今日も今日とて
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さて。掲示板にもちらりと書きましたが。
昨夜、ワタシはひっさーーーーーーしぶりにナナと電話で話をいたしまして。 今日こそ早寝をしよう!と心に決めていたのですが、ナナから「電話していい?」とメールをもらい、 「なんだよそんなにワタシと話したいのかー(´∀`)」なーんて、へにょら〜という顔で「うん」と返信をし、 「久しぶりだよね」「うん。久しぶりだよねー」なんて話し始めて30分くらいは「やっぱ声かわい〜」だの「なんか色っぽ〜」だのヤニ下がったような気持ちでいたんですが。
結局4時間。気づけば朝の5時ですよ先生。 おはよう!爽やかな朝!小鳥たち!新聞屋さん!!
それでも話の内容が「じょりぃのこと好き〜」とか「抱いて☆」とか「抱かせて☆」とかならあと2時間くらいがんばりますが、いかんせん、グチです。泣き言です。とりとめのない悩みごとです。
終わった頃は何か悪いものが電話線を伝わって憑いてしまった!みたいな疲労感。 しかも眠れなくなってしまいました。なんてこった。
切らないワタシも悪いんですが。 でもなんだか、昨夜のナナは、どうも不安定さに拍車がかかっていたような。 しかもハッキリ自分でどう、と自覚もできていないような。 何を悩んでいるのか自分でもわかっていないのです。
なんでそこで!ってところでしくしく泣き出したりしますし。
まあ、そういうエキセントリックなところもナナであり、ワタシはそういうナナも好き(なはず)なので、だからこそ4時間つきあったわけですが。 ワタシのほうの体調と精神状態も「絶好調!!(・∀・)」と言える状態ではなかったため、しんどかったわけです。
とまあ、ナナにグチを言われてワタシがそのことをグチ言ってるようではもうしょうがないわけですが。 グチもきっちりリサイクル。地球にやさしいじょりぃ。 ナナの話はここまでとして、ここからが話の本番です。長いですね、相変わらずイントロが!
そんなわけで、電話線越しに雑鬼に取り憑かれてしまったじょりぃは、やっと眠れたと思ったら悪夢を2本立てで見ました。 ひとつは不思議ちゃんEさんに仕事のことで怒られているというか、がっかりされているというか、軽蔑されている夢です。 さらにワタシがバカなことに、Eさんの大嫌いな「つまらぬ言い訳」までして、火に油をそそぎその上でヘアスプレーを使うような結果を巻き起こす、という夢です。 しかもこれ、ものすごくリアルな夢だったので、目が覚めてからも夢という気がしなくて混乱しました。落ち込みましたし。
もうひとつが、悪人に口径のでかい銃で、至近距離から7発ほど撃たれてしまう夢でした。 こわかったです。 痛みはあまりなかったのですが、へそから下に7発喰らったため、これは立っていられなくなるだろうと思ったじょりぃは、このまま動けなくなったらきょんも殺されちゃう!と必死になり、倒れながら持っていた小型バズーカで相手の頭を見事吹っ飛ばしました。いえーい。 撃たれる前に使えよバズーカ、という話なんですが。のろまなんです。
というような最悪な夢見で目覚めたワタシ。 ああ、今日は資源ゴミか燃えないゴミの日だと思い出し(ゴミ当番じょりぃ)、 「きょーん、今日って犬の散歩中、どっちのゴミが出てたー?」と階下のきょんへ声をかけながら、のそのそと階段を降りましたら。
ぱちん(慌てて携帯を閉じる音)
ぽい(慌てて携帯を自分から遠ざけた動き)
という挙動不審なきょん。
なに今の?(°д°)
疑念 ( ° д ° )
朝はもともと超フキゲンでつっかかりやすくなっているワタシなんですが、今日はそれに加えて寝不足な上に雑鬼までついてます。
「今、ワタシの声で慌てて携帯閉じなかった?」
スマートでないことが嫌いなはずのじょりぃですが、あからさまに追求。
「え?」
正直が売りのはずのきょんが、あからさまにおとぼけ。
あやしい ( ° д ° )
が、しかし。 カッコつけのじょりぃはそれ以上追求できず。 フキゲンに「ゴミだよ。散歩中に見なかった? 今日どっち?」と。 「知らないよ」相手も不機嫌そうに。
気に入らないのでゴミを出すのをやめました。(困るのはどちらかというとワタシなんですが!)
さて。 雑鬼を背負っているじょりぃですから。 いつもにも増して、悪い風に悪い風に考えます。 お互い、いつもフワフワちゃらちゃらはしておりますが、割と公明正大にやらかしております。 ていうか、お互いに見えない部分ではなにやってるかわかりませんが、見える部分ではオープンなワタシたちです。 今日誰と何をしたとか(ナニをした、だといやらしいですネ☆)、今○○さんがお気に入りなんだよ、とか、今度の土曜××さんと出かけてくるね、とか、そういうことです。 が、こそこそというのはあまりやりません。 ていうか、きょんがこそこそしたのはただ一度だけ。
別れる騒ぎになった浮気(にもならなかった)事件のときです。
またなのか(´д`) <自分のことは棚に上げてます
まあ、気にしないことです。 今さら別れるだのなんだのという話にはならないでしょう。 きょんにもそれくらいのやましい楽しさがあったって良いでしょうし。
が、ここで雑鬼がワタシにささやきます。
「あんた捨てられますねん。もうすぐひとりぼっちでっせー」
下手な関西弁で喋る雑鬼。 いつもなら「うるせえ」と振り払って終了ですが、何しろワタシったら寝不足と悪夢とグチシャワーで気持ちが弱りに弱っておりました。
きょんが出ていってひとりになっちゃったらどうしよう。 なんて考え始めてしまいました。
(・∀・)家が片付く!ヤッタ!
ということも一瞬思いましたが。
もうつきあいも長いですし、恋愛という感情からもほど遠いワタシたちですが。 空気のように一緒にいた人がいなくなるのは、とてつもなくさびしそうです。
こういうときに、映画なんかですと、キッチンでなにげなく優しく微笑むきょん、とか、リビングで平和にテレビを見ているきょんの背中、とかそういうものが回想シーンとして浮かんできそうなものですが。 ワタシが瞬時に思い描いたのは以下のようなシーンでした。
ワタシは仕事の手を休め、気分転換に外の空気でも吸おうと玄関を出ます。 するとそこには、農家のオバサンがかぶるような幅広のつばを布でくるんであごの下で結べるような麦わら帽をかぶり、超適当なボロTシャツを着、ジャージを履いてうんこ座りをしながら、「抜くよりこっちのがラク」ということで植木バサミで雑草をばさばさと切って汗まみれになっているきょんが「仕事終わったのー?」とワタシを振り返る、という、絵にならないにもほどがあるとしか言えないような日常のワンシーンでございました。
こんなひどい絵ヅラなのに、それがなくなると思ったら、なんだかじわーんと気持ちが泣けてきてしまいまして。 じわーんとしながらも、もうちょっとこう、我ながら素敵なシーンが思い描けなかったものだろうかと「ぷ」とおかしくなったりもしたんですが。
もう少し思い出のシーンがなんとかならないものか、としんみりとやり直してみましたら、今度は外に設置してある犬用の洗濯機に両手をつき、洗濯物ががらがらと回っているのをトランス状態で凝視しているきょんが思い浮かんでこれもロマンチック失敗。
どうして庭になるのか、と思い直し、家の中の様子を想像してみましたら、リビングであられもない格好で大口開けて寝ているきょんしか思い浮かびませんでした。
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とまあ、ふざけているかのようですが、これらがまっ先に頭に浮かんだことは事実であり、そしてこんなアホくさい想像をして「それがなくなっちゃうのはさびしい」としょんぼりしてしまったのもまた事実であります。
なんというか、「好きな人が自分のそばからいなくなってしまうなんて!」というセンチメンタリズムよりも、どちらかというと、飼っていた猫が死んでしまう感じに似ているんじゃないかと思いました。 ふと目をやると、なんてことなく丸くなって寝ているだけの猫、お腹が空くと、とてとてと後をついて回る猫が、ある日突然いなくなってしまって、いないのはわかっているのにその姿を見てしまうような。 そしてたまらなく悲しくなるような。
なんだかしょんぼり風味なじょりぃ。
でもいつも思うことですが、人が人を好きになったり、何かに興味を持ったりということは、止められないことであります。 こういうのって、束縛したってムダですし、どんなに大事におつきあいしていても、そうなるときはそうなっちゃうのであります。 そして、ならないときはならないのであります。 恋人を束縛しがちな人がいらっしゃいましたら、ワタシは心から進言させていただきます。 それ、ムダです。エネルギーの無駄遣い。恋人の可能性も潰しかねませんし。と思うんですが。 のびのび好きにさせていてもうまくいくものはいきますし、いかないものはいかないのです。(縁側で目を閉じて茶をすすりながらえらそうに)
という信念というか経験に基づいた考えで、きょんにも好き勝手自由気ままにしてもらっているワタシでありますが。
雑鬼のせいか、抜け替わる寸前の乳歯のように、信念がぐらんぐらん揺らぎっぱなしなじょりぃ。
きょんはワタシに隠し立てするような浮気心を持っている。 という信念は、時間を追うごとに確固としたものになっていきます。 縁側で目を閉じて茶をすすりながらえらそうにしていたワタシはどこへ。
今日はもうきょんと口きかないことにしようかな。
と思っていたら、きょんからカエルコール。 「もしもし?」と、今日はいつものようにサルにならずに真声で電話口に出るじょりぃ。 「今日何食べたーい?」 きょん、朝の挙動不審を覆そうとしているのか、やけにやさしい声で話しています。 「んー。ワタシ今日習い事の日なんだよね」 「あ、そうか。どうする? じょりぃが帰ってくるの待ってようか?一緒に食べに行く?」
やさしいじゃないか。でも騙されるもんか。 と思いつつも、やさしくされたのがうれしくて「うん!そうしてもらえるとうれしい」と応えるじょりぃ。
で、電話を切りまして。
このようにやさしくしてくれるのだから、別に浮気のひとつやふたついいじゃないか。 別れることになったら、そのときに慌てようっと。うん。そうしよう。
と心を入れ替え、習い事を済ませ、ふたりで食事に出かけました。
食事をしながら、いつものように雑談を交わしまして。 どうしよう。 今朝の電話のことをもう少し追求してみようか。 でもなー。せっかく雰囲気良くなってきたのに、それを壊すのもイヤだなー。 でも、疑いながら毎日生活をするのもなんだかイヤです。
というわけで、思い切って訊ねてみることに。
「ねえ、きょんさ。今朝の携帯のあやしい感じ、なーに?」 「は?(°д°)」ぽかーん 「なんかさ、様子が変だったじゃん。急に携帯ばちんとか閉じちゃってさ。そのあと慌てて携帯遠くに放ったりしてさ」 「? あなた、今朝も何かそんなようなこと言ってた?」 「うん」 「あのときも何言ってるのかわからなかったんだけど、あたし携帯なんていじってたの?あのとき」 「いじってたよ!」 た、たぶん・・・。 「ふうん。でもなんでいじってたか覚えてないや」 「え」 「で、なに? 携帯の閉じ方が乱暴で気に入らなかったって話? あんたはまた神経質な・・・」 「いや、そうでなくて・・・」 「じゃ、なに」めんどくさそうです。 「何か、やましいことしてたように見えたから」 「はっ。 じょりぃじゃあるまいし」まぐまぐまぐ<ハンバーグを満足そうに咀嚼しながら
( ° ▽ ° )
今日一日、無駄な労力を使ってしまいました。 左肩が一気に軽くなったので、雑鬼も消えてなくなったようです。
我ながら、心底アホらしいと思いましたことよ。
自分がやましいことをしていると、相手もそうでないかとついつい疑うようになる、とはよく言いますが。
まさにそれ!(・∀・)
おそまつさまでした。
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