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2005年11月30日(水) 演歌的ヘアカット

「髪を切りたい」と、もう随分前から言っていたきょんだったのですが。

ワタシはきょんて髪が長いほうが好きなんです。
ていうか、単に髪の長い女性が好きなのかもしれませんが。
なので、きょんがこう言い始めると、こっそりと洗脳作戦に出ます。
こんな髪型が良いのでは? これなんてきっとよく似合うよね? と、
きょんに協力するフリをして、自分の好きな髪型をプッシュしておきます。
って、全然こっそりしていませんね。
しかもワタシの魂胆は見破られていたりしますし。

しかし、ワタシには切り札のセリフがあるのです。
「ばっさり切りたい。ショートにしたい」と言い募るきょんに

「確かに短いのも似合うもんね、若々しくなるしさ。
 でもさ、長い方が男子にちやほやされるよ」

たいてい、この「男子にちやほや」に負けて、ここのところ長い髪をキープしていたきょんだったのであります。
愚かなことよ。ふふふふふ。ふはははははは。<高笑い

で、昨日。
ワタシが打ち合わせの移動のために車に乗っておりましたら、メール着信。
仕事が休みのきょんからでした。

「美容院に行って来まーす」

返信。
「楽しみに待ってるよー」

きょんが「こういう風にしようかな」とチェックしていた髪型は、長めのレイヤーだったので、
ワタシは安心して送り出したのでありました。


が。


「ただいまーーー」と帰ってきたきょんを見ましたら。


ワタシより短くなってました。 ( ゜ Д  ゜ )


「・・・短い」
「うん。 思い切って切ってしまった。えへへ」
「かわいいね」
「棒読みになってるよ。短いのが気に入らないんでしょ」
「いやまさかそんな。あなたの髪型ですし」
「ふんっ」
「かわいい!ホントかわいい!若返ったしね!」
「美容師さんもじょりぃと同じようなこと言ってたよ。
 切ると若くなるけど、男性ウケするのはやっぱり長いほうなんですよねー、と」
「ほうらね」
「でもいーんだよっ。あたしはさっぱりして良い気分」
「よかったね」


が っ く り orz


いや、ホントに似合っててかわいいんですが。
しかしもともとなかった色気がこれで(以下略)

ワタシより短くするなよー。
って、ワタシが今伸ばしているから逆転しちゃったということもあるんですが。


「でね? 美容師さんが切るときにすごく慎重なんだよ。
 『ホントに切っちゃっていいんですか?』とか、
 『まずこれくらい切っちゃいますけど確認してください』とか」
「ああ。 長い髪を切るときに泣く人もいる、とか聞くからね」
「うん。そうなんだってね。その美容師さんも泣かれてしまったことがあって、
 長い髪を切るときはちょっと怖いと言っていた」
「なるほど」
「その泣いた人はね、彼氏が長い髪が好きで伸ばしていたんだけど、他に女できちゃって・・・とか言って
 泣き出したんだと」

だと って。

「そうなんだ」
「その女、アホかと思ってさ。
 彼氏の言うこと聞いて伸ばすなんて、いつの時代の人間だよと。しかも泣くなよと。演歌じゃん」
「ワタシはけっこう相手の好みに合わせるの好きだけどな」 演歌な乙女だから。
「じゃ、あんたもアホだ」 


せっかくアホ呼ばわりされたので、今度髪を切るときは、涙を流してみようかなと思いました。
涙を流して様になるほど伸ばすには、かなりの年月を要してしまいそうですが。
せっせと髪を伸ばして、泣く練習もしておこうと思います。

あとはきょんに心変わりをしてもらえば舞台設定はバッチリです('-^v)
美容師さんはハンケチ用意して待っててくださいませ。
BGMは演歌で。
都はるみ「北の宿から」を希望します。


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