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2009年05月16日(土) 酒のツマミ

先日、よく一緒にお仕事させていただいている某社の営業男性が、久しぶりにうちにやってきまして。
仮に木梨さんとしましょうか。ちょっと雰囲気が似てるから、とんねるず木梨に。
彼はワタシより10歳くらい上なのかな?
面倒見が良くて、広く浅くなんでも知っていて、とにかくやさしいですしとても素敵なヒトであります。
自分では「オレ、おばさん気質なんだ( ^ ∀ ^ )」なんて言ってますが、おばさんという表現はさておき、女性的な繊細さみたいなものも持っているヒトで、女性陣にもモテます。
性的とか恋的な意味とはまたちょっと違う感じですが。
でも男女問わず頼られ、人気があり、そして気付けばなんだかいつもビンボくじ引いてるような、そんないとおしい存在・木梨さん。
そして彼がビンボくじ引くと、そのくじをワタシのところに持ってくるという、もしかして一番ビンボなのはこのワタシかもしれないという、そんなじょりぃさん。

というわけで、また
「ごめんねー、じょりぃさんー(´д`)」
という言葉とともにやってきた木梨さん。

で、仕事の話も終わり、家庭菜園の話なんかを少しして。

なんだか木梨さん、ちょっと顔色が悪いような気がー。と思うおせっかいなじょりぃ。

でも木梨さんは繊細な上に神経性の胃炎持ちですから、
「顔色悪くないですか?」
なんてうっかり言っちゃったら、言った時点で具合が悪くなってしまうかもしれません。
なのでそれは言わずに
「なんか悩みとか、ありそうな気配」
と水を向けてみましたら。

「もうオレ、いなくなっちゃいたい・・・(´Д⊂)」

と、おまえはナナか!とツッコミたくなるようなセリフが木梨さんから。

なんかですねえ。
木梨さんの会社の社長が替わってから、社内がぐっちゃんぐっちゃんなんだそうなんですよ。
話を聞いていたら、ワタシなら机ひっくり返してとっくにやめちゃうだろうなというくらい、ホントにお気の毒な状況。
木梨さんは社長に目を付けられたりはしていないんですが、組織的にはえらいことになっているし、あちこちから「木梨さん、どうしよう」コールは来るし、板挟みだわ社長には腹立つわ動きは取れないわ社長に進言しても聞く耳持ってもらえないわで

「もうホントにいなくなっちゃいたい・・・」 んだそうです。

かわいそうに。

お気の毒な話がひととおり終わったあと、なぜかというか当然というか、お酒の話になりまして。

「オレんち、こないだ息子が友だち連れてきてバーベキューやったもんだから、
 みんながおみやげに持ってきてくれたいろんな酒がいっぱいあるんだよね( ^ ∀ ^ )」と木梨さん。

「えー、いいなー」

「○○○(名前失念)っていう、すごいいい日本酒も持ってきてくれてさ。これがうまくてうまくて」

「日本酒、おいしいのはくいくいいけちゃいますよね。でも翌日がなぁ(´д`)」

「いい日本酒はあんまり残らないんだよ」

「えー、そうなんだ。 じゃあワタシ、安いのしか知らないんだなー」

なんて言うと、今まで飲みに連れてってごちそうしてくださったシャチョさんたちに「あれは高かったんだぞ!」と怒られてしまいそうですが。
たぶん、二日酔いにならなかったときって、「二日酔いにならなかった」とわざわざ記憶しないからでございましょう。
と、ご本人様たちには聞こえないところでフォローしてみたりする、心優しい妖精のようなじょりぃ。

「おいしい日本酒だと、ツマミいらないんですよね」 とワタシ。

「そうそう。だから余計に飲み過ぎるんだよ」

「ワタシの友だちに、日本酒ならツマミは塩だけでいくらでも飲める、っていう酒豪がいますよ。女ですが」

「合うんだよ!うまい日本酒に塩!」

「えー、そうなんだー。 やってみたいなそれ」

「そうだ! クサクサしてるとこだし、久しぶりに飲みに行かない?」

「いいですね! でもワタシ、お金ないからダメだわ」 正直者じょりぃ。

「(笑)じゃあお金かからないように、じょりぃさんちに酒持ち寄りで、ここで飲み会しようよ( ^ ∀ ^ )」

「え!?Σ (゚Д゚;)」


困るーーーーーー!!!!
ワタシもきょんも、おもてなしとか、まったくできませんぜ?


「おいしい日本酒も持ってきてくれるの?」 とワタシ。

「持ってくる持ってくる」

「じゃあ、ツマミは塩だけでいい?」 <真顔で




間。




「いいよもちろん( ^ ∀ ^ )」  木梨さんは、いつもやさしい。

「そろそろ暑いし、もしかしたら塩すらいらないかもネ」

「なんで?」

「自分の腕とか舐めながら飲めばよくない?」

「わはははははははははは」


って笑ってたけど、なんか目が笑っていなかった木梨さん。



この調子なら、「我が家で飲み会」は回避できそうです。
ちょっとやってみたい気もしたんですけどね。 集まったみんなで、自分の腕舐めながら日本酒。
たぶん、ささやかな伝説になる。


てか、気持ちがクサクサしてるときは、お酒控えた方がいいですよー、木梨さん。
という、ワタシのやさしい気持ちが言わせたんですよ、腕舐めツマミ。
お酒は楽しい気分のときに飲まなきゃですよ。 ね。



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