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2008年06月26日(木) |
掘り起こされたピンクの記憶 |
ミツコとのデエト話の続きです。
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同窓会の集合写真を見ながら 「同窓会、キンクちゃんも来たんだよ」とミツコ。
キンクって誰?(°▽°)
「キンクちゃん?」 「・・・まさか覚えてないの?」 「・・・はて・・・?」 「ほら、この子」
ミツコが集合写真の中の一人を指さしました。 このキツイ目元は見覚えがあるようn
「ああ!ピンクちゃんか! キンクって聞こえたからわからなかった」 ワタシの耳ったら。 「もうー(笑)」
ピンクちゃん。 こちらでも名前が出たことのある娘ですが。 まあ、早い話が、ミツコと二股かけてた娘です。 早い話にしちゃいましたが、二股とか言っちゃうと、なんつーかその、アレな感じですが、そこはほら、所詮中学生のソレですから、ええとその、全然たいした二股ではないんですが。 でも二股って言えば二股。
「へー。 元気だった?」 <全然なんでもないっつー感じに 「話さなかったからわかんない」
同窓会の集合写真て、学年全部のと、クラスだけのと2枚ありましてね。 ミツコとピンクちゃんは同じクラスだったので、わざわざ集まって写真撮ったはずなんですが。 会話しなかったみたいですね。
ということで、すっかり忘れていた当時の記憶が甦ってきたわけですが、考えてみれば当時からこのふたり、ビミョウな空気を醸し出しておりました。 誰のせいかって言えば、たぶんワタシのせいなんですけど。 ミツコは素直でやさしい性格の優等生タイプでしたから、ピンクちゃんにもフツウに接していたのですが、 ピンクちゃんにその気はなかったらしく。 ワタシも「ミツコとは話をしないでよ」とか言われてました。 ミツコはといえば、ワタシと仲良くしているとピンクちゃんの視線が気になるらしく 「ピンクちゃん、見てるよ。大丈夫かな」とかよくビビってました。
というもろもろのことを、ワタシの脳みそはすっっっっっかり忘れておりました(°▽°)なんと都合の良いワタシの脳。ある意味優秀。
しかし、同窓会に行くタイプとは思わなかったな、ピンクちゃん。
「ピンクちゃんが来るなら 」
ワタシも行けばよかったなー、ちょっと会いたかったかも、 と言おうとして、おっとでもそれってどうなのかしらもう過去のことだけれど、と思い、
「ヒロも来てたのかな?(´∀`)」
慌てて下の句を変更してみたじょりぃ。 ある意味優秀なワタシの脳。 ヒロというのは、ピンクちゃんの親友です。
「どうだろ? あたし、ヒロのことってよく覚えてないんだよね(笑)」とミツコ。 「ほら。これがピンクちゃんでしょ? 隣がヒロだよ」 「あ、ホントだ」
この後、なぜかちょっとの間、無言。
無言の間ワタシが何を考えていたかというと、必死に当時の記憶をざっくざっくと掘り起こしておりました。 ええと。 ミツコは何をどこまで知っているんだっけな! 何をどこまで話していいんだっけな! 思い出さないといけない気が。
いくらワタシが夢見る桃色一色娘だといっても、ミツコが今でもワタシのこと好きだとかはさすがにワタシも思ってません。 が、もしかしたら、ほら、ようじの家も取っておいてくれてたことですし、それにさっきしたプリキュアの話から察するに、ワタシのことはけっこう良い思い出として大事にしてくれているかもしれませんし。
----さっきしたというプリキュアの話-----
「今、娘がプリキュアにはまっててさー」とミツコ。 そう話しながら、バッグから「プリキュア5 GoGo!」の小さいフィギュアを取り出しまして。 おかあさんのバッグはドラえもんの四次元ポケット並でございますよね。 子どもに関するものなら、なんでもわさわさ出てきます。
「ワタシもプリキュア大好きだったよ!いちばん最初のしか見なかったけど」とワタシ。 「それはあたし見てないんだよねー」 「ダメだよ見なきゃ」 ダメ扱い。
「これがキュアルージュ。こっちがキュアドリーム」と、説明してくれるミツコ。 「ふーーーん」 <あんま興味ない 「あのね、ドリームが主役なのね? で、変身すればもちろんいちばん強いんだけど、フツウの中学生やってるときは、なんか天然で抜けてるの(笑)」 「へーえ」 「ルージュは普段からしっかりしてて、スポーツがすごくできるの」 「ふーん」 「で、ドリームは抜けててぼーっとしてるから、ルージュはほっとけなくて面倒見てくれるの」 「へーえ」 <紙ナプキンで遊び始めました 「それ見てると、『あたしとじょりぃみたいだなー』って、よくじょりぃのこと思い出すんだ(笑)」 「そうなのかー(*´∀`*)(<紙ナプキンで遊ぶのやめました) で、ワタシがどっち?」 「どう考えてもキュアルージュでしょ?」 「そうなのか!?」 「じょりぃはいつもあたしを助けてくれたじゃん。運動でも勉強でも。 あたしがぼんやりしてるから、その他のことでもしょっちゅう助けてくれたし」
あの。
それ、ワタシじゃないのでは・・・・。
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という具合にですね。 ワタシが思うところの中学時代のワタシよりも、ミツコの記憶の中のワタシったらちょっと素敵な人になってるみたいなんですよ。 思い出も美しくなっているに違いないです。
で、まあ、この再会が元で長くつきあいが続いていくとして、その中でだんだんと
「なんだ。じょりぃって、こんなだったのか( ´_ゝ`)」
って思う分には、こりゃしょうがないと思うんですよ。(先例:ナナ) もうあきらめてもらうしかない。 あるいは惚れ直してもらうしかない。<ワタシは自分に都合良くモノを考えるのが大好きなんです
でも、今この段階でうかつなことを口走って 「え! じょりぃ、ピンクちゃんとそーゆー仲だったの?!」 って思わせちゃうようなことは避けたい。なぜか避けたい。
ということで、すっかり荒れ地と化していた、その頃のワタシの記憶をつかさどる脳をざっくざっくと必死に掘り起こしまして。 アウトな話とセーフな話を選り分けなければ!
-----ざっくざっく(ここから先、脳内では100倍速で思考が回転しております)ざっくざっく-------
ミツコ「ピンクちゃんて、じょりぃのこと好きだよね?」 じょり「そんなことないんじゃない?(´∀`)」 ミツコ「あると思うよー。あたしがじょりぃと仲良くしてると必ず見てるし」 じょり「そうなんだー(´∀`)」 ミツコ「気づかないの?」 じょり「うん(´∀`)」 <ウソ。ホントはビビりまくっている
ミツコ「じょりぃって、誰のことがいちばん好き?」 じょり「ミツコ(*´∀`*)」 ミツコ「(*´∀`*)」
ほのぼのとするふたり。
ピンク「さっきミツコとベタベタしてたでしょ?」 じょり「してないよね?(´∀`)」 ピンク「してたよ」 じょり「(´∀`)」
ピンク「あたしとキスしたい?」 じょり「えっ!」 ピンク「まあ、あたしよりミツコが好きって言うなら無理だけど」 じょり「じゃあピンクちゃんのが好き(*・∀・*)」
ピンク、なぜかというか、当然怒る。
それからしばらくして、ピンクと初キス後。
ピンク「なんか、興奮してない?じょりぃ(笑)」<言われたとき死にたいと思いました じょり「・・・・うん」 ピンク「このこと、ミツコに話してもいい?(笑)」 こえええええええ
ピンク、余裕。
ちなみに興奮しちゃったのは、ピンクちゃんのキスが、今思い出しても中学生とは思えないほどエロかったせいと、 自分たちのキスしてる姿が、ピンクちゃんの部屋にあったピアノに映っちゃってて、ワタシったらそれを見ちゃったせいでした。
そしてここだけ取り出すと、ワタシったらさもさもモテモテみたいな風情を醸し出しておりますが、 ここにいたるまでに、しつこいまでのワタシの「好き好き攻撃」が各々に繰り出されていた結果がここに反映されているというそれだけのことであります。 それはもう、血のにじむような努力(大袈裟)としつこさ(事実)が実を結んだという、「モテなくたって、押しの一手」というチカラワザの上での、この展開。
---- 一部存軽にしては刺激的な(他から比べれば朝飯の前に赤子の手をひねったかのような)シーンを含む100倍速回想終了----- (ここからは1倍速に戻ります)
このほかにもいろいろ思い出したんですが。(なにしろ100倍速ですし!) ミツコは、ピンクちゃんがワタシに好意を持っているというのは知っていたみたいですが。 ワタシとピンクちゃんがけっこう割と、ていうか、本気キスしちゃうくらい仲良しだったことは知らないはず。 てか、ワタシがピンクちゃんを好きだったことすら知らない ような 気が する。 ピンクちゃんの方は、ワタシがミツコを好きだったことは知っていたので、ワタシ、100倍速回想するまでは 「ミツコはワタシがピンクちゃん好きだったって知ってるはず」 と、うかつにも思っていたのでありました。ごっちゃになってた。
あぶないあぶない。あぶなかった。 って、もしかしたら、別にミツコからしたら、そんなのもうどーでもいーことかもしれませんが。 もしかしたらどーでもよくないかもしれませんし。
で、100倍速回想した結果。
ピンクちゃんの話は、この時点で終了することに決定。 話の流れからすると、なんとなく
ぶつっ
て感じで終わっちゃったような気もしますが。 でもミツコもそれ以上、ピンクちゃんの話を振ってこないことですし。 たぶん、ピンクちゃんのことは何とも思っていないに違いない。うん。
と思っていたら
しーばらく経ってからミツコ、
「ピンクちゃんに会いたい?」と。 「いや、全然」
昔のことなのに、なんだか心臓に悪いわー。 実際、ピンクちゃんに今会いたいとはあんまり思っていないんですが。 ワタシの中でピンクちゃんの存在というのは、あの頃の性衝動にダイレクトにつながってしまって、恥ずかしくていたたまれない感じなのです。 ナナも割とそういう存在だったんですが、こちらはまったくそのような関わりがなかったので、ナナに対するそれというのは、逆に甘さだけを残していつまでもワタシの中で引きずられてしまったわけですが。
で、ですね。
ミツコとこのように再会しても、懐かしさはいっぱいでほのぼのなんですが、今からどうこうなるとは全然思えないわけですよ。 甘酸っぱいひとときを共有した、良い友だち、という見方・つきあい方しかできないと思うのです。
でもしかし。
写真に写ったピンクちゃんを見て。 なんだかあの頃よりずっと「ワケアリ」っぽい雰囲気を漂わせているピンクちゃんを見て。 前のほうがワタシの好みだったなー、なんて思いつつも。
もし、ピンクちゃんと再会したら、ワタシの中の桃色は、きっと発動するであろう。 という、確信に近いものがあったりするのであります。 向こうにその気がないとしても(たぶんおそらく絶対ない自信あり)、そしてもしワタシがピンクちゃんの現在の人間性を好きになれないとしても、 桃色部分だけは反応しちゃう気がするのです。 「なんかヤなタイプの人間になっちゃったな」と思ったとしても、「うわー。ワタシのこと、すごく嫌いっぽい!」と感じたとしても。 たぶんワタシはピンクちゃんに欲情しちゃうんです。 なんかもう、パブロフの犬状態。怖い。 しかもピンクちゃん、写真見る限りでは全然体型崩れてなさそう。罪ねぇ。<勝手に
ミツコと会って話して、眠っていた記憶を掘り起こしたことにより、「ピンクちゃんへの欲情」という過去の遺物であるはずのものが、ミョーにナマナマしく現在のワタシの中で再生されてしまって、なんかえらくおかしな気分であります。
生理前じゃなくてよかった。<これもまたナマナマしい
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