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2009年07月16日(木) ぐったりばさばさぐにゅ

ワタシの予定では今頃もうナナからテキストを受け取って、前回に引き続きナナワタを更新する気満々でいたのですが。
世の中、ワタシを中心にお天道様が回っている気がしているというのに、なかなかワタシの思うとおりにならないという不思議がまかり通っておりますようで。
今日の更新はナナワタではなくてコウモリの話ですよ。何かおかしい。

暑さにやられたのか、ここ数日の体調不良が幅を利かせてきたのか、なっちゃんが仕事を上がったあと、ワタシはベッドでぐったりすることにいたしました。
ベッドの上からきょんに「ベッドにいるけど起きてるから。動くのがめんどいのう、めんどいのう(´д`)」とメール。
同じ家にいながらメール。
どんだけぐったりしたいのかと。
メールしておかないと、ワタシが寝ているときって、きょんは気を使って起こしに来ないんですよね。夕飯を食べ損ねちゃって申し訳ないんです。
なので一応「起きてるからね」とメール。
で、きょんもきょんで、様子を見にくるでもなく「大丈夫ー?夕飯何食べるー?」なんて具合にメール返信。
そのあと数回メールのやりとりをして「じゃあ買ってきてあげるね」というきょんのメールで締めとなり、やれやれと寝返りを打ちましたら。

コンコン。 とノックの音。

「はーい」
「どうしよう・・・またあたしの部屋にコウモリが出た・・・(´Д⊂)」

またですか!

実は今朝も、ワタシがあと5分で出掛ける、という頃になって「部屋にコウモリ出ちゃったー。どうしよー(´Д⊂)」と泣きついてきたきょんだったんですよ。
えー?もう出掛けるとこだようと思いつつも、しょーがないので自慢のコウモリ捕獲網でささっとつかまえて(明るいと動きが鈍いんです)、外に逃がしてやってから出掛けたんですが。
夜もまた現れましたかコウモリの野郎。

うちの屋根裏、ホントにコウモリがすごいことになってるらしくてですね。
駆除したいんですが、コウモリって駆除しちゃいけないらしいんですよ。
というタテマエになってるんですよ。
頼めばやってもらえるんだと思いますが。
でも駆除の前後がめんどくさいじゃないですか。掃除とか掃除とか掃除とか。
一時はホントに悩んだのですが、屋根裏で年中音がするのと、たまに室内に出没するくらいしか困ってないので、コウモリさんにとっても大事な住処なのであれば、まあいいか、と思うようになりましてね。
もしかしたら見えないところのゴキとか食ってくれてるかもしれないじゃないですか。(ないかな・・・)
てなわけで放置状態なんですが。

で、朝に引き続き夜もまたご登場のコウモリたん☆
朝と違って、夜のコウモリはとっても元気( ^ ∀ ^ )!
きょんの部屋をばびゅんばびゅん飛び回ってるらしく、きょんはビビりまくっている、とまあこういう状況でノックの音だったわけですよ。

「そーかそーか。では捕まえましょうかね」

と、のそのそとベッドから起きるじょりぃ。

「ごめんね・・・具合悪いのに・・・(´・ω・`)」
「だるいだけだから大丈夫だよ(´∀`)」 

日頃何もしないアテクシですから。
こういうときに点数稼いでおかないと、粗大ゴミの日に目覚めたらゴミステーションだった、てなことにもなりかねませんからね。
コウモリ退治はワタシの貴重な出番でございますよ。

で、網を手に持ち、部屋に向かったんですが。

朝もそうだったんですけどね。
きょん、「コウモリ出たーーーー!!・゜・(ノД`)・゜・。」って怯えてるだけで状況解決に何も貢献しないんですよ。
コウモリが部屋から出ちゃったら捕まえづらくなるんですから、ドアくらい閉めておいてくれ、と思うんですが、それすらしない。
きょんがすることはひとつだけ、ワタシに「コウモリ出ちゃった」と助けを求めることだけなんざんすー。
で、夜のこのときも、ドア、開けっぱ。
ドアのところに洗濯物がひとつかかっていたのですが、それもそのまま。
せめてこれをどけるくらいしてくれんかのう。

「これ、別の場所に持っていってくれる?」
「あ、はい」

そして、ドアを細く開け、コウモリを観察。
あ。壁に止まった。
けど、あの位置では網がかぶせられない。

コウモリ、壁を這うようにしてのそのそ動いております。
気味悪い。 気味悪いんですが

「なんか、見慣れてきたら、あの動きもかわいく思えてきた」 とワタシ。
「ね。 あたしもかわいいなって思う」 なら自分で捕まえろと。素手で。
「飛ぶとスピードあって怖いけどね。のそのそ動いている姿はかわいい」
「うん」
「でも、ちょっと井戸から出てくる貞子の動きに似てるんだよね。のろいのに速コマ送り、みたいなさ」
「やめてよー(´д`)」

ばさばさばさばさばさばさ と、ふたたび飛来するコウモリ。
向かってこられるとやっぱ怖いんですよ。 本能的に怖い。
きーーーーーー きーーーーーーー と、超音波の声を発し、「おまえさん、壁にお止まりなさいな」と話しかけてみるじょりぃ。
きょんに「やめなよ」とか「アホか」と言われるかと思ったら、好きにさせててくれました。
いっそ止めてほしかったんですが。ホントにアホみたいですし。

あ、止まった。 うーむ、今度は行けそうかな?

そろそろと網を振り上げながら部屋に入り、コウモリに近づきまして。
よし、これならいけr   うわ! 飛んだ!

ばふん。

ひと振りで、網にイン(・∀・)ワタシやったよパパン!

今までに既に2度ほど、ばさばさ飛んでる状態のコウモリを網で捕らえたことがあります。
だんだんじょりぃのコウモリ猟も板についてきましたですよ。

きょんに大尊敬され、得意な気持ちいっぱいになりながら、コウモリを外に逃がしまして。(またたぶん入ってくるわけですが)
やれやれと思っていたら、きょん、

「たぶんエアコンからコウモリが出てきちゃうんだよね・・・(おそろしいでしょーう)
 エアコンとエアコン回りのすべてのスキマを塞いでしまいたいんだけど・・・怖くてできない・・・」

エアコンの室外機と室内機をつなぐパイプのスキマから、コウモリが侵入してきちゃうみたいなんですよね。(おそろしいでしょーう)

「ではワタシがやりましょう」 一気に点数を稼いで、しばらくは貯金で愛情を食いつなぐ気満々のじょりぃ。
「いいのー? ぐったりしてたのに・・・」
「いや、なんか今ので活気づいて元気になったみたい」 <マジ

しかしワタシはかわいいちびっ子さん☆
エアコンまでとても背が届きません。
ということで、物置からえっさえっさえっさほいさっさとお猿のかごやのように脚立を持ってまいりまして。

ひととおりエアコンを拭いてから、ガムテープをスキマというスキマにびーびーと貼り始めまして。
そうしましたら、きょんが恐ろしいことを言いましてね。

「あ・・・左ヨコのスキマ(2mmくらいのスキマです)から、コウモリの手が出てる・・・」
「え!Σ (゚Д゚;)」

貼ってるそばからばさばさされたら、ワタシびっくりして脚立から落ちちゃいますよ!
てことで「で、出てきそう?」と聞きましたら、「ううん、たぶん手しか出ないと・・・思うんだけど・・・」と。

いったん脚立をずらして、当該部分を見てみましたら。
うっぎゃーーーー。ホントにコウモリの手だけ出てるーーーーー(笑)<なんか笑えました
指がちゃんと人間みたいにあって、黒くて、そしておそろしく小さいおててが。
う、う、動いてる・・・・。ちょっと怖い・・・。

エアコンをトントンと軽く叩いたら手がひっこんだので、一気にガムテープ貼り。

そんなわけでびーびーやっていたら、ワタシ、全身汗だくですよ!
ぐったりは汗とともに吹っ飛びました。
ありがとうコウモリ! 寝込まずに済んだよ!

きょんが納得するくらいに補修できたので、脚立を片づけることにいたしまして。
なーんかもう、きょんのワタシを見つめる瞳には、ハートが飛びっぱなしですよ。
と思ったら、先ほど見たコウモリの飛翔姿の残像だったようです。
道理でハートが平べったくて黒かった。

小さいワタシが大きな脚立をえっさえっさと運ぶのは、背の高いきょんからすると忍びないようで、「あたしが運ぶよー」なんて言ってくれたのですが、ここはワタシ、愛情貯金をため込んでおきたいところでございますからね。
今できる「えーかっこ」はできるだけしておくのが得策というものです。
なので「平気。ワタシ、ショムニの人だから」と、古い冗談をかましつつ、えっさえっさと脚立を担ぎ、階段を降り、玄関を開け、庭につづく2段の階段を降りようとしましたら。

もともと体調が悪かったもんですからね。
バランスを崩しまして。
階段2段目を踏み外し、踏み外したその足で地面に着地。

ワタシの右足首、ものすごく不自然に曲がりましてね。
ぐぎっ っつーより、 ぐにゃ って曲がった。
明るければたぶん、足の裏、全部見えた。 かも。

いつもなら足がぐぎってなったくらいでしたら、すぐに体勢を立て直せるんですが。
このときは脚立を担いでいたのもありましたし、すでに階段を踏み外して、地球が激しい重力でもってワタシを引き寄せたもんですから。

右足がぐにゃ ってなったまま、脚立ごと地面に倒れました。

しかしまあ、自慢しちゃいますけどね?
ワタシの倒れ方、これが実にナイス。
まず、自分が脚立の上に倒れたり、脚立がワタシに襲いかかってきたりということがなかったんです。
脚立さん、「わたし、あなたとは無関係ですけど、でもまあ一応」と、他人のフリをしつつ添い寝しているかのような位置に。
おまけにワタシが転んだのが、雑草ぼーぼーの草の上と来たもんですよ。
右足ぐにゃ→右膝側面→左膝→残りの体 てな具合に倒れたんですが、ダメージの大きそうな膝周辺は、天国の地面かと思うような、ふっかふかの雑草。
上半身が倒れたのは飛び石の上だったんですが、叩きつけられるようなことはなく、ふわりと横になりまして。

ああ、柔道やっててよかった。
受け身を覚えておいてよかった。

とは思いませんでしたが。
柔道も受け身もやったことありませんので。

でもまあ、とにかく、右足は痛いわけですよ。
でも「うっわーーー・・・やっちゃったよ・・・明日からどうしよう・・・」てな痛みでは全然なく。
これならまず大丈夫だろ、という程度の痛み。
はっ(笑) これくらいで1ミリたりとも騒ぐんじゃねえよ!ってうしろ指さされちゃうような軽い毛が。違う、ケガ。

今度の日曜日に大事な用事があるもんですから、一応大事をとって湿布だけすることにしました。
余裕で歩けるんですが、足の角度によっては「いやんばかん」みたいな痛みが走るもんですから。
今夜冷やしてしまえば、この「いやんばかん」もだんだん「いやん」だけになり、次の日には「いや」だけになり、日曜日には「いい」になったりしてるんじゃないかしらと。

きょんが心配してちやほやしてくれましてね。
ってことは全然なくて、でも「ちゃんと冷やしてねー」と言ってくれたので、「名誉の負傷!名誉の負傷!」とはしゃぎながら、自分の足首に湿布して布テープ巻いてってやったんですが。
自分で手当てしながら、思うことはひとつですよ。

ああ、看護師ナナがこれやってくれたらなあ・・・(*´∀`*) と。 妄想三昧。
てか、自分でやってるっつーのに、途中からすっかりナナにやってもらってるような気分でうっとりしてましたからねワタシ。
ほとんど自慰。
ナナ、ありがとうーーーー(*´∀`*)

 <妄想ナース・ナナによる手当 


「妄想だろうが自慰だろうが、あたしを登場させるならもっとちゃんとやってくれ」
というナナの悪態が聞こえてきそうですが。
たいして痛くもない自分の右足首を見ては「名誉の負傷!」とふふふふと微笑み、「これナナがやってくれたの」とふふふふと妄想し。
まあとにかく、ぐったりは銀河の彼方へ吹っ飛んでいきました。
めでたいことです。 ワタシのアタマが。



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