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2007年07月10日(火) いたたまれない

仕事が忙しくて日記を書くという楽しいことなんてしてる場合ではないんですが、
自分で自分にいたたまれなくて「もうワタシったらーーー!!!」と叫びつつ走り出したい気分なので、こちらで発散させたいと思います。

いえ、いつものようにたいしたことではない事柄なんですが。
人様から見たらたいしたことでなくても、本人からすると叫びつつ走り出したいことってたまにというかよくあるではないですか、ねえ?
という話なんですが。

たまにお仕事を持ってきてくださる某社の某営業男性がいます。
S井さんとしましょう。
S井さん、とっても背が高くてとってもハンサム。
歳はワタシより少し下なのかな?
頭も良くて性格も良い、ちょっとお坊ちゃんぽいところはあるけれども、まあ総じて素敵な人です。
割と話も合います。
ワタシがバイクを買うときに、「僕、バイク屋さんにも何軒か営業行ってますんであたってみますよ」と、ホントにあちこちよく見て話を聞いてきてくれて、今のワタシの素敵バイクを見つけてきてくれたのもS井さんです。
さらに、この冬バッテリー上がりで動かなくなったワタシのバイクを、団地内を一周して汗だく息切れ切れになりながら押しがけしてくれたりもしました。
結局エンジンかからなかったんですが。
その他にも、ちょこちょことしたところで話が合って、やさしいですし、前述したようにカッコイイので、ワタシはS井さんをとっても好ましく思っているわけです。

で、そのナイスガイ・S井さんが、またお仕事を持ってきてくださってまして。
スケジュール的に非常にタイトなもので、それもあってワタシが忙しぶらなきゃならなかったりしてるんですが。
でもいいんです。
S井さんのためなら、寝不足くらい。

そんなご贔屓のS井さん、今日も夕方に疲れた顔でやってまいりまして。
ちょっと小雨がパラついてましてね。
うちの仕事の応接用の玄関というのが、ひさしが小さいものですから、雨の日は靴を室内に入れてもらうんです。濡れちゃうので。
で、その際に新聞紙を敷いて「この上にどうぞ」なんて貧乏くさいことしてるんですが。
心配りの細かいS井さんは「これでいいかな?」なんて小さくつぶやきながら、できるだけ新聞紙が濡れないように工夫しながら靴を置いてくれましてね。
普通の人は普通に靴底が新聞紙にあたるように置くんですが、S井さんは新聞紙と自分の靴をぢっと見ながらあれこれと動かしたあと、靴の側面が新聞紙にあたるように置いてくれまして。

あんた、ちまちましててええ人や。

で、打ち合わせが終わり。
バイクの話やらパソコンの話やらを少ししまして。
ではではさようなら、また明日、となりまして。

靴を履くS井さん。

「靴べらいります?」と、にこやかに気の利くさわやかな女を演じるじょりぃ。
「いえ、大丈夫です」 こちらは演じてるわけでなく、天然さわやか気の利く男。

ありがとうございましたー、気をつけてー、と見送りまして。

はー、やれやれ。
新聞紙を片づけましょう、と、S井さんの靴が乗っていた新聞紙を見ましたら。

















それだけのことなんですが。

乙女なワタシとしましては、自分で自分にいたたまれなくて「もうワタシったらーーー!!!」と叫びつつ走り出したい気分なんですよホントにもう。






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