今日も今日とて
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2007年01月01日(月) |
こいつは春から縁起がいいや |
やさしくてワタシを甘やかしてくれる人と、ゆっくり飲みたいなあ。
なーんて、某所で呟いておりましたら、まさにそのような機会が訪れまして。 元旦早々遊びに行って参りました。
その彼女、名前をエミちゃんとしておきましょう。年はワタシより5つ下です。 エミちゃんとワタシは、7年くらい前でしょうか、県のとあるプロジェクトで知り合いまして。 たまたま最初のミーティングの席が名前の順で隣だったことと、かわいらしい顔立ちに加え、とても素直で心根のやさしい性格だったので「良い人だなあ、仲良くなりたいなあ」なんて初対面で思っておりましたら、エミちゃんのほうもワタシのことを「なんだかいい人そうだ」とすっかり騙されてくださったようで、そんな縁でずっと親しくさせていただいているんですが。 なんだかワタシを慕ってくれてまして、マメに声をかけてくれる娘さんで。 ワタシったら忙しぶっていて、せっかくのお誘いもいつもお断りしているような状態なんですが、懲りずに声かけてくれるんです。良い人です。 エミちゃんの性格の良さに甘えて、ワタシはいつも自分の困ったときだけ彼女に連絡を取る、みたいな感じなんですが。 エミちゃんは翻訳のお仕事をしてまして、英語に滅法弱いワタシは、そのへんで困ると「あのう・・・」とおずおずと連絡を入れるんですが、常に笑顔で気持ちよく助けてくれるという観音様のような人です。
で。
この年末も、ちょいと英語で困ったことが起きまして、「また困ったときだけ悪いなあ」と思いつつ連絡を入れさせていただきまして。 さらに言えば、元旅行代理店勤務で海外旅行が趣味なエミちゃんに、一昨年の冬頃「海外に旅行に行きたいんですが何もわかりません」と泣きつき(結局行けなかったんですが)、参考になるからと貸してもらっていた本がまーーーだ返せていなかったことにも気付きまして。 その旨話しまして、「お礼をさせてください」とお食事に誘ってみました。 しかも「ワタシは三が日なら時間があるんですが」とずうずうしい申し出をしましたら 「私は元旦なら空いてます。ちょうど一人暮らし始めたところなんで遊びに来ませんか?お料理しますから食べに来てくださーい」なんて言ってもらっちゃいまして。
お礼にごちそうするはずが、ごちそうされる結果に。スンマセン。
じょりぃのお約束どおりきっちりと道に迷って電話で案内されながら、手みやげとお礼の品を持ってうかがうと、生地からソースから手作りのピザ3種類と、手作りの苺ケーキが。 しかも事前にメールで 「じょりぃさん、お酒飲むようでしたら、代行代もったいないし、よかったら泊まって行ってくださいね」というサービス精神。
出掛ける前にそのことをきょんに告げまして「代行つかまらなかったら泊まってくるかも」と話しましたら、きょん、どういうわけなのか
「大丈夫ー? 襲われない?」
と、とんちんかんな心配してました。 エミちゃんはノンケです。 さらに言えば、ワタシが襲う心配でなく、襲われる心配をしているあたりがなんだかのんきです。ワタシったら信頼されてる感じですね! さらにさらに、エミちゃんは「よかったらきょんさんもぜひ」と誘ってくれているというのに。(きょんは勉強があるので辞退しましたが)
で。 部屋に通され、わー、苺のケーキー、おー、ピザだーと感激して大騒ぎ。 エミちゃんと会うときは、いつもすごく自分が大事にされているように感じさせてもらえます。 たぶん、誰に対してもそうなんでしょうけどこの人。何しろ観音様ですから。
「あの、じょりぃさん。ミキちゃん覚えてます?確か一度紹介したことがあるんですが」と、エミちゃん。
ああ。はいはい。あのミョーに顔立ちの色っぽい娘さん。
「覚えてますよ」 たぶん。 「実はミキちゃん、このアパートの違う部屋に住んでるんですよ。で、じょりぃさん来るからピザ焼き上がる頃に来れば?って誘っちゃったんですけど・・・」 「そうですか!良いではないですか。みんなで盛り上がりましょう」
ていうか。 その「同じアパートの違う部屋に住む仲良しの女友達」って。 なんだかレズっぽい☆
と期待したんですが、エミちゃんには結婚を前提としておつきあいしている彼がいますし、ミキちゃんも今はフリーらしいのですが確か前にエミちゃんに聞いた限りでは、当時は彼がいたはず。つまんないの。
で、しばらくエミちゃんとふたりで、エミちゃんの旅行時の写真なんて見ながらおしゃべりしつつ、ピザの焼けるのを待っておりまして。
「ミキちゃんはいつ来るんですか?」 「電話してみましょうか」
エミちゃん、ぼそぼそとミキちゃんに電話しまして。
「じょりぃさんに会うから、シャワー浴びてから来るそうです(笑)」 「なぜシャワーを」 ワタシに身を任せてくれる気でしょうかなんてはずはないんですが。 「昨夜遊びに行ってて今朝部屋に帰ってきて、シャワー浴びてないから恥ずかしいんですって」 「あははははははは」 「しかもパジャマで来るかもしれません(笑)」 「わははははははははははは」
ホントにパジャマで来ました、ミキちゃん。パジャマにガウン。
どうもどうもご無沙汰してますというか初めましてと挨拶を交わしまして。
で。
ミキちゃんたら、顔立ちというか雰囲気が色っぽいのは覚えていたんですが、顔自体がとってもキレイな子だったんですよ!スタイルもいいですし。 エミちゃんもかわいらしいですし、なんだか今日、ワタシったらウハウハではないですか! 惜しむらくはふたりともノンケだということですが( ´_ゝ`) ちなみにミキちゃんは、エミちゃんよりひとつ年下だそうです。
3人で旅行の話や映画の話で盛り上がりましてねえ。 ワタシは旅行ってほとんどしないので(このふたりの場合、海外専門ですし)、もっぱら聞き役だったんですが。 映画の話はたいそう盛り上がりまして。 何でもキネマ旬報主催の映画検定なるものがあるんですって? このふたり、去年それを受けようと資料か何かを取り寄せて、結局受けなかったーなんて話をしてまして。
「じょりぃさん、どうですか? 今年一緒に受けません?」と誘われまして。
以前きょんに「こーゆーものがあるんだって」と言われたときは「何それくだらない。映画なんて知識で観るもんじゃないよ。ふ」と一笑に付したじょりぃだったんですが、カワイコちゃんふたりにこのように誘われればどうしたって
「いいですねえ」
って鼻の下伸ばしながら答えちゃいますよねえ。みなさまだってきっとそう。絶対そう。
「試験は確か6月だったと思うんですよ。間際になったら映画検定合宿しませんか?」
いやー。 ワタシ忙しいんですよねー仕事がー。 そんな時間はたぶん取れないと思うんですよねー。
と、アタマでは呟きつつ
「いいですね!合宿!(・∀・)」
と大きな声で返事をしておりました。
何がワタシをここまでノリノリにさせたのかと言えば、どーーーも、ミキちゃんのせいだと思うんですよねえ。 エミちゃんはすごーく良い人なんですが、ワタシには良い人過ぎるのであります。 ワタシが毒吐き的な冗談を言ってもきょとんとされたりして。 が、ミキちゃんには少々の毒とクセが。 エミちゃんはミキちゃんのことを「何かおかしな答えが返ってくるんですよねー」と呆れているんですが、ワタシにはそのあたりがすごくツボだったりしまして。 エミちゃんとミキちゃんで「今年の目標どうしようか」なんて話しているときにも、ミキちゃんの答えは
「休みの日も着替えること、 かな」 <真顔で
という具合。 なんでも休みの日は一日中パジャマで過ごしてしまうらしく、「それって終わってるよね」と。
「いや、顔を洗ってればまだ終わってないってワタシの知り合いが言ってましたよ」と伝えましたら 「ああ、あたし、顔を洗わない日もありますよ。あはははは」
それを聞いて「素敵な人だ」と思うワタシもどうかと思うのですが。 これがルックス的に「おまえそのナリなら顔くらい洗えコラ」というソレならアレなんですが、相手はキレイなエロ顔です。 顔くらいワタシが洗ってあげようじゃないかというものでございますよ。
「大晦日の夜『犬神家の一族』観に行って、帰りに入ったトイレで用を足しながら新年迎えてしまい、そのあとデニーズ行って、夜中の2時にステーキ食べました」などという話も心があたたまります。いや、どうだろう。とにかく2時にステーキはたいしたものです。そのあとおかわり自由のドリンクで5時まで粘ったそうですし。素敵です。
心づくしのおもてなしを受け、心ゆくまで映画の話をし、カワイコちゃんふたりに気持ちをほっこりさせ、ミキちゃんとこれからもおつきあいが続けばいいなー、なんて思いながら帰宅。(結局ふたりが飲まないので、ワタシも飲まずに帰ってきました)
帰ってからきょんに映画検定の話をしましたら 「あたしが話したときは馬鹿にしきった顔してたくせに!何それ!むきー!」と怒られました。やぶへび。 その他、ピザは生地を発酵させてちゃんと作ったんだってー、ほら、これケーキの写真ー、なんて報告しておりましたら、携帯にメール着信。
几帳面なエミちゃんからかな?と思って携帯を見てみましたら。
ミキちゃんからですよ!!!
色々お話できて楽しかったですって書いてありますよ! また機会があったら是非って書いてありますよ! 私の部屋も片づけるので来てくださいねって書いてありますよ! (ミキちゃんは部屋が汚い娘なのだそうです)(なぜかそこも気に入ってます)
とりあえずこの時点で、ワタシったら映画検定を受ける決意をいたしました。 受けなくても合宿には参加させていただくつもりです( ^ ∀ ^ )
しかし。
年上好きなはずだったワタシなのに、最近自分より若い人にばかり気がいってしまうんですが。 これって年を取った証拠ですよねえ。 なんてことも考えて、急に肩が凝ったりする、2007年元旦の夜。
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