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2007年03月19日(月) ケンカすら

きょんがまた明日からお伊勢参りに行きます。
またもや2泊3日です。
お伊勢参りとは、きょんの憧れの、獣医師であり某大学の助教授をやっているS先生のもとへ、見学&お勉強させてもらいにはるばる北へ上っていく旅のことでございます。
(お伊勢参りについての日記はここここです)

前回のお伊勢参りで「何かいろいろと失敗した気がする・・・」と、帰ってきてから大泣きしたきょんだったんですが。
時間がたてば落ちつくよ、いいことばっかり思い出すよ、と慰めたアテクシだったんですが、案の定そうなりまして。
しかも。
S先生の同僚のM先生という人が異動になるらしく、その先生がいなくなっちゃう前に、きょんさん、また遊びにいらっしゃいよとS先生に誘っていただくことになりましてね。
そりゃあもう喜んだきょんは「もう二度とS先生に顔を合わせられない」とか言っていたくせに、ウキウキいそいそと支度に励んでいたのでした。

で、また買い物に行ったり、仕事部屋のパソコンで予習にいそしんだりと、頭と心がしあわせで大忙しのきょんだったわけです。

わざわざワタシに

「ねえねえ。S先生がまた誘ってくれたってことはさ・・・
 その、あたしのこと、とても良い感じに思ってくれていたりするのかしら」

と目をうるうるさせながら問いを発する始末。

「いやあ。そんなこともないでしょ」

とはとても言えませんから

「そりゃあもちろん、そうさ( ^ ∀ ^ )」

と答えておきましたが。
行く前から泣かれてはワタシも面倒ですのでね。

が。

そこまでウキウキしていたのに、一昨日あたりから

「また泣いて帰ってくるようなことになったらどうしよう・・・」とか
「なんかだんだん、今回も楽しめないんじゃないかって気になってきた」とか
弱気になってまいりまして。
「それにここ数日、寒いし」と。
それは全然関係ないのでは。

で、そんなこたぁ、ワタシの知ったこっちゃないんですが、ここはまあ、パートナーとして励まさねばいけません。

「大丈夫だよ。楽しいって!」
「・・・またS先生とゆっくり個人的な話もできずに帰ってくるのかな・・・」

なぬ?

「は? 『楽しい』ってそういうことだったの?」 とワタシ。
「それだって楽しみの大事なひとつでしょー?S先生に会いたくて行くんだもの」
「・・・まあ、そりゃそうだね」

てか、なんなのよその「ゆっくり話したい個人的なこと」って。

と聞きましたら

「そういうことも含めて、いろいろってこと!」と。なぜかキレてまいりました。
さらに
「なんであたしの気持わかってくれないわけ? そういうの楽しみにしちゃ悪いの?」と。
本格的にブチ切れてまいりまして。

そんなこと言ってないしー。

これだけ読むと、ワタシがヤキモチ妬いたことにきょんが腹を立てたかのようですが、きょんが怒っているのはそういうことではなくて、
「研修に行くのに『個人的なこと』云々言ってるなんて、低俗」とワタシがバカにしたと思ったのです。だと思います。
きょんは自分があまりヤキモチ妬かないので、ワタシが妬くだろうという想像もあまり働かないのであります。たぶん。

ワタシの言い方も口が足りなくて悪かったんですが。

ワタシの言いたかったのは、

「そーゆーことが楽しみなんだったら、事前にそういうオファーをしておかなきゃ、忙しい先生相手に無理なんじゃないの?
 ただ行ったって、先生にしてみたら病院の様子を見学&勉強しにきたと思ってるんだから、
 そういう目的があるのなら、状況をある程度コントロールするための準備が必要だろうよおばかさん」

ということだったのでした。

まあ、「おばかさん」の部分を敏感に察知したのかもしれませんが。

ということで、「おばかさん」の部分を削除しつつ、上記をきょんに説明し。
S先生だって、わざわざ忙しい時期にきょんに声をかけてくれたんだから、「ああ、そういう話もしたかったのかー」ってわかれば、きっとちゃんとつきあってくれるよー、と話しまして。
ごめんごめんと謝りまして。

それでもなおかつ、むっすりしているきょん。
今となってはきょんにとって問題なのはお伊勢参りの不安なんかより、
「S先生と単純に楽しい話をしたいと思ったあたしをバカにしたじょりぃ気にくわねえ」という思いが最優先。
そのことをねちねちねちねち言い続けます。

ワタシも「バカにしたような態度を取って悪かった」という気持と「もういいかげん終わりにしてほしい」という気持で、

「なるほど。ワタシもこのあいだ○○さんと話すのを楽しみにしていたのに、結局できなくてしゅんとしちゃったんだけど、
 要するにそういう感じになっちゃうとさびしいなーってこと?」

と(無理矢理)共感を示してみました。

「そうだよ」
「わかった。それは期待しちゃうし、実現しなかったらがっくりきちゃうよね」
「でもちょっと違う気がするけど。ていうか、あなたが○○さんに会うのがそんなに楽しみだったとは知らなかった」
「あなたがS先生に会うほど楽しみかどうかはワタシにもわからないけどね」<イヤミ
「また『わからない』って言って、わかろうとする努力を放棄した!」

(°д°;)し、しまった。あわあわあわ。

「どうしていつもあたしの気持をわかろうとしてくれないの!?
 じょりぃはいっつもそうなんだよ!(`Д´*)」

心外です(`Д´)

「今だってわかろうとしているし、いつもはわかっていることの方が多いでしょ?
 たまにわからないからって、そこだけをクローズアップして取り上げるのはやめてほしいな」 早口でぴしゃり。
「・・・ごめんなさい」

ふたりして、むすーーー(`ヘ´*)。


これ、車の中で展開していたんですが。
ここで家に着いて、車庫に車を入れまして。
エンジンを停止しまして。

じょ「車出してくれてありがとう(笑顔)」 けろっ。
きょ「いいえー。 ねえ、Mac借りていい?(笑顔)」 けろっ。
じょ「いいよ」
きょ「じょりぃが言ったように、S先生に聞いてみたいことを書き出してみる☆」
じょ「うん。それは良いことじゃない?」

何事もなかったかのように。
なんだったのさっきまでのは。


長く一緒にいると、ケンカすらどうでもよくなるようです。
というか、根気が続かないんですね。
徹底的にやりあう、ということがなくなってきて「ま、そろそろこのへんで手ぇ打ちまひょか〜」という感じに。

相手にムカついたりケンカしたり仲直りのセクースしているうちが花だと思います。

まあとにかく、今度は楽しんでおいで、きょん。
(そして本当にインタビュアーのように聞きたいことを一覧にしてまとめてましたよあの人)
(最後の項目に「あたしのこと好きですか?」と書いてありました)
(もちろんウソですけど。ていうか見てないのでホントは書いてあるかもしれません(°▽°))


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