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2002年07月06日(土) 旅行3日目

* 旅行3日目サマリー *

ロンドンからパリ。

ナショナルギャラリー
ユーロスター(パリへ)
エッフェル塔

写真)真下から(左)第三展望台から見下ろす凱旋門(中)見上げるとこんな(右)

Gare du Nord 駅近くの安ホテル La Bieille France 泊。(飛び込み。)


写真)ホテルの部屋 シングルで55ユーロ+0.76ユーロの宿泊税。
ここはバスタブじゃなくてシャワーだけ。エアコン無(ヒーター有)。
いわゆる屋根裏部屋。でもエッフェル塔が見えるよ。
フレンチポップなカラーリングのドアなのだ。

朝食:フル・イングリッシュ・ブレックファースト(昨日と全く同じ)
昼食:Upper Crust の卵とトマトのバゲットサンド(ユーロスターの中にて)
間食:Twix のチョコバー
夕食:クレープ買い食い(ジャンボン&フロマージュ)

* 旅日記 *

・・・で、また現地時間3時に目が覚めた。パリのガイドブックを読んで日程計画を立てる。何とか回れそう。予備日を1日作ってできればシャルトルへシャルトル・ブルーのステンドグラスを見に行きたい。
よし、今日パリへ行こう。
早速荷造り。(さすがにカタログ2冊は腰にくる。)何だかイギリスで選りすぐって重いものばかり買ったような。文鎮、ブロンズ、紅茶(ったって250gパック3つも買うとねぇ。)、カタログ2冊。
シャワーを浴びて朝食の時間を待つ。

朝食は昨日と全く同じメニュー。No Beansで給仕のお姉さんに頼んだのに。あきらめて残した。(食べられない訳じゃないけど抗議の意味で食べないのだ。)
田舎のB&Bの朝食と比べるのは間違ってるけど、これなら朝食無にしてくれたら良かったのに・・・。(っていう程不味かった訳じゃないです。期待が大きくてがっかりしただけ。)

チェックアウトして9時過ぎにウォータルー駅へ。まずは岩のように重い荷物をレフトラゲージに預け、身軽になって1階下にあるウォータルー・インターナショナル駅へ。昨日貰っていったユーロスター時刻表の11時48分発の列車から3本に○をつけ「この中のどれかに乗りたい」と言った。「1本前の10時53分発もある」と言われたが、それだと、もうロンドンの自由時間がなくなっちゃう・・・でも本当に当日でも大丈夫なのね。希望の11時48分発、2等の片道切符を105ポンドで購入。
追記)今見たらhttp://eurostar.com/で買うより安いような・・・?週末割引か何かかな?

「一緒にパリのトラベルカードはどう?」と勧められ、「カルネ(回数券)が欲しい。」といったら「トラベルカードしかない。」「じゃあ、カルト・ミュゼは?」というと「ミュージアムカードのこと?」と聞き返された。英語で何て言うかまでは調べてないです(笑)5日間のカードが欲しかったんだけど、捜しに行った窓口嬢が「3日間のしかなかった」と言うので、手間をかけてもらったし3日間の「ミュージアムカード」(笑)を購入。19ポンド。ユーロスターの切符と一緒にカードで払った。

30分前にゲートが閉まるので(イギリスの列車は駆け込み防止のため、ホームへのゲートが本当にガシャンと閉まる)それまでにチェックインを済ませるように言われて窓口を離れたのが9時20分。11時18分のチェックインまでにグリニッジパーク往復はちょっと(かなり)厳しい。ううっ(涙)また来るからね、絶対。

ということで(切替えが早い)近場のナショナルギャラリーへ。ロンドンアイの横に出来ていたハンガーフォードブリッジという歩行者専用の橋を渡って北岸へ。
トラファルガー広場、おぉ、懐かしい。そしてナショナル・ギャラリーへ。
かつてのステイ先へ帰る列車がチャリングクロス駅から出ていたので、よく時間つぶしにナショナル・ギャラリーを覗いていたのだ。
今日は時間がないので、ポイントを絞って、見たい絵だけ。ちょっとだけ。

ボッティチェリとフェルメールを2作づつ。16世紀頃のオランダの花の絵。ゴッホのひまわり。
そろそろ戻らなくては。地下鉄のチャリングクロス駅が改装か何かで閉鎖中だったため、途中ちょっと走った(^^;
預けた荷物を請け出して(5ポンド)締切2分前にチェックイン・・・セーフ(^^;
今回はうまくいったけど、もっと余裕みて行動しよーねー>自分。

セキュリティチェックが厳しくて人が溜まっていた。時間がないからか横のゲートをあけてノーチェックでどんどん通してくれる。あらら。嬉しいけど。
1等車へ上がるゲートの前はゆったりとしたテーブルの待合コーナー。対して2等車へ上がるゲートの前は病院の待合室みたいだった。
動く歩道で1階上のホームへ。乗り込んで、時間がくるとしずしずと発車・・・うわぁ、後向きの席だった。(ヨーロッパの鉄道は、個室じゃなくても車両の真中から座席が後向き。進行方向に合わせて座席の向きを変えるなどという手間はかけない。)

30分も走った頃、ようやく外に白い点々・・・羊の放牧だ。今回はロンドンばっかりだったから、羊見るの初めてだなぁ。イギリスは圧倒的に田舎の方が食べ物(≠食事)は美味いし景色もいいけど、ミュージアム巡りと両立しないのよねー。今回は時間と天気の都合で一度も公園のベンチで呆けたりもしなかったなぁ。不覚。

乗る前に買ったサンドウィッチでお昼は済んだんだけど、どうも皆が持って帰ってくる紙袋が気になる。折角ユーロスターに乗ったんだし探検しよう。
と、軽食の売店へ行ってみた。お弁当セット(サンドウィッチかマフィンなどと飲み物)などとスナックを売っている。余ったポンドでショートブレッド、Twix(チョコバー)、ペリエを買った。
気付くと列車はトンネルへ入っていた。新幹線のトンネルと基本的には変わらない。ちょっと長いだけ。

席へ戻って暫くすると、トンネルを出た列車はCalais駅へ。「カレーの市民」のカレーだね。フランスだ。何となく先ほどより明るい光の中にいるような(笑)

パリのGare du Nord(北駅)へ到着。検札もパスポートチェックも何もなかった。検札はともかく、パスポートが要らないってのはEUだからか。以前はEC内では出入国のスタンプは省略していたけど、パスポートチェックはあったよな。

観光案内所の行列を見て、まだ4時だし、自分でホテルを捜してみることにした。しかし現金ゼロじゃどうかと思うので、また両替所でキャッシュアドバンストができるか聞いてみたら、ここではやっていなかった。すると、窓口の後ろにいた男性が「この下でできる」ととても大きな身振りでパントマイムのように教えてくれた。
指示どおりエスカレータで1階降りるとぽつんぽつんと独立して立っているキャッシュディスペンサーが何台かあったので、そこで100ユーロ引出してみた。
ついでにカルネを買おうと自販機にチャレンジしてみたが、VISAはヨーロッパ発行のカードじゃないと使えないらしい。試行錯誤していたら知らないお兄ちゃんがやってきて「どこへ行きたいの?」「カルネが欲しい」「それならこうやってこうやってこうやってこうだよ、OK?じゃーねー。」とさくさくとボタンを押してくれていなくなった。そこまでは私も辿りついてて、支払で困っているのだと説明する暇はなかった。

でもフランス人というと意地悪(偏見!)という気がしてたけど、いい人達ね。

カルネはあきらめて窓口で買って(窓口では手持ちのVISAカードで支払できた)、ホテルを捜しに駅の外へ。いきなり駅の向かい側にホテルが何軒か立っているが、少しは離れたところも見てみようと1ブロック歩いてみた。玄関に料金の出ているホテルの2軒目が1軒目より安かったので、部屋があるか聞いてみた。
部屋を見せてもらうと屋根裏。エレベーターは5階までで、屋根裏の6階へは階段を少し上る。地下室から屋根裏とは(苦笑)

とりあえず今日の宿には安かったし合格ということで「まずは一晩泊まってみて、延長するかも」ということでキーをもらった。朝食はロンドンの傷が癒えないので(笑)断って、自宅へ電話しに駅へ戻った。
スクラッチ式のテレカを買い(これはベルギーと同じ)音声指示は何を言ってるか全く分からないけど雰囲気で適当に番号など入力し・・・かかった。
「パリへ来た。宿もとれた。」と報告。「フランス語が聞こえる。」と言われた。

折角まだ明るい(ヨーロッパの夏は昼間が本当に長い。特に夏至からまだ2週間だし。)のでエッフェル塔へ登りに行くことにした。地下鉄に乗るので「財布を持たず外出」。これはポケットに素のままお金をいれていく(友達に言わせると「(ぴ)ちゃん男らしい」)方法で、強盗にあったら駄目だけどスリは防げる。手にはデジカメの袋だけ持って、その中にパリの地図も入れた。

地下鉄の乗り方がどうもよく分からない。ああ、やっぱり日本はイギリスの鉄道を見本にしていたのねー。イギリスでは困らないわねー(涙)
#あとで分かったのだけど、地下鉄よりちょっと難しいRERという路線だった。
とりあえず終点の駅名など形で覚え(私はフランス語が全くできない)何とかエッフェル塔の最寄駅へ辿りついた。

地上に上がり・・・ビバ!世界の観光地!(フランス語ではビバじゃないのか)
エッフェル塔柄の馬鹿Tシャツとか、土産物のキーホルダーとか、屋台がいっぱい出てます。エッフェル塔に上るのに、凄い行列ができてます。
しかし私は煙と何とかなので、上る。ヘミングウェイがエッフェル塔のエレベーターについて書いていたような気がするな、読み返してくれば良かったな、などと思っても仲々列は進まない。・・・寒くなってきた。
小一時間並んで、てっぺん迄のチケット9.90ユーロを購入。リフトで第二展望台まで一気に上った。とても寒い。吹きっさらしだし。
しかしここで戻ったら私は一生「エッフェル塔のてっぺんに上れなかった」という傷を負って生きていくことになる(←大袈裟)。さらに数十分並び、一番上の第三展望台まで上った。

思ったより高くないと感じるのは、おそらく周りに高いビルが全くないせい。自分より上にはアンテナしかない証拠写真を撮って、早々に下りた。(下りるのは何て早いんだろう。)

そこから人波に乗ってシャイヨー宮へ。クレープの屋台を見つけ、さっきからお腹が空いていた私はジャンボン&フロマージュ(ハムとチーズ)のクレープを買った。おいしーい。あったかーい。・・・これ食べたら夕食抜きだよね。

帰りの地下鉄は乗り換えた2路線ともミュージシャンが乗って演奏。正直言うと煩い。パリの人(ロンドンでも)は平気なんだろうか。

ホテルに帰着。まだまだ外は明るいけど、睡眠。


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