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2005年12月17日(土) 黒髪の乙女

ワタシ、今日髪を黒くしたんです。午前中。

だって最近はなんか黒い方が流行ってるのかなーなんて思ったりしたもんですから。
もう既に遅いんでしょうかそれ。
最新の流行をご存知でしたら教えてください。仕事がもらえる範囲で。営業行った先でひっくり返られない範囲で。

まあとにかく。
髪もちょびっと伸びてきて、でもまだ揃えるにも中途半端だしということで伸ばしっぱなしのアテクシなんですが。
この「伸ばしっぱなし」というのがだらしなさそうでいけません。
ならばいっそ、キリッと黒くしちゃってはいかがなものかなー、なんて☆

それにそれに。

きょんは、黒い髪のワタシの方が好きだって、前に言っていたのですよ!

って、別に今さらきょんにどう思われてもいいんですが、もし「うあー。失敗だったーーー」となったときに、せめてきょんだけでも
「うん。でもあたしは、黒い髪のじょりぃのほうが好き☆」
なんて言ってくれれば、落ち込んだ気持ちもいくらか回復するかもしれないじゃありませんか。

ただ問題が。

まず、ワタシは髪が多いんです。
黒くすると重たくなっちゃうのではないかなー、なんて。

もうひとつ。

なぜか髪を黒くすると、バタ臭い顔が余計に日本人離れするのでございます。
バタ臭いと言っても、ひたすら暑苦しい、暑い国の方の人、みたいな感じなんですが。
人間性だけで十分暑苦しいというのに、顔まで。
ていうか、内面がにじみ出て顔まで暑苦しくなっているのでしょうか。

まあとにかく。

それらのリスクを背負っても「でもきょんは黒髪のじょりぃが好きだから」ということを頼みの綱に、黒髪にチャレンジしてみました。

らば。

何、らばって。 というのはさておき。

どうも黒さが足りなかった。
もうかなり金髪めいてきていたので仕方ないのですけど。
ち。 失敗か?


午後になってなっちゃんが出社しまして。
まずは庭で犬どもを遊ばせつつ。

なっちゃん「あれ? 髪が黒くなってる?」
「うん。えへへへ。 どうかなぁ?」
「あー。 ううーーーーん・・・・」
「あ! 重たくなっちゃったかなっ」
「あ。 うん。 それもあるけど」

それもあるのか。 そしてそれ以外にも何かあるのね。

「なあに?」
「なんていうか、こう、 異国情緒が増したよね」


があああああああああん


「い、いこくじょうちょ?」とワタシ。
「うん。 今まではなんか、漠然と『日本人ぽくないなー』程度で済んでいたものが、地域が限定されてきた」
「ど、どこかな?」
「ええと・・・・・あっちのほう」
「・・・中近東?」
「まさに」


濃い。


最近というかもうずっとですけど、薄い顔に憧れているもんで、じょりぃ的に大失敗な様子。

「いいじゃん、また茶色くすればー」となっちゃん。
「いやだよ!せっかく黒くしたのに!
 それにいったん黒くしちゃうと次はなかなか明るくならないんだから」
「でもどっちにしても、今もなんだか中途半端な黒さだし・・・」
「うわあああああああああん」


でもでもでも。
ワタシにはきょんがいます。
きょんが帰ってきてワタシを見たら「まあ。かわいい☆」とワタシに惚れ直すはずです。

ということできょんが帰ってきまして。

「あれ? じょりぃ、髪が黒くなった?」ときょん。
「うん。えへへ。どうかな?」
「んーーー・・・・・・」

なにその「んーーーーー」って!

「変?」
「ていうか、中途半端じゃない?」

がーーん。ここでも。

「でもさ、だいぶ黒くなったでしょ? あなた黒い髪のワタシのが好きだって言ってたじゃない」

「あ?  そんなこと言ったっけ?」


撃 沈。



「言ってたよ!ほら!もう随分前だけど!よくスキーに行ってた頃さ!今よりもっと短くて!
 hydeも黒くしてたときで!hydeみたい☆って喜んでたじゃん!」
「あーーーはいはいはい。思い出した思い出した。言った言った」

ほっ。

「きょんが好きだって言ったから黒くしたのに」<ウソついてます
「ウソつくんじゃないわよ」<バレてます

「好きでしょ!黒髪!」 もはや半強制的に。
「んーーーーー、あのときの黒と今日の黒は違うからなあ」  何その微妙具合!
「えーー。 じゃあ、きょんは今となっては黒い髪のワタシと茶髪のワタシとどっちが好きなの?」
「ん? 茶髪かな?」


撃 沈。


「・・・じゃあいいよ。また脱色するから・・・。髪傷むけど・・・。ハゲるかも・・・」<大袈裟です
「あー、いいよそのままで。よく見たら黒い方が良くなってきた!いいよ!その中途半端な黒!
 ・・・・ていうかさ、なんかあなた、濃くない?」



もう二度と黒くしない。
ワタシは亜麻色の髪の乙女です。



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