今日も今日とて
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昨日の午前中。 2時間ほど時間がつくれそうだったので、もはや寝不足で心身共にまいっちんぐだったワタシは、ベッドにこもることを決意。
とはいえ、昨日は月曜日。 いつお客様がくるかもわかりません。 たとえ昼寝でも、パジャマに着替えてばぶーっと寝るのが好きなワタシなんですが、 そこはぐっとガマンして、急なお客様にもワタシが昼寝していたなんてことがばれないように、普通に服を着て寝ておりました。寝づらい。
寝づらい寝づらい。 うとうとうと・・・・
すう。
じりりりりりりいりりりりりりり
呼び鈴だ!誰だ!客だ!まいったな!うとうとしてきたところだったのに!
しかし繰り返しますが、昨日は月曜日。 世の中のみなさんは働いていらっしゃるのであります。 ワタシが土日返上どころかここのところちっとも寝る間もなく仕事していたって、月曜日の午前中にがーがー寝ていれば「じょりぃさん、だらしないなあ」と思われてしまうのであります。
ということで、しゃきーん!と起きて、すぐさま頭を切り換え、すたすたと階下へ降り、にこやかに
「はーい」
と玄関ドアを開けました。 そこにはいつもまわってくれる銀行員さんが。こんにちはー。にっこり。
「あ!じょりぃさん、・・・・ごめんなさい・・・寝てました?」
え! すごくしゃっきりきびきびしているのに! なんでバレたの!
と思ったら。
髪の寝癖が燃え立つ炎のようでした。ちょうど「炎」の字面にそっくりなワタシの髪。
所定の手続きを終え。 しつこくまたベッドに戻るワタシ。 とはいえ、くどいようですが昨日は月曜日。 いつ電話が、呼び出しが、苦情が来るかわかりませんから、電話の子機と携帯電話を枕元に置いて再度眠りに挑戦するワタシ。
でもこの調子じゃ眠れないよなー。と思っていたらうとうとうt
るりりりりりりり るりりりりりりり るりりりりりりり
今度は携帯かよ! 誰だよ!
ということで、仕事のちょっとした電話にまた起こされまして。
手短に会話を済ませ、またもやしつこくベッドに潜るじょりぃ。 あきらめが悪いんです。やっとできた時間。寝なきゃ。
あーでももう眠れないよう。 こういうときはアレです。 脳内でかわいいあの子の服を一枚一枚脱がせるに限ります。 羊を数えるよりもよっぽど催眠効果があります。 好きな人の服を脱がせて眠くなっていたのでは、本番のときに支障をきたすような気もいたしますが、そこが性戯のつたない愛らしいじょりぃとかわいがられるゆえんであります☆ ってそんな自慢にもならないことで「☆」飛ばしてる場合じゃないんですが!
頭の中でかわいらしいブラを外した時点で、ブラの中身に気がいってしまいちょいと目が覚めてしまいましたが、きつめのジーンズを脱がすのに手間取っていたらいいあんばいに眠くなってきました。
うと うと うと すうすうs
るりりりりりりり るりりりりりりり るりりりりりりり
誰だよ!うがあああああああああヽ(`Д´)ノ
あ、 ナルミさんだ。めずらしいなー。 ナルミさんは、ワタシが最初に勤めた会社でワタシの先輩だった人です。
「もしもし?じょりぃさん?あたしー。ナルミでーす」 「あ、どうも。おはようございます」 「ひさしぶりねー」 「ひさしぶりですねー」 「今話して平気?」 「はい」 (´Д⊂)ネムイケド
ナルミさんの知り合いが会社を興すので、それにまつわる仕事を頼みたい、という電話でございました。
「でねー、その社長、すごくいい人だよー」とナルミさん。 「男性ですか女性ですか」 「男性です」 ち。つまんないの。 「そうですか」 はて。 ナニか引っかかる。 「どちらのかたですか?」とワタシ。
「○○に住んでます。ちょっと遠いけど」 「○○・・・・ねえ、ナルミさん。 その人ってもしかして、ベンガル?」
ベンガルと聞いて「はて?」と思うかたはこちらをご覧くださいませ。
「そう!なんでわかったのじょりぃさん!あはははははははは」 「あははははははは」 「しかもベンガルって(笑) あたしベンガル似ってことも話したっけ?」 「ええ。始まる前に終わってしまった話をうかがいました」 「そうだそうだ。あははははははは。 でもね、あたしあの後もアタックし続けたんです実は」 「え! ・・・そ、それでどうなっt」 「やっぱりダメでした」 きっぱり 「あ、そうですか(°▽°)」 「あたしは玄関開けっ放しー!みたいにしておいたんだけど、入ってきてももらえなかったー」 「あ・・・・そうなんだ・・・」
きっとものすごい勢いで開けっ放しにしておいたんだろうな・・・。
「じょりぃさん、彼にアタックしてみる?」 「いえいえ(笑) ベンガルじゃーなー」 「あ! 彼の前でベンガルって言わないでね!」 「言いませんよ!(笑)」 「やーん。じょりぃさんに彼を会わせるのが楽しみー」 「な、なんで?」 「どんなにベンガルか、堪能して下さい☆」 「ワタシそれ別に楽しくないような気がします( ´_ゝ`)」
それにナルミさんとのつきあいの経験上賭けてもいい。 この調子だと、酔っぱらったナルミさん自ら、彼に向かってベンガル呼ばわりすると思います。
「あのね、来週あたり、顔合わせしない? おいしい焼鳥屋さんがあるの」 「あ、いいですね」 「その焼鳥屋さん、店の親父が熱心でねー」 「良いことですね」 「でもね、先週食中毒出しちゃって、今店やってないの」 「じゃ、行けないじゃないですか!」 行きたくないし! 「大丈夫。来週にはきっと」 「ホントかなー」 「あー、でもね、親父、やる気がなくて、7時から9時頃までしかやってないの」 「結局やる気があるんですかないんですか」 「あははははは。熱心だけど、体力がないみたい」 「なるほど」 「まあとにかく、3人で飲みましょ!彼がごちそうするって言ってくれてるし☆」 「はい」 「ホントはイヤ?」 「イヤじゃないです。楽しみです」 「じゃあ、彼に連絡取ってみますねー。 彼はじょりぃさんに会うの、楽しみにしているみたい。ふふふ。じゃあまたね」
ぷつ。と電話を切りまして。
ワタシに会うの楽しみにしてるって。 会ったこともないのに。
ベンガルにいったいワタシのことどんな風に話しているのナルミさん。 「あはははは。でも彼女の前で『ガチャピン』とか言わないでね!」とか言ってるんじゃないですか!?
それに。 確か以前、そのベンガルのこと「あたしの好きなダメ男君タイプ☆」って言ってたような。 お金ちゃんと払ってもらえるんでしょうか。心配。
しかしまあとにかく、ナルミさんのおかげで、昼寝の野望をあきらめたワタシはもそもそと仕事を開始することができました。
ありがとうナルミさん( ´_ゝ`)チョットウラムヨ
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