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ようじの家。 ・・・ワタシを驚愕させた、過去のおもひで・ようじの家。 みなさま、この話題を覚えていらっしゃいますでしょうか。 ワタシは忘れておりました。 こちらです→日記「驚愕の過去」
ワタシが中3のときに「手作りのようじの家」をプレゼントした、そしてそれを律儀に今まで取っておいてくれていた、当時淡い桃色な恋心を抱いていたミツコと、フタケタ年ぶりの再会を果たしてまいりました。
同窓会のときにミツコから電話をもらい、そのあと少ししてから、ミツコから住所を知らせるためのハガキをもらいまして。 そこには近況報告の文章と一緒に
「じょりぃが男の子だったら結婚したかったナ・・・なーんてネ(はぁと」
というメッセージもありまして。
「男の子だったら」というのがちょっと引っかかったりもしますが、まあ、ちょいとボーイッシュな乙女レズは頂戴しがちな言葉だったりしますよね。 ワタシは当時から今に至るまで、フリルの似合うブリブリな乙女キャラで来ておりますので、まあ不自然といえば不自然ですが。って言ってみたかったんですスミマセン。
中3当時から「じょりぃが男の子だったらなー」と、無邪気に言っていたミツコでしたので、懐かしさも手伝ってひとこと添えてくれたのでしょう。 ワタシもその言葉を見て、懐かしく微笑みました。 にっこりと というよりは、 にへにへと。 鼻の下伸ばして。 カッコ悪く。 好意をにじませた言葉というのは、やはりうれしいものであります。
で、その後2度ほど「会えない?」と声をかけてもらっていたのですが、ワタシがことごとく都合がつかなくてですね。 先週の土曜日に「月曜日って無理?」と、懲りずに声をかけてくれまして、月曜の午前中なら時間使える!ってことでやっと逢瀬。
ミツコは、まあ、年相応にシワが増えてましたが(中3当時と比べたらそりゃしょうがない)、雰囲気も体型も全然変わってなくてですね。 「あんたダレ?(°д°)」みたいになってなくてホッとしました。 で、店に入って、「マジ久しぶり!」「ここまでの道わかった?」なんてどーでもいーよーな話をひとしきりした後に、ミツコが 「こないだの同窓会のときの集合写真持ってきたよ(・∀・)」と。
おお! 見たい見たい!
「たぶんねー、写真見ても、誰が誰だかわからないと思うよー」とミツコ。 「えー? 見ればわかるんじゃないのー? 名前は思い出せなくてもさ、顔くらいわかるだろー(笑)」
見ました。
驚愕。
ちっともわからねえ。
誰よこのオバサンやオジサンたち。
「うわーーーーーー!!!!マジでわかんない!誰もわかんない!」とワタシ。 「でしょー?(笑) あたしも、名札なければ誰とも話ができなかったもんきっと」
このときのワタシのショックといったらアナタ。 だってだって。 ワタシと同い年の人たちの写真なわけですよ。 てことはですよ。 どんなに日頃若ぶっていたって、ワタシも同じように「どこのオバハンですか?」になっちゃってるってことですよ。
あああああああ・・・・ショックだ・・・・orz
てか、ホントにワタシもこんなにオバサンなの? (そうです)<客観的なじょりぃの声 みんなの化粧とか髪型とか服装とかがいけないんじゃなくて? (どんな格好しても同じです)
ていうかていうか、ワタシわかっちゃった。 女性の場合、「老けてるねアンタ」ということが、どんなにがんばってもバレてしまう一番の要因は。
たるみによる、輪郭変形。 もうこれ。 これで決定ね。 みんなピーマン型か、長四角になっちゃってるのね。輪郭が。 長方形 じゃなくて、ながしかく。しかも、角丸。 さらに言えば、ツリ目の人が減っちゃってるのね。みんな重力に負けて、肉が下がっちゃって。
あとでもね! 化粧! みんな塗りすぎ! いやそりゃ同窓会っつーことで、いつもより気合いが入っちゃって、ついひと塗り多くなっちゃったとしてもですよ。 なんか違う。 なんか違う。 なんか違う。 <でも何が違うかよくわからないので、とりあえずリピート。連呼。
もうワタシ、ホントに驚愕。 あまりのショックに、もうアンチエイジングに金かけるのやーめた、とか、腐った。 腐りも進んで腐敗臭すら匂い始めた頃。
ミツコが、「実はこれも持ってきたんだよー。へへ」と。 バッグからそーーーっと何かを出しましたよ? いったい何を持ってきt
うぉぅ!
ようじの家ですよ!!!!!
ちんまりちまちまっと
「え! これ、ワタシが作ったの?」 またもや驚愕。
作ったの忘れてないよ、ミツコにあげたの覚えてるよ(´∀`) というフリをしていたというのに、思わず絶叫してしまいました。 だってだって、これ
なかなかご立派じゃないですか? って自分で言うのもなんなんですけど。 なんかもっと、テキトーなモンを想像していたものですから。
「やっぱり忘れてたんでしょー(笑)」とミツコ。 「いや違う。作ったのは覚えてるよ! でも、どんなの作ったのか、忘れてた。 もっと簡単なものかと思ってたのだ。作ったのワタシだしさ」 「ちょっとホコリかぶっちゃってるね。ゴメンね」 「全然そんなことないよ! てか、とっておくってことがすごい(笑)。ありがとう。うれしい」
ようじだけでなく、バルサ材も使ってありますねこれ。 煙突やらドアやらまであります。なぜかハシゴまで。
「このハシゴってさ、屋根に登りたかったのかな?じょりぃ(笑)」とミツコ。 「屋根だろうね。寝ころんで星を見る予定だったのではないかな?」 「あたしはサンタさん用かと思った」 「あ、煙突あるしね。サンタ用かもね。 ・・・ところで、なぜ窓にはグリーンのフィルムが貼ってあるんだろう?」 「ね。緑だよね」
あ!わかった!(・∀・)
窓を作りたかったけど、風が入ってきちゃうような作りにするのはイヤだったんですよ。 たぶん、自分が住むつもりで作ってありますからこれ。(想像) なので、ガラスの代わりになるものはないかなーと思って周りを見回したときに、ワタシはあるものを見つけたのですよ。 あるものとは
なんかほら、あるじゃないですか。 緑のフィルムをかぶせると、赤いペンでマーキングしたところが黒くなって見えなくなるってやつ。 教科書丸ごと覚えちゃえ、みたいなときに使う、勉強グッズ。
そのフィルムを使ったようです。 受験勉強が(たぶん)終わっていた頃だったので。
さらにちまちましたところをお伝えさせていただきますと。
「これ見て。『たけのこの里』の箱に乗ってるんだよ(笑)」とミツコ。 「ああ、好きだったよ、たけのこの里。でも今はきのこの山のほうが好きだ」 そんなこと誰も聞いてません。 「でね、じょりぃね、家が不用意に動かないように、家のカタチに、ホチキス打ってあるんだよ、ほら」 「え」
見てみましたら、ホントに、ようじの家の内側に沿って、位置決めのためのホチキスが「たけのこの里」の箱に打ってあります。 って、この説明じゃわかりづらいですね。 上の画像をよく目を凝らして見ていただければ、ホチキスが打ってあることをご確認いただけると思います。 一度ワタシが家を持ち上げて位置をずらしてしまったおかげで、ホチキスが露出しちゃってるんです。
自分のあまりのちまちま具合に、めまいがしました。
いやでも。 ホントに、よく取っておいてくれたよなーーーミツコ。 ワタシ、自分で作っておいてなんですが、今日コレ見て「よくがんばって作ったなー」って、感慨深かったんですよ。 自分がどんなもん作ったのか全然覚えてなかったということが、必要以上の感慨をもたらしたということもありますが。 でもミツコが取っておいてくれなかったら、ワタシ作ったことも忘れてましたし、この感慨を味わうことはできなかったわけではないですか。
モノ取っておくってすごい。 偉大じゃんね。 片づけられない女、バンザイじゃないですか!(ミツコも片づけ苦手だったはず)
まあ、モノを取っておく習性、という点では同じでも、ミツコには「明後日じょりぃに会うから、ようじの家出しておこうっと」という具合に、しまった場所がわかるという整理整頓技術があるわけですが。 ワタシの場合、ホントに取っておくだけで、必要なときに取り出すなんて、絶対無理。 迷宮入り。取っておく意味ナシ。ダメじゃんね。 片づけられない女、ちっともバンザイじゃない。役立たず。
「じょりぃ、なんかすごく嬉しそうね、それ見てるの。 返してほしくなっちゃった?」とミツコ。 「いや。いや。いや。そーじゃない。 迷惑でなければまた持っててくれないかな?(・_・*)」 「うん(笑)」 「いや、捨ててもいいんだけど。寒い日とかに燃やしてくれちゃってもいいんだけど。 でもその場合はようじ一本ずつ燃やしてほしい。呪いの言葉とか唱えながら」 「したくないしそれー」 「じゃあ、マッチ売りの少女に分けてあげてもいいよ」 マッチじゃなくてようじだけど。 「でも、取っておくと、これから価値が上がるんでしょ?(笑)」 ええ。確かにワタシ、あなたにこのあいだそう言った。 「うん。取っておいてくれたお礼に、それの価値が上がる人間になる、ワタシ」
また大きく風呂敷広げたもんですよワタシも。 自分に呆れました。 しかも対象は「ようじで作った家」ですよ。価値が上がるとは思えない。
「ホントーーーー?(笑)」 「ホント。 持ってるといいことあるよ(・∀・)」<まったく何の根拠もありません 「じゃ、持ってる」 <素直 「うん」
ミツコのためにも、ようじの家の価値を上げねば!
さて、てっとり早く、どんな大悪事を働こうかな! (冗談ですから)
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