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2008年06月24日(火) 驚愕ふたたび

ようじの家。
・・・ワタシを驚愕させた、過去のおもひで・ようじの家。
みなさま、この話題を覚えていらっしゃいますでしょうか。
ワタシは忘れておりました。 
こちらです→日記「驚愕の過去」

ワタシが中3のときに「手作りのようじの家」をプレゼントした、そしてそれを律儀に今まで取っておいてくれていた、当時淡い桃色な恋心を抱いていたミツコと、フタケタ年ぶりの再会を果たしてまいりました。

同窓会のときにミツコから電話をもらい、そのあと少ししてから、ミツコから住所を知らせるためのハガキをもらいまして。
そこには近況報告の文章と一緒に

「じょりぃが男の子だったら結婚したかったナ・・・なーんてネ(はぁと」

というメッセージもありまして。

「男の子だったら」というのがちょっと引っかかったりもしますが、まあ、ちょいとボーイッシュな乙女レズは頂戴しがちな言葉だったりしますよね。
ワタシは当時から今に至るまで、フリルの似合うブリブリな乙女キャラで来ておりますので、まあ不自然といえば不自然ですが。って言ってみたかったんですスミマセン。

中3当時から「じょりぃが男の子だったらなー」と、無邪気に言っていたミツコでしたので、懐かしさも手伝ってひとこと添えてくれたのでしょう。
ワタシもその言葉を見て、懐かしく微笑みました。
にっこりと というよりは、 にへにへと。 鼻の下伸ばして。 カッコ悪く。
好意をにじませた言葉というのは、やはりうれしいものであります。

で、その後2度ほど「会えない?」と声をかけてもらっていたのですが、ワタシがことごとく都合がつかなくてですね。
先週の土曜日に「月曜日って無理?」と、懲りずに声をかけてくれまして、月曜の午前中なら時間使える!ってことでやっと逢瀬。


ミツコは、まあ、年相応にシワが増えてましたが(中3当時と比べたらそりゃしょうがない)、雰囲気も体型も全然変わってなくてですね。
「あんたダレ?(°д°)」みたいになってなくてホッとしました。
で、店に入って、「マジ久しぶり!」「ここまでの道わかった?」なんてどーでもいーよーな話をひとしきりした後に、ミツコが
「こないだの同窓会のときの集合写真持ってきたよ(・∀・)」と。

おお! 見たい見たい!

「たぶんねー、写真見ても、誰が誰だかわからないと思うよー」とミツコ。
「えー? 見ればわかるんじゃないのー? 名前は思い出せなくてもさ、顔くらいわかるだろー(笑)」

見ました。


驚愕。


ちっともわからねえ。


誰よこのオバサンやオジサンたち。


「うわーーーーーー!!!!マジでわかんない!誰もわかんない!」とワタシ。
「でしょー?(笑) あたしも、名札なければ誰とも話ができなかったもんきっと」


このときのワタシのショックといったらアナタ。
だってだって。
ワタシと同い年の人たちの写真なわけですよ。
てことはですよ。
どんなに日頃若ぶっていたって、ワタシも同じように「どこのオバハンですか?」になっちゃってるってことですよ。


あああああああ・・・・ショックだ・・・・orz

てか、ホントにワタシもこんなにオバサンなの? (そうです)<客観的なじょりぃの声
みんなの化粧とか髪型とか服装とかがいけないんじゃなくて? (どんな格好しても同じです)

ていうかていうか、ワタシわかっちゃった。
女性の場合、「老けてるねアンタ」ということが、どんなにがんばってもバレてしまう一番の要因は。

たるみによる、輪郭変形。 もうこれ。 これで決定ね。
みんなピーマン型か、長四角になっちゃってるのね。輪郭が。
長方形 じゃなくて、ながしかく。しかも、角丸。
さらに言えば、ツリ目の人が減っちゃってるのね。みんな重力に負けて、肉が下がっちゃって。

あとでもね! 化粧! みんな塗りすぎ!
いやそりゃ同窓会っつーことで、いつもより気合いが入っちゃって、ついひと塗り多くなっちゃったとしてもですよ。
なんか違う。 なんか違う。 なんか違う。 <でも何が違うかよくわからないので、とりあえずリピート。連呼。


もうワタシ、ホントに驚愕。
あまりのショックに、もうアンチエイジングに金かけるのやーめた、とか、腐った。
腐りも進んで腐敗臭すら匂い始めた頃。

ミツコが、「実はこれも持ってきたんだよー。へへ」と。
バッグからそーーーっと何かを出しましたよ?
いったい何を持ってきt

うぉぅ!


ようじの家ですよ!!!!!

 ちんまりちまちまっと



「え! これ、ワタシが作ったの?」  またもや驚愕。

作ったの忘れてないよ、ミツコにあげたの覚えてるよ(´∀`)
というフリをしていたというのに、思わず絶叫してしまいました。
だってだって、これ

なかなかご立派じゃないですか?
って自分で言うのもなんなんですけど。
なんかもっと、テキトーなモンを想像していたものですから。


「やっぱり忘れてたんでしょー(笑)」とミツコ。
「いや違う。作ったのは覚えてるよ! でも、どんなの作ったのか、忘れてた。
 もっと簡単なものかと思ってたのだ。作ったのワタシだしさ」
「ちょっとホコリかぶっちゃってるね。ゴメンね」
「全然そんなことないよ! てか、とっておくってことがすごい(笑)。ありがとう。うれしい」

ようじだけでなく、バルサ材も使ってありますねこれ。
煙突やらドアやらまであります。なぜかハシゴまで。

「このハシゴってさ、屋根に登りたかったのかな?じょりぃ(笑)」とミツコ。
「屋根だろうね。寝ころんで星を見る予定だったのではないかな?」
「あたしはサンタさん用かと思った」
「あ、煙突あるしね。サンタ用かもね。
 ・・・ところで、なぜ窓にはグリーンのフィルムが貼ってあるんだろう?」
「ね。緑だよね」


あ!わかった!(・∀・)

窓を作りたかったけど、風が入ってきちゃうような作りにするのはイヤだったんですよ。
たぶん、自分が住むつもりで作ってありますからこれ。(想像)
なので、ガラスの代わりになるものはないかなーと思って周りを見回したときに、ワタシはあるものを見つけたのですよ。
あるものとは

なんかほら、あるじゃないですか。
緑のフィルムをかぶせると、赤いペンでマーキングしたところが黒くなって見えなくなるってやつ。
教科書丸ごと覚えちゃえ、みたいなときに使う、勉強グッズ。

そのフィルムを使ったようです。
受験勉強が(たぶん)終わっていた頃だったので。

さらにちまちましたところをお伝えさせていただきますと。

「これ見て。『たけのこの里』の箱に乗ってるんだよ(笑)」とミツコ。
「ああ、好きだったよ、たけのこの里。でも今はきのこの山のほうが好きだ」 そんなこと誰も聞いてません。
「でね、じょりぃね、家が不用意に動かないように、家のカタチに、ホチキス打ってあるんだよ、ほら」
「え」

見てみましたら、ホントに、ようじの家の内側に沿って、位置決めのためのホチキスが「たけのこの里」の箱に打ってあります。
って、この説明じゃわかりづらいですね。
上の画像をよく目を凝らして見ていただければ、ホチキスが打ってあることをご確認いただけると思います。
一度ワタシが家を持ち上げて位置をずらしてしまったおかげで、ホチキスが露出しちゃってるんです。


自分のあまりのちまちま具合に、めまいがしました。


いやでも。
ホントに、よく取っておいてくれたよなーーーミツコ。
ワタシ、自分で作っておいてなんですが、今日コレ見て「よくがんばって作ったなー」って、感慨深かったんですよ。
自分がどんなもん作ったのか全然覚えてなかったということが、必要以上の感慨をもたらしたということもありますが。
でもミツコが取っておいてくれなかったら、ワタシ作ったことも忘れてましたし、この感慨を味わうことはできなかったわけではないですか。

モノ取っておくってすごい。
偉大じゃんね。
片づけられない女、バンザイじゃないですか!(ミツコも片づけ苦手だったはず)

まあ、モノを取っておく習性、という点では同じでも、ミツコには「明後日じょりぃに会うから、ようじの家出しておこうっと」という具合に、しまった場所がわかるという整理整頓技術があるわけですが。
ワタシの場合、ホントに取っておくだけで、必要なときに取り出すなんて、絶対無理。
迷宮入り。取っておく意味ナシ。ダメじゃんね。
片づけられない女、ちっともバンザイじゃない。役立たず。


「じょりぃ、なんかすごく嬉しそうね、それ見てるの。 返してほしくなっちゃった?」とミツコ。
「いや。いや。いや。そーじゃない。 迷惑でなければまた持っててくれないかな?(・_・*)」
「うん(笑)」
「いや、捨ててもいいんだけど。寒い日とかに燃やしてくれちゃってもいいんだけど。
 でもその場合はようじ一本ずつ燃やしてほしい。呪いの言葉とか唱えながら」
「したくないしそれー」
「じゃあ、マッチ売りの少女に分けてあげてもいいよ」 マッチじゃなくてようじだけど。
「でも、取っておくと、これから価値が上がるんでしょ?(笑)」 ええ。確かにワタシ、あなたにこのあいだそう言った。
「うん。取っておいてくれたお礼に、それの価値が上がる人間になる、ワタシ」

また大きく風呂敷広げたもんですよワタシも。
自分に呆れました。
しかも対象は「ようじで作った家」ですよ。価値が上がるとは思えない。

「ホントーーーー?(笑)」
「ホント。 持ってるといいことあるよ(・∀・)」<まったく何の根拠もありません
「じゃ、持ってる」 <素直
「うん」


ミツコのためにも、ようじの家の価値を上げねば!


さて、てっとり早く、どんな大悪事を働こうかな! (冗談ですから)



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