今日も今日とて
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今年もですね、行ってまいりました、高校ソフト部の新年会。 今回は10人中8人という高出席率。 8人もいればですね、いろんな話でさぞ盛り上がるんだろうね、と思いますでしょ? ところが、盛り上がるのは「いろんな話」ではなく、相変わらず「子どもの話」ばかりであります。
ワタシ、つっまんないのねーーー。
や、これがですね、 ナナの子どもの話をナナから聞く、とかなら楽しいんですよ。 でもですねぇ、高校時代の友人の、名前も年もろくに覚えてらんないような子どもらの話を、しかも受験だなんだとかね、そんな話を聞かされてもですね、
「へー」 「ふーん」 「そうなんだー」
これくらいしか、返答のレパートリー、ワタシ持ってないですよ。 自分から振れる話なんて皆無ですし。
いや、あった。振りたい話はあったんです、子どもに関して。 ワタシの姪が、このメンバーの母校に通ってましてですね。 この娘がもう、誰に似たのかわからないんですが、ていうか誰にも似なかったせいなのか、すんごい成績がいいんですよ! ですからね、子どもの成績の話なんかが出たときにですね、
「いや、実はうちの姪がね!」
って、鼻高々に話したい自分がいたんですけど、
ワタシの子じゃないし
ものすごい自慢ぽいし(実際自慢したいだけなんですが)
なんか、話せない(・_・)
で、もじもじしてるうちに、ワタシにはわからない類の子どもの話になっていくんですわ。 少年野球の話とかね、ホントもう、興味ねええええええええええ。
そんな中。 ワタシも参加できる話が出てまいりました。
レコというメンバーがいるんですが。 この子、ちっちゃくてかわいいんですけどね? ついでに言えば、高校時代は細いのに胸が大きかった。どうでもいいですかそんなことないでしょ。 で、このレコの夫クンがですね、まあ、病的な浮気者でしてね。 もう何年もレコは泣かされておりまして。 既に涙も枯れ果て、「お金入れてくれてるから、まあいいやって思うようになった」という悟りの域まで来ている状態でして。
去年までは、この話にもあまり関わらないようにしていたじょりぃだったんですけれども。 なんか、何言ってもレコがしょんぼりしちゃう気がしてですね、かける言葉が見つからなかったんです。 が、去年よりもちょっと強くなってる感じのレコの様子を見て、じょりぃ、言いました。
「浮気癖って、治らないんだよねー」
・・・あんまりだ、とお思いでしょうか。 すべての人がそうだとは言いませんが、レコの夫については、これは治らないと思うんですよワタシ。 で、その上で
「浮気はおさまらないだろうけどさ、レコはこんなにかわいくて健気なんだし、妻として愛されているのは間違いないよ(´∀`)」と。
「それもどうだかねー(笑)」とレコ。 「またレコがさー、ガマン強いっつーか、ここまでされても夫への気持ちも変わらないっつーかさ。 たぶん、彼にとっては理想の妻だろう。浮気も寛容に認めてくれるんだしさ」 「・・・・・・」<レコ 「あ、レコのこと褒めてるつもりなんだけどワタシ」 「・・・ありがと・・・でもあんまうれしくない・・・」
オカシイナー(°▽°) おかしくないか
「じゃあさ、レコもほかに恋愛対象見つければいいじゃん。まだいけるよキミなら」とワタシ。
「見つからないよー(笑)」 「や、まじでかわいいよ? 性格だっていいんだしさ、レコがその気になれば、いい人、すぐ見つかると思うよ?」 「ありがと・・・でも、子どもが一人前になるまでは、そういうのいいや」 「・・・そだね。 これでお母さんもよそで浮気、なんてなると、子どもらがショックか」 「うん」
ここで親分肌の友が 「じょりぃ、そこまで言うならおまえがレコとつきあって、面倒見ろ」と。
「面倒見てくれる?(笑)」とレコ。 「レコならかわいいし、ワタシはいいよ(´∀`)」 <その場のノリと無責任で生きているじょりぃ 「でもじょりぃも浮気者っぽいしなぁ」 「あー、でもワタシ、すんごいやさしいぜー? 大事にしちゃうし」
なりゆきでレコを口説くワタシ。 なぜこうなったのかよくわからないけど、やさしさをアピールしてレコの気を引こうとしております。 高校時代の友人と一緒にいるせいか、当時のナンパレズ習性がむくむくとよみがえってきてしまった様子のじょりぃ。 困ったもんです。
「たしかにある意味すごくやさしいよね」と友人A。 「女のわがままに対するやさしさは一流だよな」と友人B。
そうそう。ワタシやさしいのよ。女には。
「ただし、キミの言うとおり、確かに浮気っぽいんだワタシも(´∀`)」 「うん」 「しかも、甲斐性がないから、家にお金も入れないと思うんだ(´∀`)」 「・・・ダンナより最低だから、この話はなかったことに」
振られました(°▽°)
ワタシとしては、励ましてるつもりだったんですけど、気づけば軽薄きわまりなく、しかもレコに対して失礼だったんじゃないかという気すらしますが。 まあとにかく調子づいてレコを口説いて墓穴掘ってしまったせいで
「そういえば、じょりぃ、一緒に暮らしてる女の人は、今もずっと同じ人なの?」
と、とんだヤブヘビな話題が発生してしまったんですよ。
「ワタシ? 一緒に暮らしてる人がいるなんて言ったっけ?(´∀`)」 得意のおとぼけバリヤー。
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「・・・てな具合にとぼけたんだけどね?」
家に帰ってきてから、この流れをきょんに話したじょりぃ。
「で?」 「とぼけきれなくてさ。『先輩と一緒に暮らしてたじゃん』とか、細かいところを覚えてやがって、つっこまれたわけよ」 「ふむ」 「で、先輩つーか、年上なだけでしょ、とか、つい答えてしまいまして」 実際、職場ではきょんは後輩でしたしー。 「うん」 「そしたら『そう、その年上の人。髪が長くて細くてきれいな人だったよね?あたしたちちょっとだけ見たことあるから知ってるよ。迎えに来たことあるじゃん』とか言われてさ」
「細くてきれいな人!(・∀・)+*+*+」<うれしくてキラキラしちゃったきょん
「そうそう(笑) ワタシもそれ聞いてつい嬉しくなっちゃって『ああ、そうそう、その人と一緒に暮らしてるよ』って言っちゃって、 そのせいで根ほり葉ほり聞かれて困っちゃったよー」
それからふたりして、きょんを「細くてきれいな人」と言ってもらえたことについて、お世辞とか社交辞令とかいう言葉の存在は忘れてヤンヤンと喜んでいたんですけども。
きょんが Σ(・д・) って顔して、言いました。
「その髪が長くて細くてきれいな人って、
もしかして、まりあさん(きょんの前につきあっていた女性)のことじゃない・・・?」
Σ (゚Д゚;) え!
そのあと、なんだかビミョーな空気が流れた、2011年、初春。 かこーーん。<ししおどしの音
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