今日も今日とて
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2006年04月17日(月) ワタシダマサレマシタワ(回文)(ウソです)

今日もワタシはてんてこ舞い。

午前中、約束の時間に打ち合わせにうかがいましたら、担当者不在でちょっと待たされまして。
そのちょっと待っている間に電話が3本。
しかもワタシの嫌いなタイプの電話でした。

1本目「あれ、いつ頃できますかね?」 …催促。
2本目「あれ、まだですか?」 …また別の催促。

どちらも「今日寄こせ」な勢いです。無理。無理だから。

3本目「助けてください」

セカチューですか?(°▽`°)


と、冷たく突き放したいところですが!


ワタシはでれでれと対応させていただきました。
なぜならその電話の主は、前回の日記にも登場した、いろんな意味で期待の新人・Sさんからだったからですよ!

Sさん、名前つけましょうか。
ええと、 ええと。

まなみちゃん。 うん、こんな感じ☆
実際は「ヨネ」とかかもしれませんが、今日からSさんはワタシの中でまなみちゃんに決定。

で、先の2本の電話は「うまくすれば今日寄こせこの野郎」という雰囲気な電話だったんですが。
まなみちゃんのは「今すぐなんとかしてください」という、普段ならキレまくるような内容。
って、ワタシキレることってないんですけど言ってみたかったんです。

なんですが。

ここで感心したのが、まなみちゃん、『自分でやろうとして、でもどうしたらいいかわからなくて』ワタシに「助けてコール」してきたのであります。
まず自分でなんとかしようという姿勢がある。これって新卒新人さんにしてはたいしたものだと思うのです。
しかも聞いてみれば、ついこのあいだ入ったばかりの新人さんには随分と荷の重い仕事です。
目標の時間内(今日の夕方まで)にはとてもじゃないけど終わらなそう。技術的にも無理っぽい。

なのに。
ただ単に「どうしよう。どうしたらいいでしょう」という問いかけでなく、すでに自分の中で一生懸命こしらえたプランができていて、それを現実に形にするための方法をワタシに訊ねてきたのでした。

なかなかやるなあ。優秀だなあ。

とはいえ、相談されているのはけっこう厄介なプランです。
でもでも、厄介なことを達成してこそ、うちのような弱小個人事業主にもなんとか仕事が来るのでありますから、ワタシも無い知恵をひねりました。
それにそれに、もしかしてワタシ、まなみちゃんに頼りにされてる?(でれーん)

「これこれこういう風にしてみてはどうでしょうね? その部分に関してはワタシがやっちゃったほうが早いから、こちらで何とかしますよ」

しまった! ワタシ今日すげえ忙しいのに! 思わずいいかっこしてしまった!
ていうかそれ以外に納期に間に合わせる手だてがなかったんですが!

それにここで頼りになるところを見せて恩を売っておけばこれから先(以下妄想になるので略

「ああ!そうしていただけると助かります! ありがとうございます!」
嬉しそうなまなみちゃん。ワタシも嬉しい。

「ただ、ワタシ今日、いっぱいいっぱいでこれ以上動きを増やすことができないんですよ。
 まなみさん、うちまで取りに来ていただくことできそうですか?」
「はい! 行きます!」

ふははははははははははは。

来たら最後、帰すもんか。

なんてことは思いませんよいやだなあ。

で、結局そのときの打ち合わせは、担当者がいきなり歯医者に行っちゃったとかで夕方また出直さねばならなくなり。
はらわた煮えくり返りましたけど仕方ありません。
速攻で家に帰り、他の仕事を後回しにし、まなみちゃんのための仕事をせっせせっせと。

お昼なんて食べなくていいもんね! せっせ せっせ

できた!

できたらまなみちゃんに連絡することになっていたので、すぐ電話。

「できましたよー」
「ありがとうございます! じゃあ、すぐにうかがいますね」

(´∀`)

この仕事の分の請求どうしようかな。
ちょっと請求しづらい仕事だよな。

まなみちゃんのためにという動機でやったことだし、サービスでいいか!(こんなだから忙しいばかりで儲からないんですよワタシは!)

鼻歌を歌いながら「今日はどんな服装だろうなー」なんて考えつつまなみちゃんを待っていたら、携帯に電話が。
まなみちゃんの直属の上司にあたる、有能女性営業社員のAさんです。

「もしもしー」
「あ、じょりぃさんですか? あの、例の件すみませんでしたねー。うちのまなみがー」
「いえいえー。いいんですよー」

わざわざ部下のお礼?

「で、私が取りにうかがいますので。あと15分くらいでそちらに着きますから」


え!( °_ °)



は な し が 違う!!!




落胆 orz


いいやしょうがない。
でもじゃあ請求書は出させてもらおうか。
ってワタシのこの姿勢、経営者として激しく間違えていると思いますが。
慌てて見積を考え、「まあ稼げたからいいか!」なんて自分を納得させたりして。
ていうか、稼げる仕事をさしおいて無理矢理割り込ませた仕事なんですから、請求しなくてはいけないんですよ!自分!

Aさんがいらっしゃいまして。

「はい。これです」ブツを渡しました。
「あーー、本当にありがとうございます!」
「いえいえ。で…」<金額の話をしようと思ったじょりぃ
「すっかり面倒かけちゃって・・・必ずこのお礼はしますからね!恩返ししますから!」
「え?  あ、はい。 いえ、気になさらずに」

ていうか、お礼とか恩返しでなくて、報酬の話をしたいんですワタシは。

「あの、Aさん…」
「まなみも本当に感謝してましたよー。もうすっかりじょりぃさんファンみたい!」


請求がなんだって言うんだ!(´∀`)(´∀`)(´∀`)


そして今日も夜なべするワタシ。


いいの。
女で身を滅ぼすなら本望だから。(大袈裟です)


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