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2011年05月16日(月) オークションで売り飛ばしたい

何を売りたいかと言いますと、ワタシの頭痛。
いつもいつもワタシを悩ませるこの慢性頭痛。
誰か1億円くらいで落札してくれないかしら。


先週の日曜日あたりから、調子は悪かったんですよ。
頭が痛くてですね。
でもほら、頭痛ってワタシにはもうお友だちのようなものですし、
痛い痛い言ってても痛いですからね、しょうがない、痛い痛い言って痛がっているしかできなかったんですけれども。

5/10に東京に遊びに行ったときも、ジンジンじわじわと頭痛に苦しめられていたんですが。
でもこのときは「いつものイヤな頭痛」くらいのですね、ああ、結局ジャイアンとは縁が切れないから仲良くするしかないよね、って感じの頭痛だったんです。
明日には治ってるだろ、と思いましたし。

でも、明日になっても明後日になっても、頭痛、おさまりやがりません。
こうなってくると憂鬱ですよね。
生理の頭痛かなーと思っていたのに、生理が終わっても痛い。

でも寝込むほどではないですし、寝込むと仕事終わらないので、薬を飲みながら過ごしておったんですわ。

で、ナナワタにも書きましたように、ナナが金曜日の夜に来ることになりましたでしょ。
このときも頭が痛かったもんで、ホント「かんべんしてー」って気持ちだったんですが、
強い愛情でもって、というよりは「課題出せないと気の毒だ」という保護者のような気持ちでもって乗り切ったんですよ。
で、自分の仕事は土日にがんばろう、という、まあそういう算段でいたんです。

が。

土曜日になって、ワタシの頭痛はさらに悪化。
薬も全然効きませんし、体中が凝り凝りに凝ってしまって痛い。

こりゃストレッチでもすればいいかな? と思ってやってみるんですが、いつものように
ああスッキリした!( ^ ω ^ )
てな具合にならず。

ほとんど仕事にならずに、ごーろごろ。
でも、ごーろごろしていても、痛い。
そして土曜日は仕事ができないまま早寝をしまして。

翌朝。日曜日。気持ちの良いお天気。

しかしワタシの頭痛はさらに悪化。

前日ごろごろしていたのがいけなかったのかも、と思い、マシマロにも書きましたが、少し歩いて体を動かせば、再起動してくれるかも、
と淡い期待を抱いて小一時間土手沿いを歩きました。

らば。

悪化。 さらに悪化。
吐き気までしてきた。
ワタシはアホか。

この日はきょんが休みだったので、「ランチ一緒に出かけようか(´∀`)」なんて話していたんですけども。
きょんが「何食べたいー?」ときいてきたので、「うーん、きょんは?」と聞き返しましたら「おそば」と。
ワタシもおそばあたりで軽く済ませたいと思っていたので、「じゃあおそば行こう!」と元気に返したんですが、実はこの時点でへろっへろにまいっておりました。

少し動いては床にごろんしているワタシを見て、きょんが当然心配しますわな。

「ちょっとー・・・お昼行けるの? やめておいたほうがいいんじゃない?」と。

「んー・・・食べれば元気になるかなと期待してるんだけど・・・。
 薬飲みたいんだけど、牛乳飲めば薬飲んでも平気かな?」

「ちゃんと食べたほうがいいと思うけど・・・まあ、(牛乳を)飲まないよりは飲んだほうがいいよね」

で、牛乳飲んで、ロキソニン飲みまして。


・・・効かない・・・。


そして出かける時間に。

「よーし、じゃあ行くかー」と、セリフ的には元気なワタシなんですが、目の上にアイスノンソフトを巻き付けているわけですよ。

それを見たきょんは当然、「・・・あなた、出かけない方がいいのでは・・・」と。

「食べれば元気になるんじゃないかと」 <こればっかり


で、きょんの運転で、車で20分ほどのお気に入りのおそば屋さんまで出かけていったんですが。

つらい・・・車の揺れが・・・つらい・・・。
ちらっとアイスノンを外してみますが、何かが見えるとそれだけで吐き気が。
そうか、今回の頭痛は目か。目から来ているのかもしれない。
うげえええええ。

目を閉じたまま「あとどれくらい?」を何度かきょんに質問し、やっとおそば屋さんに着きまして。


車から降りるために、体を動かすのがつらい。
指一本でも動かすと、猛烈な頭痛がじょりぃを襲います。

「ちょっと・・・大丈夫? 帰る?」

「だいじょうぶ・・・」

ここまで運転させて、そばを目の前にして帰るなんて、きょんにあまりにも申し訳ないです。
で、なんとか車から降りて、よろよろとおそば屋さんに入りまして。


注文してからも、ぐったりこんなワタシ。
姿勢をしゃっきりしていられず、テーブルの上にぐったりと身を伏せます。
ああ、きょんに申し訳ない・・・。
せっかくの休みにランチしに来たのに・・・。

でもでも、きょんの

「大丈夫?」

の問いに、うなずくことさえつらい。
うなずくと、激痛が頭を貫きます。
かといって「うん、大丈夫」と言葉にしようとすると、吐きそうになります。

それでもですね、いつものパターンでいけば、食べ始めれば食べられて、そして「ああおいしかった( ^ ∀ ^ )」っつって元気になるのがこのワタシ。
頭痛吐き気と闘いながら「早くおそば来いー」と思っていたんですけれども。

いざ、ワタシの目の前に「きのこ汁そば」がやってまいりましたら


匂いに、吐くかと。


おそばを前にして、身を固くするじょりぃ。
油断すれば、敵にやられる、てなもんです。
敵にやられるとどうなるかというと、この場で吐きます。

「大丈夫?」

と、もう何度目になるかわからない言葉をきょんがかけてくれ。
うなずくと吐きそうなので、人差し指をくいっと曲げ、「うん」と意思表示しまして。
頭痛がひどいとき、ワタシはたまにこれをやります。
映画『シャイニング』をご覧になったかたでしたら、「レッドラム方式」と言えばおわかりいただけるでしょうか。

意を決して、おそばを小さく一口分箸にとり、
いつもならその場で全部飲み干したくなるような、おいしいきのこ汁にそばを軽くつけ、
ずるるるる


じわーーーーーーん。


て、これが「おいしい・・・」という感動のじわーーんなら最高だったんですが、
実際は、吐いたモンが目から出てきちゃうんじゃねえの?って感じの、じわーーーーーん。
とりあえず、あまりの気持ち悪さと頭痛に、涙が出てきました。

なんとか口に入れたおそばを飲み込んで、箸を置きました。

具合が悪いの、きょんに気づかれたくない・・・。(もう遅いって)
きょんが食べ終わるまでは、ちょこっとずつ食べて、なんとかしのぎたい。
せっかく来たんだもの。
きょんにはおいしく食べていただきたい。

という思いは強いんですが。
頭痛い。 気持ち悪い。 横になりたい。 ともう、そればかり。

しかし、もう少し食べれば元気になるのかも、と気を取り直して、再トライ。

意を決して、おそばを小さく一口分箸にとり、
おいしいきのこ汁にそばを軽くつけ、
ずるる・・・・


ダメだ (´;ω;) 吐くーーーーー


固まっているワタシに気づいたきょん、
「あたしの方がさっぱりしたおつゆかも。こっち食べてみる?」と。

「うん・・・ありがと。試してみる・・・」

ずるるるr   うええええええ


「ごちそうさま」
「全然食べてないじゃん」
「うん・・・気持ち悪くてダメかも・・・ごめん、せっかく来たのに・・・」
「それはいいけどさ。無理しないで?」
「うん・・・」

で、きょんが食べ終わるまで、じっとガマンしてようと思ったんですが。
頭がガンガンですし、胃はぐろぐろですし、なんかもう、体を起こしていられないんですよ。
おそばの匂いにもノックアウト寸前なんですよ。


「あの・・・」 耐えきれず、告白するじょりぃ。
「なに?」
「車に戻ってていい・・・?」
「なにーー!? 二人分のおそばを前にして、あたしひとりで食べろと?
「うう・・・」
「わかったわかった(笑) いいよ。恥ずかしいけど」
「ごめんね・・・」


よろよろと店を出て、車に入り、後部座席に横になるじょりぃ。
ううん、ううん、と口から苦痛が漏れてきます。
牛乳だけでロキソニン飲んだのがいけなかったのかな・・・
それにしても、そこまでして飲んだんだから、効けよロキソニン!
ううん、ううん・・・・

しばらくして、きょんが車に戻ってきました。


「ごめんよ・・・ひとりで食べさせちゃって・・・」とワタシ。
「恥ずかしかったけど(笑) これで『ひとりおそば』デビューできた(・∀・)」
「ごめんよぅ・・・」
「もったいないから、じょりぃの分も食べてしまいたかったんだけどさー。余裕で食べられたし
「んー・・・」
「でもそれはさすがに恥ずかしくてやめておいた」
「んー・・・」
「しかし心残りだわ。食べられたのに恥ずかしさに負けて食べなかったなんて!」
「ははは・・・」

力無く笑うしかできなかったんですが、ワタシの生命力が弱り切っているときのこのたくましいきょんの発言に、ココロ癒されました。
どうせなら、恥ずかしがらずにワタシの分まで食べてきてくれれば、もっと癒されたんですけども。

帰りの車で、吐き気と頭痛と闘いながらなんとか帰宅しまして。
家に帰ってからは、ひたすら寝ていたんですが、頭が痛くて気持ち悪くて、寝るに寝られず。
なんかもう、どんな体勢をとったらいいのかわからないんですよね。苦しくて。

それでも夜になって、いくらか良くなった気がしたので、ヨーグルトを少しだけ食べまして。
そして、藁にもすがる思いで、ロキソニンが効かなかったら飲んでねと言われている、アマージという鎮痛剤にトライしてみることにするじょりぃ。

しかしこれがですねー・・・。
ワタシ、以前飲んだときに猛烈な吐き気に襲われたんですよね。
なので、飲むにあたって大きな葛藤はあったんですが。
もし頭痛に効けば、吐き気も解消されるかもしれません。
しかしサイアクの場合、頭痛は解消されず、吐き気が悪化するかもしれません。

まあ、飲んじゃったんですけどね。
飲んで、また寝た。

そしたら奥さん!
効いたの!
頭痛も吐き気もなくなったの!

このときのワタシの気持ちをひとことで言えば

ミラクル。

おくすりって、ミラクル。

おくすりって、すばらしい。

ありがとうおくすり。

いけね、ひとことで済まなかった。


そのあと、黒糖ロールひとつを、低脂肪乳と一緒に食し、じょりぃはやっと何日ぶりかの安眠を手に入れました。


本日の目覚めもなかなかです。とりあえず、頭痛は消えました。
すばらしきアマージ錠。

しかし、胃が荒れまくってしまったようです。胃と背中がなんともせつない。
それに、体中が痛いんですよね。これ不思議。
体のどこが痛いかというと、いわゆる「ツボ」と言われそうな箇所がことごとく痛い。
ひどい頭痛のせいで体中凝ってしまったのか、
あるいは体が凝りまくるほど疲れていたからひどい頭痛が起きたのか、
そのへんの因果関係はわかりませんが、からだというのは何とも不思議なものでありますね。
そんなに疲れるほど体を酷使している自覚はなかったのですが。

で、喉元過ぎれば熱さを忘れるのがじょりぃの常ではあるのですが、
このたびの体調不良で、頭痛のおそろしさと、おくすりのありがたさをあらためて思い知ったワタシは、
本日午後、お医者さまに診ていただき、またおくすりをいただいてこようと思います。(アマージなくなっちゃったもんでね)


自分の体調不良なんつー、人様から見れば読んでてもらいゲロしそうなつまんないモンをなぜ長々としたためたかと言いますと、

ワタシがへろっへろになっているのに、ワタシの分のそばまで食べてしまおうと思ったという、きょんのその心意気に惚れ直した、
ということを、実は言いたかったのでした。

つか、「きょんに惚れ直した」って話も、人様から見れば読んでてもらいゲロしそうなつまんない話に代わりはないんですけども ァ'`,、('∀`)スンマセン

ワタシがきょんを「ちゅてきー☆」と思うときって、ワタシが食べきれなかったものをきょんが平らげてくれるときが多いんですが。
てか、そんなことでしか惚れ直さないのかいって話ですが。
これで、ホントにそばを二人前平らげてきた、ってことならば、ワタシもう、ほかの女性にふらふら目が行ったりということも一切なくなるくらい惚れ直したんですが。
惜しい。
実に惜しい。

てことで、これからもワタシは、魅力的な女性に会えば、鼻の下を伸ばしてあとをついていくだろうと思います。
ということをしゃあしゃあと書けるようになったほど、回復した自分がうれしい。本当にうれしい。
健康よ、ありがとう。

そして、ここ一週間ほどのワタシの体調不良(とゴキゲンナナメ)に根気よくつきあってくれたきょんにも、ありがとう。
ということは、ここでではなく、本人に言え、じょりぃ。


さあて。
金土日でこなそうと思ってた仕事、これからどうしたもんかな・・・( ´_ゝ`)
オークションに出せば誰か落札してくれるかしら・・・たまった仕事・・・1億円くらいで・・・。








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