今日も今日とて
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2005年12月11日(日) |
師匠もみんなも相変わらず |
昨日は3発目の忘年会でした。 これは仕事がらみのものではなく、ワタシが最初に勤めた職場の懐かしいメンバーで集まって飲もう!というものだったので気楽だったのですが。 きょんのゴキゲンが悪く、ずっとハラハラしておりました。 しかし、今日はそもそもきょんに「あたし今日の飲み会気乗りしない。テンション低くてキゲン悪いだろうけど、じょりぃ、あたしの面倒見てね」と最初に申し伝えられておりましたので、「みんなのいる場所で仏頂面するな!」といつものように説教を垂れることもなく、根気よくきょんをちやほやしてあげたやさしいじょりぃ。 きょんも後半はテンション上がってきたようで安心しましたが。 男性も含めた参加メンバーに「きょんさんは男らしい」「意外とハッキリものを言うよね」「竹を割ったような性格だ」と言われ、良い気分になっていたようです。 「男らしいって言われて嬉しいんだー」と不思議がられておりましたが。 きょんは見た目が女っぽくておとなしそうなのが不満で、逆のことを言われるとたいそう喜ぶのであります。
そんな話はさておき。
その飲み会には、ワタシの先輩・ナルミさんも参加しておりまして。 というか、ナルミさんが発起人だったんですが。 ナルミさんはいつも自分から「飲もうよ」と皆に声をかけては企画倒れ、あるいは本人自ら当日ドタキャンという人なので、 今回の飲み会も「現実になるのか」とみんなで心配していたのですが、無事に忘年会の運びとなってなにより。 常に常にいいかげんな人なのですが、人柄の良さからみんなに愛されて常に中心人物であります。
ワタシはこのナルミさんに仕事人として育てていただいたようなもので。 とはいえ、先述のとおりいいかげんなナルミさんですから、ちゃんと指導したりはしてくれません。 ワタシが勝手にナルミさんの仕事ぶりを見て勝手に覚えたのですが。 それでも今ワタシがなんとか仕事ができているのは、優秀だったナルミさんの仕事ぶりのおかげと心から感謝しています。 ちなみにタマリンもナルミさんに育てられた人であります。
ナルミさんは仕事の師匠でもありますが、恋愛の師匠でもあります。 といっても、ナルミさんは完全ヘテロ。 しかし、その男好きっぷりが、いいかげんっぷりが、見境なさっぷりが、恋多きっぷりが、そして結局いつも失恋しているっぷりが、ワタシとそっくりです。 (ワタシの対象は女性ですけど) いっつもふわふわふらふらしていて、会うたびに 「じょりぃさん!あたしすごい素敵な人と知り合っちゃった!今度こそ結婚します☆」と言ってるんですが、まだ独身です。 安野モヨコのマンガ「ハッピー・マニア」の主人公・重田カヨコそのまんま、みたいな、ナルミさんの恋愛人生。
さて、そんなナルミさんですが、昨日も会うなり 「じょりぃさん、あたし失恋しちゃったー」と。
「え。またですか」 「もうね、すっっっごい素敵な人なんだよーー」 「ええと、顔がちょっとぶーで性格はダメ男クン?」 そーゆー人が好きなんですこの人。 「そう。ベンガルに似てます」
相変わらずです。どこがステキなんだ。
「でも振られました。昨日」 「昨日? 他に女ができたとか?」 「いいえ。 まだ始まってもいないんだよ実は」 「始まってもいないのに失恋。 …しつこくしたんでしょ」 「どうしてわかるの。その通りです」
だってあなたはワタシの師匠。 恋愛パターンだって失恋パターンだっていつも似ているぢゃありませんか。
「昨日振られたって、どういう状況ですか?」 「あのね、デートをキャンセルされたの」 「なんだそれくらい(笑)」 「でもね、理由が『仕事が忙しい』だよ!それってもう終わりじゃない?」
だからまだ始まってないんでしょナルミさん。
一緒に飲んでいた男性が「いや、男が仕事忙しいってときは、ホントにどうにも時間取れないときって多いよ」と。 「そうですよ。ワタシもホントににっちもさっちもいかないときってありますよ」とワタシ。
「ありがとう」 「でも、『○○が忙しくて』って、十中八九気がないですよね」 真実も言い渡すワタシ。 「あたしもそう思う」とナルミさん。 「で、何をしつこくしちゃったんですか?まだ始まってもいない相手に」 「あのね、『ゴメン、約束の日忙しくて会えない』ってメール来たんだけどね、 その返信にあたし、泣いてる顔文字を何十個も送ってしまった」
え!
(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
「・・・・やっちゃいましたね。ワタシでもそれはやらない」 「やっちゃった」 「えー。それで、相手から返事はなんてきたの?」と男性A。 「来ません」
一同、大笑いしたあと無言。
「でも、かわいいな、と思う人もいるかも。泣き顔連射」とワタシ。 「そうかな?!」とナルミさん。 「うん。好きな人からならかわいいと思うかも」 「ゴメン、そこまで好かれてない」
こっちこそゴメン、ナルミさん。
「そもそもさ、間違いメールが痛恨だった」とナルミさん。 「間違いメールとは?」
どうやらナルミさんが営業に行った先で知り合って意気投合して、携帯のメールアドレスも交換したらしいのですが。 そしてその後、なんてことない仕事にからんだメールのやりとりをほんの数回交わしたふたり。
そしたらある日、ナルミさんの携帯にそのベンガルから
「これから帰ります」
とメールが。
「なぜナルミさんに帰るコールを?」とワタシ。 「うん。あたしもそう思った。誰かに送るの間違えちゃったのかなって」
ええ。間違えたんだと思います。完全に。
「でもさ、あたしとしてはそうは思いたくなかったわけよ」 「帰るコールする相手がいるんだなんて、思いたくない、と」 「そう。だから無理矢理前向きに考えてしまった」
このへん、ワタシに似てます。無理矢理ポジティブシンキング。しかも的外れ。 で、肝心なときにネガティブになってうざがられたり。 (;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)みたいに。
ナルミさん、続けて 「前向きに考えて自分に『これは間違いメールじゃない、きっとあたしに送ってくれたんだ』と考えた結果、 『はーい。気をつけてね』と返信してしまいました」
「何を気をつけろって言うんだよ」と、男性A。 「ナルミさんにじゃない?(笑)」と、男性B。 「ベンガルも『しまった』と思ったでしょうね」とワタシ。 「で、ベンガルからはなんて返事が来たの?」と、女性A。
「返事は来ませんでした」
痛☆恨
「それは確かに始まってないかもな」と男性B。 「だから始まってないんだってば」とナルミさん。
「でもあたし、来年は結婚します☆」
そんな、相手もいないのに勝手に。
「なんかそれ、毎年言ってるよねナルミさん」と女性A。 「今年こそホントなんだってば!」 「その根拠は?」とワタシ。
「だって細木数子によると、あたし来年が最後のチャンスなんだって。 だから来年結婚しないともうできない。背水の陣です」
細木数子に頼っている時点でヤバイと思いますよナルミさん。
「ナルミさんさ、他にお目当てはいないの?」と男性A。 「います。ていうか、半同棲している人がいます」 「なのにベンガルに浮かれてるのかよ!(笑)」 「だってそれはそれ、これはこれだもん」
さすがは師匠。
「じゃあ、その人と結婚すればいいんじゃん」と男性B。 「できないの」とナルミさん。 「じゃなんでつきあってるの?」 「好きだから」 「じゃ結婚すればいいじゃん」 「できないんだってば」
ナルミさん。
また不倫してるんですか。
「それってずっとつきあっている人(やっぱり不倫)と同じ人?」とワタシ。 「いいえ。違う人です」
ナルミさん。
お互いもう少し腰を落ち着けてオトナになりませんか。 と思った師走の夜でありました。
ちなみにきょんは 「きょんさんは彼いないの?」と皆に質問され
「いないわ。でもあたしモテないわけじゃないからね!言っておくけど」
と真顔で大声で高飛車に言い放ち、まわりを引かせておりました。
あなたももう少しオトナにならないとね、きょん。 場を、空気を読もうよ。( ´_ゝ`)
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