車を何台も乗り継いでいらして、私も嫌いじゃないので（笑）色々話をしていたら盛りあがって、「女性の方でこんなに詳しい方もいらっしゃるんですね」と喜ばれた。うーん、普通の女性はポルシェのギアボックスをバラした話とか聞いても面白くないかもしれないね。ドライサンプの話とかも。私は面白かったけど。

そして帰宅。「お陰で楽しい話ができました」と、タクシー料金と高速代を払う約束になっていたのに、さらにサービスしてくれた。いえいえ、お礼をいわなくちゃいけないのは私の方です。

ということで1時半帰宅。ふぅ。