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2006年08月09日(水) |
前頭前野トレーニング |
最近なっちゃんが「前頭前野を鍛えるために」と言って、漢字テストをしておりまして。 ワタシも順調にボケてきてますので、便乗して仕事の前に一緒に唸りながら漢字テスト。 どこかのサイトが毎日違う問題を用意してくれているらしいのですが、いつもなっちゃんのPCで画面に出しているので、 調べるのがめんどくさいのでご紹介できません。
で、みなさまも納得してくださると思うのですが、漢字って「読めるけど書けない」という具合ではないですか? なので、問題聞くと「ああ。かーんたん」なんて書き始めようとして、はたとペンが止まります。 そして唸る。 でもこの唸りがなんだか気持ちいいんですよね。 脳内で小さなネズミが「たいへん!たいへん!思い出さなきゃ!」とかけずり回っている感じで、 脳がぎりぎりとこそばゆいのであります。
さて。 本日、きょんとパスタを食べに行きまして。 待っている間、話も特になかったので「漢字テスト出してあげようか?」とワタシが申し出てみました。 きょんもワタシ以上にボケ入ってきてますからね。 少しでもくい止めておかないと、あとで苦労するのはワタシなんであります。 先にボケちゃったもん勝ちです。年功序列ならば、きょんが先です。困る。
けっこう問題出すのも難しいんですよね。 「わかりそうでわからない」あたりが楽しいんですが、そのへんのツボを押さえるのがなかなか。 で、きょんの反応が声もアクションも大きいものですから、それがまた笑えるんですわ。 「くー!」「あうー!わかるのよわかるのよ!」「くっそーーー!」「だーー!」という発声とともに、 目の前を腕がひゅんっと横切ったり、鏡獅子のように頭をぶんぶん振り回したり。 そのうちパスタが来まして。 そのままテストを続行しちゃうと、パスタを店中にまき散らす勢いなきょんだったので、いったんテストは休憩。
で、食べ終わって。コーヒー飲みながら再スタートです。
そろそろ問題考えるのめんどくさくなってきたなー と思ったワタシは、 そうだそうだ、この機会に「いやらしいことを口にする」ということを極端に嫌うきょんにいやらしい問題を出してあげましょうという、いやらしい嫌がらせを思いつきました。
まずはジャブとして、動物病院に勤めているきょんならわかりそうな、「体」に関する問題を。
「ひふ」 「それなら書けるわ!あたしじょりぃに問題出そうと思っていたくらいだもの!」 さらさらさら 皮膚 正解。 「まっしょうしんけい」 「ふふん」さらさらさ 「む。しょうの『へん』がわからん!」 ペンが止まるきょん。 「神経というこずえの末端、という意味ではないかな?」 ナイスヒントじょりぃ。 「木へんね!」 末梢神経 正解。 「ちぶさ」 「簡単すぎー」 乳房 正解。
さて、そろそろいってみよー(・∀・)
「ちつ」 「は?」 「ち つ」 「あん? 聞こえない」 「ち つ」
隣の席の人がこちらを見ました。 ワタシが張り切って言葉に出してどうする。って膣なんて別に特にいやらしい言葉ではありませんが。 ワタシときょんの間ではあまり使われません。 きょんは「また」とか「あそこ」とか言うんですが、ワタシからするとそっちのが全然いやらしいように感じるんですが。
「またあんたは・・・でも書けるよ」 さらさらさら
「・・・・それは『むつ』だろう」 睦。 「むつじゃないよ!にくづきだもん!」 「だとしたら、んな漢字ねえよ」 あるの?
で、ヒントをあげてなんとかクリア。 膣 正解。
「よかったー。膣が書けないって恥ずかしいよねー。これでどこに行っても膣って書けるわ!」
膣と言うだけでもじもじしていた人が、どこに行っても書ける意気込みに。良いことです。
「いんけい」 「・・・・・それ別に書けなくってもいいや」 「そういうことでないから。問題だから」
陰茎 正解。
睾丸とか陰嚢とかも問題に出してみたかったんですが、ワタシが正解を書けなかったので断念しました。
いやらしい言葉にあまり恥じらいを感じなくなったきょんがつまらなくなってきて、ワタシの問題の出しっぷりが脱力風味に。
「次は?」ときょん。 「んーーーー・・・・・へ」 「は?」 「おならのへ」 「なーんだ。書けるよ♪ あの字と間違えないようにしなきゃー」
あの字とは。 これです→疵 きず ちなみに「へ」は「屁」です。
もう10年以上前になりますが、Vシネマでこのタイトルがどどんと大きく載っているものがあったんですわ。 レンタルビデオ屋でそのタイトルを見るたびにふたりして「屁って見えるよねー」「ヤクザ映画なのに屁とはね」(だから屁じゃないんだって)「マヌケだね」なんて話していたことがあったのです。 この字と屁と間違えないようにしなきゃー、と、きょんはそう申しております。
「書けた!」と見せてくれたのがこちら。
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あんた堂々と間違えてるじゃん! しかも疵って字とも違ってるし!アホか!
だいたい、こんな漢字あるんですか。ないですよね。 ※後日注:ありました。
「わははははははははははははは」じょりぃ、指さして大笑い。 「何よ! 違うの!」 「これ、間違えないようにしようと思った字じゃん。しかもその字すら合ってないわははははははは」 「えーーーー! ちょっと!恥ずかしいわ!」 「わははははははははは」 「えー? あれー? どうしよー。『へ』は得意分野のはずなのに!」
屁が得意分野だったとは。
「ちょっと!ヒントヒント!」ときょん。 「うーんとね、じゃあ、まず、『しり』って書ける?」
尻。 ナイスヒントじょりぃ。 「まだれ」でなく「しかばね」であることを思い出せば、さっききょんが間違えた漢字の中身を入れれば「屁」ができあがりますからね('-^v)
「しりなら書けるわ!」 ぼりぼり掻きそうな勢いです。
ぼりぼりぼり でなくてさらさらさら 尻 正解。
「尻が書けたなら、ほら、もう『へ』も書けるでしょ?」 「うん!そうよね!」 さらさらさら
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「わははははははははなんでそっちに行くんだよ!わははははははは」 しかもそんな漢字ないし! 「え?あれ? ああわかった!これ! …って『あま』だよこれじゃ『へ』じゃないよ!」
尼さんが屁と間違えられました。
「えー? あれー? 『へ』は書けるはずなのにー」 「でもすごくイイ線いってるよ。もう少しもう少し」 「んーーーーと・・・うがーーー・・・・・あ!わかった!」
屁 <インディ・ジョーンズのテーマでもBGMに流してやってください。ぷうぷうと。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーール!
ああ、楽しかった。
一応きょんの名誉のために補足しておきますが、いつもならさっくり「屁」は書けますし、 今日ももっと難しい漢字をたくさん書けていたんですが。
おもしろいところだけ取り上げちゃってごめんよ、きょん。 世界に向けて発信してしまった。あなたの『屁』。ぷっ。
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