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2008年10月19日(日) |
人騒がせなワタシの尻 |
さてさて、先日の土曜日。 ワタシったら尻(というか腿というか)にできた粉瘤(ふんりゅう)を切除する予定の日であります。 (ふんりゅうとは何?という方はこちらをどうぞ(・∀・))
切開 だと、切って膿を出して終了、という感じでありまして、もうひとつ治療法で「切除」ってのがあるらしく。 ワタシの場合はたぶん「切開」で、膿を絞って掻き出して・・・ってな感じでしょうかね。
まあ、痛いらしいですよ( ^ ∀ ^ )
しかし、想像して怯えていても精神力がもったいないので、土曜日は無心で病院に向かいまして。
今日は偉そうな先生が最初から診てくださるようです。 よくよく見てみたら、この人副院長先生でございました。 しかも、その診察室には、その先生の肖像画やら人形やら、まあいろんな「その先生グッズ」が飾ってありましてね。
先生。 あなた、自分が大好きなんですね?
ワタシもです。
気が合いますね( ^ ∀ ^ )
「で?どこだっけ?」と先生。 ジーンズおろして診てもらいまして。
「あーー。でかいね」と。
尻じゃないだろうな。粉瘤の話だろうな。まあ、尻もでかいからどっちでもいいんですけど。
「でも、一昨日よりずいぶん良くなってるんじゃないのこれ?」と先生。
実際、ホントに良くなっているんですよ。 ワタシ、皮膚の再生能力がどうも高いらしくてですね。 きょんやなっちゃんにいつも気味悪がられるんですけど。は虫類なんじゃないか、とか。 今回も、破裂してからはなんか、めきめき良くなっているのが自分でもわかったんですよね。痛みがほとんどなくなってますし。
「そうなんです。もう痛みはほとんどなくてー」とワタシ。 「どれ」 と、先生、ワタシの大事な粉瘤ちゃんを、ぎゅぎゅぎゅいいいいいいいいいいいいいっと絞りまして。
「いででででででででででででででで!」
何すんだよこのクソじじい!!! てなくらいの勢いで痛がってみましたよ! てか、マジいてぇ!!
いくら「痛くなくなってきた」って申告したからって、あんまりな仕打ちじゃないですか先生!
「うん。やっぱ膿出るなー。立派な粉瘤だ」
わかってるよそれは!ヽ(`Д´)ノ
「これは、掻き出すんじゃなくて、ちゃんと切って縫ってっていう風にしないとダメだねー」 「はい」 尻に縫い目か。カッコイイなワタシ。
「んー・・・。 どうしても、今日手術したい?」と先生。 「いえ、別に。特には。 今日でなくても大丈夫そうでしたら、あの、なんか今日すごい忙しそうですし、後ででも・・・」 「僕ね、忙しくないときなんてないの( ^ ∀ ^ )」 「あ、そうですか。そりゃどうもスミマセン」 パンツ丸出しで謝罪。 「ヒマなときなんて言ってたら、手術できないよー」 「はあ、そうですか、スミマセン」 パンツ丸出しでもひとつ謝罪。
なんか、一言多い先生なんですが、不思議とイヤな気持ちにはならず。 なんというか、上記のほかにも憎たらしいことをちらほら言われたのですが、この先生、かわいらしいというかチャーミングというか。 うっせーなじじい!って気持ちにはなるんですが、なんだか憎めない。
「うーーーーん・・・どうしようかな・・・まあ、とにかくズボン穿いて」と先生。 ぺたんと絆創膏を貼ってくれまして。 ジーンズ穿いて椅子に移動。
何かをワタシに説明したいらしいのですが、「メモ帳がないなあ」かなんかぶつぶつ言って、そこら中探しまくる先生。
「これしか見つからないからこれでいいや」
と、5cm×5cmくらいのメモを取り出しまして。小さっ。
で、また何かを探す先生。
「ボールペンがない」と。
先生の向こう側にボールペンを1本発見したので、ずうずうしくも先生の前に腕を伸ばして「ありましたよ、ほら」と教えてあげる、親切のかたまり具合があたかも粉瘤のようなじょりぃ。
しかし、先生、カジュアルにワタシの親切を無視。 無視しながらワタシの顔見てニヤニヤしてます。 そのうち、自分のポケットをごそごそしたと思ったら「あったあった」と。
得意そうにワタシにそのボールペンを見せて
「どのボールペンでもいい、ってわけじゃ、ないんだよね( ^ ∀ ^ )」と。
あっそ。
これで、このボールペンが「いかにも何かのブランド品できらびやか〜」なボールペンだったら、ワタシも満面の笑みでもってそのボールペンをへし折るなりなんなりしたところですが、なんか、ボロいの、それ。 使い古したぼろっちい感じがこれまたなんだかかわいらしくて。 許してやることにしました。(何を)
で、小っっっさーーいメモに、ご自慢のボールペンでもってワタシに図解つきで説明してくださいまして。
要は、この調子なら、いったん治ってしまうであろう、と。 出してある分の抗生物質を飲んでくれれば、化膿の心配もなさそうだし、と。 「自分で適当に、絞って膿出しちゃってさ」と。 「え! 自分で絞っちゃっていいんですか?」 「いいよー」 いいのかな。
ただ、いったん治ったとしても、袋は残っちゃっているので100%の確率で再発しちゃうんだそうです。 まあ、ワタシも袋を取り除かない限り再発の可能性は高い、とは聞いていたので、ふむふむと素直に頷きまして。
「だから、ホントは今、袋も取っちゃえば早いんだけどさ」 「はあ」 「今って、ほら、すごく大きいじゃない?」 「はあ」 「治るとまた小さくなると思うんだよね、袋ごと」 「はあ」 「1〜2カ月すればさ、少なくとも半分の大きさには小さくなってると思うんだよ」 「はあ」 「小さくなってから切ったほうが、小さく切れるわけだよ。傷も残らないだろうし」 「なるほど」 「あなたがイヤでなければ、1〜2カ月待ってみない?」 「もう全然痛くないので、小さく切れるならその方がいいです」 「じゃあ、そうしよう。でも1〜2カ月後に必ず来てね。ホントにまた同じ場所に同じものができるから。 痛かったでしょ?」 「はい」 「痛みを忘れずにいてさ、ちゃんと来てね」 「はい」
ということで。
せっかく大騒ぎしたというのに、手術は延期になってしまいました(°▽°) 化膿止めの塗り薬だけ処方されて終了。
おかげさまで、膿を絞るのが楽しくて楽しくてしかたありませんや! いかにも膿!みたいな白いぐじゅぐじゅを期待して絞りまくるんですが(痛いんですよこれが)、期待に反して血糊みたいなモンしか出てきません。 痛いんですが、絞ればいくらでも何かしら出てくるので、なんかもうホント楽しい。(この気持ちをわかってくださるあなた様は、たぶんかさぶたを剥がさずにいられないタイプでございましょう)(耳そうじもお好きでしょ?)
粉瘤切除レポートは、そんなわけで、1〜2カ月先のことになりそうであります。 肩すかしでどうもスミマセン。
肩すかしと言えば。
今回の「粉瘤切っちゃうよ!」騒動にあたって、きょんがものすごく心配してくれてましてね。 なにしろ、毎日「粉瘤痛いよう(つд-。)」につきあわされていたきょんですし。 あのように痛がっていたものを、しかもけっこうな大きさのものを切るので、帰りに自分の運転で帰ってこられるのか、から始まって、熱が出たらどうしようとか、なんかいろいろ心配してくれていたようなんですよね。 待合室で順番を待っているときも、仕事中だというのにめずらしく「もう手術終わった?痛くない?」なんてメールをくれたりですね。
しかし、結局何事もなく終わり、おまけに経過が良いということですっかり元気になってしまったじょりぃは、その後のきょんからのメールに返事もしないまま、ナナのところに遊びに行っちゃったりして(´∀`)えへ☆
夕方、仕事が終わったきょんが携帯に電話をくれたのですが、そのときに末子ちゃんたちとのトランプで盛り上がっていたじょりぃは、携帯の「切」ボタンをぷちっと押し。 一段落したところで、末子姫の許可をいただき、きょんに電話をしまして。
じょ「もしもしー(´∀`)」 きょ「あ、 大丈夫? どうした?」 じょ「ああ、今日手術しなかったんだよね。あはは」 きょ「しなかったって、どうして?」 じょ「いや、これこれこういうわけで」 きょ「それならそうと連絡を入れろーーー!!!! あたしずっと心配してたんだからね!」 じょ「Σ (゚Д゚;)」 きょ「メールの返事も来ないし、さっきも電話に出なかったから、何か大変なことになってしまっているのかと思ったよ!」 じょ「ご、ごめんなさい・・・」 きょ「まあいいよ。じゃああたしこれから帰るから。何食べたい?」 じょ「あ、今ワタシ、家にいないの(´∀`;)」 きょ「どこ? 仕事?」 じょ「ナナんち」
・・・家に帰っても、ワタシのごはんはありませんでした(´・ω・`)マック買って食べた・・・
「今日はごめんね。これ、心配かけたお詫び(´∀`;)」 と、期間限定のマックフルーリーを渡したら大喜びで機嫌を直してくれたきょんは、安上がりで素敵な人だと思います。
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