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2007年05月05日(土) 夜風に吹かれて

本日ワタクシ、仕事のつきあいで、とある取引先のカチョーさんとディナー。

行きたくないよう、めんどくさいよう、と、行くまではさんざん駄々をこねていたんですが、行ってしまえば「せっかくだもの楽しまないと!」ということで、たらふく食べて会話も楽しんで帰って参りました。
そのカチョーさん、旧日本軍に関する骨董(特に食器)のコレクターでして、その手の話が割とおもしろいんです。
物置いっぱいに、今まで買い込んだものが詰まっているそうで。

「オバケ出ないんですか?」とワタシ。
だって出そうじゃないですか!
沖縄で拾った大砲の弾とか、血のシミのついたゲートルとかあるんですよ!

「オバケ?出ないよ。ていうかオレは見ない。霊感とやらがないからな」

なんだつまんないの。

「見える人が見ればなんか言うんだろうなあ」

見える人に見せてみてほしいです。(・∀・;)ワクワクワク


とまあ、そのように会話を楽しみ、イタリアンのコース料理を堪能し、家まで送ってもらって「ごちそうさまでしたー」なんてカチョーを見送って。

あら、きょんの車がない。
そういえば今日はダンスのレッスン日でした。ふむふむ。
さて。
家に入って仕事をしましょう。
ふんふんふん♪

ふん

ふ?


あれ? いやまさか。


やり直してみましょう。

ふんふんふん♪

ふん

(°▽°)ふ?

やっぱりない。(°▽°;)


カギを持って出るのを忘れました。


みょーーーーーどうしようーーーーー。


く、車、車できょんのサークルのレッスン場まで行けb   ってワタシ酒飲んでるし!


orz


いいや。
2〜3時間もすれば戻ってくるだろうから、ボーナスタイムと思って車の中で仮眠を取ろう。
仮眠取った分夜中に食い込むけど、まあ自業自得だし。
車のカギ車のカギ車のカギ車のカギ  ってないじゃん。


||| orz 車のカギも持たなかったのか・・・・。


さて困りました。
きょんはおそらく、レッスン場についたばかりの頃です。
電話しづらい。しづらい。しづらいけど。

「もしもし? あのね、カギがないのデス」

電話しました。屈託無く。無邪気に。そしてちみっと申し訳なさそうに。土下座しながら。地面にアタマをこすりつけながら。

「なにーーーーーー?」
「持って出るの忘れてしまいました」
「どうすんのよ」
「どうしよう」
「わかったじゃあ行くから。ちょっと待ってて」
「え! 来てくれるの?」
「それしかないでしょ? だから電話したんでしょ?」
「ええ」
「じゃあすぐ出るから」
「ゆっくりでいいので気をつけて来てくだs」

ぶつ。

セリフ終わる前に切られちゃった!アハハハハハハハ!<トシちゃん風に


ていうか、今上記の会話を読み直してみたら、ワタシってもしかして、ナナのこと自分勝手とか人にモノ頼むときにかわいこぶってるとかかわいいとかエロいとか言えないんじゃないかという気がしてきました。
かわいいエロいは自分へのサービスなので気にしないでください。


きょんがこちらに到着するまで、おそらく15分強ほど。
ワタシに「15分間何もせずにぼーっとする」ということができるだろうか。
いやできない。
脳の中に虫がわいているせいで、じっとしていられないんですよワタシったらもう。

地面に棒で書いて、ひとりでマルバツでもしようかなーとも思ったんですが、締め出されてそれってあまりにもわびしいのでやめることにして。

お酒飲んで喉が渇いたので、コンビニまでさわやかな飲料水でも買いにいくことにいたしました。
今日は風が気持ち良いですしね!

てくてくてくてくてく。

むむ。

左へ行けば信号使わずにセブンイレブン。
右へ行けば信号使う上に油くさいデイリーストア。
さてどちらに行こう。
ってやっぱセブンだよね!(・∀・)

3歩ほどセブンへ向かいかけましたが、あまりの道の暗さにUターンしてデイリーストアへ向かうことに。
これがいわゆるひとつの「フォースに従う」ってヤツです。

てくてくてくてくてくてく。
カラオケ屋さんの前を通りました。
ああ、夜風がさわやk  う゜っ  くさっ。 なんだこの匂い。

足臭いです。

カラオケ屋さんを通り過ぎてからそこの駐車場の脇を歩いているあいだ、ずーーーっと足臭い。
何この匂い!
こ、これはもしかして霊障でしょうか! とマジメにそう考えるじょりぃ。
禍々しいモノが出るときは変な匂いがするって言いますし!
それが足臭くさだとしても不思議はないかもしれません!

と、アホなことを真剣に考えながら歩いておりましたら、いつの間にか足臭さもやみまして。
ああ、やっぱり夜風が気持ちいいn  う゜っ  今度の匂いはなんだ!

カビ臭いです。しかもその匂いはストロング。

とある老夫婦の自宅から強烈なカビ臭が。

し、 し、 し、


死んでるんじゃないよね? (゚Д゚;)


いや、死んでるなら腐った匂いのはずですし。
いやでも即身仏になっててカビてたりしたらどうしよう!
ああ、だからやっぱりお年寄りはヤク●トをマメに買わないとダメなんですよ!
何かあってもヤ●ルトさんが見つけてくれますからね!

と、アホなことを真剣に考えながら歩いていたら、そこはもう交差点。
この交差点を渡れば、デイリーストア。明かりが煌々とついております。ほっ。
赤信号だったので立ち止まりまして。
ぐるりと周りを見回してみましたら。

ここは田舎です。
夜に歩いている人なんていません。
昼間だって小学生とお散歩のおじいさんおばあさんしか歩いてません。

ぽつーーーーーーーん。

歩行者じょりぃ。 目立ちます。
こんな夜中に、このような田舎道をてくてくとぼとぼと歩く女。
それは以下のパターンしかありません。

1. 家出娘。
 でももう娘じゃありません。

2. DVで夫から命からがら逃げてきた奥さん。
 そんな人はふざけた帽子かぶって楽しそうに鼻歌歌いながらたまにスキップしてみたりしません。

3. スローなブギにしてくれ現象
 男にとんでもないところで車を降ろされた女です。
 これはそう思われてしまうかもしれません。似合うわーワタシ。

4. 飲み過ぎたものの代行拾えなくて歩いて帰ってきた馬鹿女。
 これはそのまんまと言っても過言ではないかもしれません。

5. 霊。
 もう少しうらめしそうに歩かなければ、霊とも思ってもらえません。

ということで、「3」か「4」に思われそうなワタシであります。(思われるのかしら)
そしてそして、こんな時間にかわいらしくてやわらかそうな乙女が一人歩き。
このままでは悪い男どもにさらわれてさわられちゃうかもしれません。(韻を踏んでみました)

じょりぃ、キケン。

ということで、デイリーストアでさわやかな飲料水を買って、帰る道すがら、足臭い霊障とカビ臭い即身仏と、何より悪い男にさらわれてしまう恐怖と戦いながら帰り道を急いだのですが、もちろん誰からも声をかけられませんでした。

しかししかし。
そんなものどもより怖いのは、きょんより遅れて到着してしまうことです。
「せっかくあたしが急いで帰ってきたのに、あのじっとしてられないアホザルはどこに行きやがったんだむきーーー!」
って怒られちゃいます。

急げ。急げ。テクテクテクテクテクテクテクテクテクテク。

家に着きましたら、きょんはまだでした。セーフ。
一応用心のために門を閉めましょう。
と、敷地から一歩外へ出てみたら、きょんの車のヘッドライトが。

あ、危なかった!(・∀・;) 間一髪

車庫に車を入れ、助手席の窓をうぃーーーーんと開けるきょん様。

「ごめんねごめんね。踊り始める前に45分もかけてごめんね」とワタシ。
「は? 何?45分て」
「まずダンス行って15分。そしてこの往復で30分」
「ああ・・・ていうか、それ聞いた時点で疲れた。言われなければ考えなかったのに」

しまった。

「まあとにかく、はい、カギ」ときょん。
「ああ、ありがとうございます」
「じゃああたし行くね」
「はい、気をつけて」

きょんが車を切り返しております。
それを見守りつつ、ああ、これで家に入れる、よかったよかった。
と、カギを見ましたら。

これ、きょんがいつももってる家のカギとキーホルダーが違うし!

「うわああああ待って待って!カギ違くないこれ?」必死で車に追いすがるじょりぃ。
「ん? ああ、ホントだ。ははははははは。こっちだこっち」

わざとかもしれません。
とにかく疲れましたいろいろと。


まあとにかく、きょんは今カギを持っていないわけであります。
「あたしが帰ってきたらちゃんと開けてよね!」と言われましたが。


どうしようかなーーーーー(・∀・)イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ


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