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2005年12月01日(木) こんなに大人なのに

どうしてきょんを始めワタシのまわりの人は、ワタシを子供扱いとか動物扱いとかするのでしょう。
さっぱりわかりません。

何しろホントにもういい歳ですし、ちゃんと自分で稼いでますし、分別もありますし。
仕事はマジメですし、漢字も読めますし、アルファベットだって全部書けます。
星座も5つくらいならわかりますし、手品だって3つくらいできます。
寝る前にはきちんと歯を磨きますし、頭を洗うときはシャンプーハットは使いません。

なのに一体どうして。


今日はワタシ、激しい胃痛に悩まされておりまして。
「がんばんよく」のせいだ!と決めつけておりましたが(は、漢字が書けていない)、同じがんばんよくをしたなっちゃんは
「がんばんよくのおかげで、今日は調子がいい☆」と言っていたので、どうやら昨夜の忘年会一発目で飲み過ぎ食べ過ぎだっただけみたいです。
そんなに食べてないし飲んでないのになあ。おかしいなあ。

それにしても胃が痛い。胸が痛い。背中が痛い。神経痛だったらどうしよう。
ある意味すごく大人っぽいですが、神経痛って。

こんなに胃の調子が悪いのに、本日ワタシったら取引先の新商品の試食なんてしなければいけませんでした。
しかも甘いモノです。しかもたっぷり。
でも仕事ですから、大人ですから、もりもり食べました。

胃にキターーー!!! 息をするだけで痛い。こりゃたまらん。
そのあとなっちゃんと一緒に薬局に駆け込み、「テキメンにすぐ効く胃薬ください!1000円以内で!」と店のオヤジにお願いしました。

財布に1000円しか入っていなかったんです。
大人は1000円もあれば十分かなと思っちゃったんです。
ちなみにいつも3000円くらいしか入ってません。たまにドキドキします。
なんでいつもそれだけしか財布にないかと言えば、あればあるだけ使っちゃうからです。
江戸っ子風味の大人なんです。

オヤジは「いつから痛いの?どんな風に?えーと、風邪ひいてる?」と、いくつか質問したあと、「ふむ」とか言って自分の後ろの棚から薬をひとつ取り「これだね。今水を持ってきてあげるから、すぐにお飲みなさい」と言いました。

い、い、いくらかしら。
棚にはいろんな値段の薬が並んでいます。
800円くらいのだといいなっ。

「はい。999円ね」


オヤジ。プロです。


残金1円。

家まで無事に帰れますように。
ていうか、999円てすごい値段設定。


で、1日中、ぐーずぐずしてまして。
薬局のオヤジのチョイスしてくれた薬のおかげで、だいぶラクにはなったのですが。
999円で3錠しか入っていないんですから、効いてくれないと困りますが。
帰り道、なっちゃんに「残りの薬、なくさないでね。あと666円分もあるんだから!」と心配されました。
大人なんですからそんな大金的薬をなくすはずがありません。

今日お休みだったきょんが、夕方になって仕事部屋に入ってきまして。
「夕飯、何なら食べられる?」と。
「・・・食べられるかな・・・」
「何でもじょりぃの食べられるもの作ってあげるよ?」
「・・・おかゆ」
「ん、わかった。ラクでいいやこりゃ」
「『ごはんですよ』も買ってきて・・・」
「あー、はい」
「うめぼしも・・・」
「はいよ」

ああ。でも。
せっかく作ってもらっても食べられないかも。


と思っていたら、お腹が空いてきてしまいました。

夕飯のしたく(ていうか、洗い物してましたが)をしていたきょんに「おなかすいた」と。
「もうすぐごはん炊けるよ?」
「おなかすいた」
「待てないということ?」
「そうかもしれない」
「ポテトチップしかないけど」
「食べる」
「・・・すごく胃に悪いよ?」
「おなかすいた」

と言ったきり、こたつに横になるじょりぃ。
きょんが洗い物の手を止め、ポテトチップを持ってきてくれ、袋も開けてくれました。
きょんがやさしいからでなくて、ワタシが開けるとぶちまけてしまうからです。
大人なので、力が有り余っていて上手に開けられないのであります。

「ほい、開けたよ」

大人というか既に老人なので、体を起こすのが億劫です。
口だけ開けましたらきょんが食べさせてくれました。
要介護老人じょりぃ。

しかし、二度目に「あーん」をするのは人間としていかがなものかとためらわれましたので、体を起こし、ぽりぽりと自分で少し食べました。

「ああ。  食べなきゃよかった・・・胃が痛い」
「あんたはアホか」

大人なのでアホと言われても腹を立てたりしません。
のそのそと仕事部屋に戻って仕事を再開しました。

で、夕飯。
わあい。おかゆだー。ごはんですよもあるー。梅干しもあるー。ごちそうだー。
と喜んだら、きょんが大変バツが悪そうでした。
もしかしてイヤミだと思ったのでしょうか。素直に嬉しかったのですが。

なんだかんだぐずぐず言っていた割には、結局おかゆをおかわりするじょりぃ。
おかわりができるなんて大人です。

「りんご食べる?」ときょんが聞いてくれました。
「・・・いらない。お腹痛い・・・」
「そう」

しかし梅干しをひとつつまみ食いするじょりぃ。

そうしたら。

のど。
のどが渇きました。口の中がしょっぱい。誰か助けて下さい。

ということで

「りんご食べる」と、さっきいらないと言ったりんごを要求。
「食べるの?」
「梅干しがしょっぱかった。りんごで中和せねば」

そろそろきょんに怒られるかな?と大人なじょりぃは少々ビクつきましたが、
きょんはなんてことなく「はいよー」と立ち上がり、りんごをむいてくれました。

にこにこしながらりんごを食べましたが。

ほとんど食べられませんでした。
口が欲しかっただけなので、ちょっと食べたらおなかいっぱいですし、胃は痛いし。

「もういらない」
「ほとんど食べてないじゃん!」
「・・・・・・・・」
「まあいいや。あたしが食べるから」

そのりんご、非常に大きいのですが。
きょんが健啖な人間でよかったです。

そして、仕事をしなければいけないのに、しっかり「大奥」を見てしまい。
「安子(理名タンです)かわいーー」を連呼し、今に至ります。
大奥見ちゃった分を取り戻さなければいけないというのに、この大人めいたアホらしい日記をしたためているじょりぃ。
明日は早朝から撮影ですが、大人の分別として、今日の仕事は今日のうちに終わらせなければならないので、胃が痛いとか睡眠ほしいとか甘えたことは言っていられないのです。

というわけで。

どうしてワタシが子供扱いとか動物扱いとかされるのか。
ホントにさっぱりわかりません。ばぶー。


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