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2002年07月09日(火) 旅行6日目

* 旅行6日目サマリー *

シャルトル。パリ。

シャルトルのノートルダム大聖堂
シャルトルにて猫狩り
凱旋門
シャンゼリゼ通り

パリ泊。


写真)シャルトルにおける猫狩りの成果。
   最後の写真は分かりにくいけど猫柄のレースカーテン。

写真)シャルトルにおける花狩りの成果。(リラとラベンダー)

写真)シャルトルにおけるドーシーボー狩りの成果。
   (Citroen 2CV = dφ se ve )

朝食1:Monoprix で買ったミニチョコデニッシュ
朝食2:タルティーヌとティユール@カフェ
昼食:ムニュ@クレープリー
   ボウル1杯のシードル、フロマージュのガレット、スクレのクレープ
間食:栗ペーストのクレープ買い食い(名前忘れた)
間飲:シトロン・プレッセ(本物)@カフェ
間食:オムレット・フロマージュとコーヒー@カフェ
夕食:ケバブとフリット、持ちかえりでホテルにて


写真)シトロン・プレッセの正体。Citron presse レモン絞り。
   私はレモン丸ごと蜜柑のように剥いて食べられる女なのでこのままでOK。
   お好みで砂糖と水を加えてどうぞ。

* 旅日記 *

また朝4時起床。目が真っ赤。目薬を注してまた横になる。今日は主な美術館がお休みの日。シャルトルへ行って、それから凱旋門を見よう。

起きると今日に限って雨。美術館巡りの日は快晴だったのに(苦笑)
地下鉄でモンパルナスベルビューから、動く歩道でSNCF(フランス国鉄)のモンパルナス駅へ。まずはカルネをもう1組(10枚)購入。また自販機にチャレンジしたら、今度は大丈夫、私のカードで買えた。調子に乗ってシャルトルの往復切符も買おうと別の国鉄用の自販機にチャレンジしたが買えない。最初に駄目だったのもGare du Nord駅だったし、ひょっとしてSNCFの機械だと日本のVISAカードが使えないのかな?

あきらめてチケットオフィスへ。窓口嬢は英語が話せたが「シャルトル」の地名が上手く発音できなくてとんでもない駅行きの切符を買うのが心配だったので、昨日「地球の歩き方」の旅の会話集を見てメモした「シャルトルの往復切符を下さい」という紙に 2 classe と書き添えて出した。(さっきの自販機でも等級を指定しないといけなかったのだ。)さらに「24歳以下?」と聞かれたので違うと言う。年齢割引もあったね、そう言えば。
無事切符が買えた。支払はカード。何番線から何時発か聞いたら、5分後に23番線といわれてあわててホームへ。

2等車に乗り、個室はパスして2人掛けの席の窓側に座った。隣に若いお兄ちゃんが座った。何故わざわざ私の横に座るー(怒)
15分遅れて出発。天気は相変らず悪い。モンパルナスの周りは歴史的建造物などがなくて普通のビルが並ぶ町。
と、窓の外を見ながらふと窓枠の上を見上げると、何か紙が入ってる。
・・・ここ予約席だったのね(^^;

席を立ち、別の車両へ移り、予約の入っていない席に座った。こんどは隣もいなくて快適だわー。
30分も走ると一面の畑。さすが農業国。

誰にも聞かずに乗り、フランス語のアナウンスも分からなくて、そろそろ不安になる頃に窓の外に特徴のある塔が2つ見えた。シャルトルのノートルダム大聖堂だ。

電車を降りてまずはカフェを捜す。今日はTilleul茶を飲むと決めていたのだ。プルースト「失われた時を求めて」の冒頭に出てくるお茶は、紅茶じゃなくてティユールだとどこかで読んだ。西洋菩提樹の葉。
良さげなカフェを見つけて入り、ティユールとタルティーヌを頼んだ。タルティーヌは最初「ジョセフィーヌ」みたいなイントネーションで頼んだら通じなくて、身振りで「こう、フランスパンの長いのに・・・」とやると「オゥ、ルティーヌ」とタにアクセントを置いて言われた。なるほど。
で、バターを塗った奴をティユールと一緒に運んでくれた。フランス風の朝ご飯。そして風邪っぴきの私にはハーブティーが嬉しい。
ティユールは、お土産にも買って帰ろう。

気付くともう12時。早く出たつもりだったのだけど。カフェを出て目の前の大聖堂へ入った。

シャルトル・ブルーといわれる最古のステンドグラスがある大聖堂。生憎の天気のせいか中は暗いが、それでもステンドグラスから光が入ってくる。古いものが黒ずんでいるのは、かつて火事があったせいらしい。ここでも写真を撮ったが、写るもんじゃない。献金して蝋燭をもらい、また献火。
ここのマリアは黒いマリアだった。色々想像してしまう。

外に出て、街中を散策。何というか、イギリスの田舎に比べて美しくないし、商売っ気も感じられない。フランス人はイギリス人より新しいものが好きなのか。共和国だしねぇ。
しかーし!
ここにきてようやく猫と逢えた。猫おじさんの給餌時間にちょうど通りすがったの。ラッキー。野良はやっぱり外国猫の柄。
フランスでは猫は室内飼いがデフォルトらしい。映画「猫が行方不明」でヴァカンスにいく為に猫を預ける先を捜す女の子が出てきた。(実はヴァカンスの時期に野良猫が増えると何かで読んだことがある。)野良猫に逢えないのは少し寂しいけど、猫がお家で幸せにしているなら、その方がいいよね。

昼ご飯を食べようとアテを捜す。ブラッセリーとクレープリーが多い。・・・モンパルナスのクレープリーが出稼ぎに来た人達が駅の周りに作ったからというのなら、モンパルナスから出る電車で来たこの町も本場なわけだ。
一軒のクレープリーで定食にシードルが付いていたので、そこに入った。
シードルは自家製なのか、陶器の水差しで持ってきてボウルに注いでくれた。
(^^)林檎の味がする。
「りんごジュース」の味じゃなくて、齧ったときの林檎の味。酵母で自然醗酵している。美味い。
最初はガレット(そば粉のクレープ)。ブリュとエメンタールチーズ。美味。
次はクレープ。一番シンプルなサクレ(砂糖がけ)。おフランスの味だわー。

満足して駅へ向かう途中でMonorixも発見。ティユールを購入。プライベートブランドと、少し高いELEPHANTというブランドがあって、象のロゴに負けてELEPHANTの方を買った。
帰りはどうやら普通列車に乗ったらしく、あちこち停車しながらパリへ戻る。このゆったりしたペースが・・・何とも・・・ZZZ。思わず寝てしまったよ。シードル飲んだせいかしら。

パリ、モンパルナスでマロンクリームのクレープを買い食い。メトロに乗って凱旋門へ。

観光客がみんな口を開けて凱旋門を見上げている。私もその一人。
地下道を通って凱旋門の下へ。何があるのか、胸にものすごい勲章をつけた制服でベレー帽の人達が集まっていた。あ、ひょっとして7月14日の打ち合せ?

そこからシャンゼリゼ通りへ。これが歌にも名高いシャンゼリゼ・・・表参道に似ているような。問題は通りの真中をぶんぶん車が走っていて、シャンゼリゼ通りっちゅうものが見えない(笑)こと。

通りすがりのカフェで休憩。シトロン・プレッセを注文。今度こそ本物が来た。嬉しい。美味しい。日本のカフェのメニューにも載ればいいのになー。街角のフルーツジュースバーでもいいから。

バトームッシュでも乗ろうかと、セーヌ川に向かう途中で激しいにわか雨が降ってきた。公園の木の下で雨宿り。すみれの写真など撮る。
そうか、今日の天気を昨日の羽アリ(ぶるぶるっ)達は知っていたのだね。

雨はすぐ止んだけど、バトームッシュ乗場へ付いて屋根のない船を見て考えてしまった。今の雨で座席が濡れてるのでは?また大雨降ってきたら傘差すの?
考えている間にわらわらと団体さんが現れたので、踵をかえして乗場を後にした。

セーヌ川を渡り、左岸のカフェでオムレツを食べた。オムレツの上のパセリはモノプリで売ってる奴と同じだろう(笑)。あれを買って帰って、家でカフェのオムレツを作ろう。(この後モノプリの前を通らなくてパセリは買えなかった。)

気のせいかもしれないけど、今日はカフェでの扱いがいまいち。やはりジーンズでは駄目だということか?昨日と一昨日は何だか扱いが良かったもんなぁ。

その後、ネットカフェを捜しつつ歩くも見つからなくて地下鉄へ。Gare du Nord駅前のケバブ屋さんでピタパンのケバブサンドとフリットのセットを注文。ものすごいボリューム。それを持ってホテルへ帰る。
下品な味ー。美味しいー。雑巾舌と言われても、たまに食べたくなるのだ。

睡眠。


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