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2006年03月12日(日) |
人の振り見て我が振り直せ |
本日夕飯を食しながらビデオで「トイズ」を見ておりまして。 ワタシ、この映画が好きでしてね。オモチャが好きだからという単純な理由なんですけど。 それと、映像が楽しいもので。
た・だ。
ワタシ、主演のロビン・ウィリアムズが昔から苦手なんですよねえ。 まず顔が苦手。笑顔がキライ。 そして何より、演技派と言われている彼の演技がキライなんです。 好きな人、ごめんなさい。良い人なんだろうというのはひしひしとわかるのですが、どーーも苦手なんですよねえ。
で。 ビデオ見ながら小刻みにイライラしちゃうのです。 あー、このキャラクター、ロビン・ウィリアムズでなければもっとかわいいはずなのにー。
と、どうやら口に出して言っていたらしく、隣りでもぐもぐとごはんを食べていたきょんが「じゃ、誰ならいいの?」と。 うーむ。
あ、いたいた! この人がいい!
「ジョニー・デップ」 「あー、なるほどね。いいかもー。じゃあ、ジョーン・キューザックの役は?」 「そうだねえ。プラスチッキーなイメージをベイビードールなイメージに変えて、クリスティーナ・リッチなんかもいいなあ」 「あたしはジョーンのイメージのままスカーレット・ヨハンソンがいいな」 「あ、それもいい」
と、「トイズ」を知らない人には何が何やらな話で申し訳ないのですが。
で、一度ケチをつけ始めるともう止まらないのがこのアテクシ。 ロビン・ウィリアムズの演技にいちいちダメ出しします。 偉大な演技派俳優にケチつけまくり。 オマエは何様だじょりぃ様ですという定番の決め文句も久しぶりという更新具合ですねこんばんは。
ロビン・ウィリアムズ演じるレスリーが、いつもふざけっぱなしで、それがまたつまんないんですよ! 映画の中ではおもしろいっつーことになってるみたいなんですが、ひっきりなしにふざけたり冗談言ってる割にちっともおもしろくなくてイライラするわけです。 そのことについてもタラタラと文句を垂れるじょりぃ。
「こんな人が身近にいたら、すげー疲れるだろうね」とワタシ。 「そうねー。 じゃああたしの気持ちもわかってくれるかな」 「え!」 「同じようなもんだよ、あなた」
がーーーーーーーーん。
人の振り見て我が振り直せ。
そのうち、レスリーのイトコ・パトリックという人物が出てきまして。 このパトリックという人物は軍隊の人間で、えらく几帳面なんです。 で、オモチャ工場の食堂で何やらイライラしながらランチ食べてまして。 ジョーン・キューザックが「どうしたの?」めいたことを聞きましたら
「おかずとおかずがくっついてる。 軍の食事はちゃんとおかずごとに仕切があった。おかずが混ざるのがガマンできない!」 みたいなことを言ってプリプリしてまして。
これはワタシ言われるかなーと予感はしていたのですが。 すぐに言われなかったのでホッとした頃に
「じょりぃみたいだねー」と、きょん。 「これは言われると思った」と、ワタシ。
先日もきょんと焼肉を食べに行ったとき。 ごはん頼もうかどうしようかという話になりましてね。 頼まないと物足りない気がして、頼んじゃうと食べすぎな気がしたのであります。
「じゃあ、ごはんひとつ頼んで、一緒に食べる?」ときょん。 「うーーーーーん・・・・あ、半ライスというのがあるよ。これを頼めば良いのではないかな」 「でもさ、半ライスふたつだと300円、ライスひとつなら200円なんだよ!ダメ!」 そうですか。 「えー。 じゃあいらない」 「なんでー?」 「一緒に食べると、相手のおはしでごはんが汚れるから、いい」 「・・・・・・あっそ」
もちろん、仕切のないプレートやお弁当で、おかずの味が隣同士しみこんじゃうのもガマンでき ますけどイヤです。
ということを、きょんがここぞとばかりにと言う割には一拍置いてから攻撃してきたわけでございます。
人の振り見て我が振り直しやがれこのやろう、という具合でございましょう。
さらに。
ロビン・ウィリアムズがロビン・ライト・ペンと出会い、ふたりで意気投合して食堂で楽しそうに話しているシーンで。 ひっきりなしに(ワタシから見ると)つまらない冗談をまくしたてるウィリアムズ。 そのクソつまらない冗談にノリノリで楽しそうにしているライト。 見ていて虫ずが走ります。って、ワタシこの映画好きなんですってば。
「あの女は本当におもしろいのかアレが!」とワタシ。 「おもしろいんじゃないの?ほら、あんなに楽しそうだよ」 と、ふたりで冷ややかに見ておりましたら、ウィリアムズがギャグの禁じ手、「ぶうっ」というオナラを!
まあ、オモチャのオナラだったんですが。
「最悪だな」とワタシ。 「でもさー、あなた」
え! まさかワタシこれはやってないよね!
「え! ギャグでオナラしちゃったことないよね!?」と、真剣なワタシ。 「いや、オナラはないけど、前の職場でさ・・・」
と、きょんが話してくれた話が以下でございます。
当時ワタシときょんは同じ職場で、しかも同じセクションで席もすぐ近くでした。
「で、じょりぃ、すごく嬉しそうに、ガチャポンで当てた!とか言って、会社にブーブークッション持ってきたの、覚えてる?」
忘れてたけど思い出しました( °▽ °)
「普通、オトナが会社にブーブークッション持ってくるかぁ? しかもガチャポンで」と、きょん。 さらに 「そしてじょりぃ、嬉々としていろんな人に仕掛けていたのよ、そのブーブークッション」と。
忘れてたけど思い出しました( °▽ °) 会社に何しに行ってたんでしょうワタシ。首になりそうになるわけです。
「しかもあなた、仕掛けた人のそばでにこにこ嬉しそうに待機しちゃうもんだから、そのうちみんなひっかからなくなってさ」
バカかワタシ( °▽ °)
「それでもしつこく仕掛けててさ。○○さんの席に仕掛けて○○さんが戻ってくるのをニヤニヤしながら待っててさ」 「ふむふむ」<もうすっかり過去のことを忘れているじょりぃ 「そしたらじょりぃに電話が入ったのよ」 「ふむ」 「で、じょりぃ、自分の席に戻るまでもないと思ったのか、○○さんのとこで電話取ったんだけどさ」 「ふむ」 「自分で仕掛けたブーブークッションに座っちゃって、ぶううううううとかすごい音させちゃってさ」 「わははははははははははは」<初めて聞く話のようにウケるワタシ 「で、『おう!』とか本気でビックリしてんの」 「わははははははははははははははは」 「しかも『おうって言っちゃったよ!』って言いながら電話に出たの」 「わはははははははははははは」 「バカだよねー」 「きょん、それ見てたんでしょ?」 「すぐ近くで」 「おもしろかった?」 「おもしろかったし笑ったけど、この人ホントにバカだと思った」
でも。
ロビン・ウィリアムズのギャグよりおもしろいじゃないか。 って、この話のあいだ、きょんは全然笑っていなかったので、おもしろいのはワタシだけだったみたいんなんですが。
このブーブークッションには後日談がありまして。
ワタシったら私物を山のように会社に持ち込んで、しかもあちこちに置きまくっていたので、その会社を退職してからもぽろぽろとワタシのものがロッカーやおかしなところから出てきていたらしいのですが。
会社やめてしばらくしてから、それらのいろんなものと一緒に、ごていねいにブーブークッションも郵送されて来たのでした。
そのブーブークッションを、嬉々として次の会社でもブーブーと仕掛けたのは言うまでもありません。 そして、ワタシ以外誰も楽しそうでなかったのも言うまでもありません。
やっぱりロビン・ウィリアムズ並か( ´_ゝ`)
人の振り見て我が振り直せればこんな楽なことはないという話でございますね。
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