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2005年04月12日(火) |
エターナル・サンシャイン |
久々にきょんと映画を見てまいりました。 「エターナル・サンシャイン」です。 おもしろかったです。
おわり。
だって、何言ってもネタバレになってしまいそうで。
というわけにもいかないので、もう少し感想を述べさせていただきますと、 いつ別れてもおかしくない状態で日々暮らしているウチのようなカップルには、身に堪える映画でございました。 ワタシがきょんとの関係をよく「日々綱渡り状態」とか「いつ別れてもおかしくない」というのは、決して誇張ではなくてですね。 かといって「それでもつきあってるの。ワタシたちってヘンで素敵でしょ☆」とアピールする気もさらさらないんですが。 単に事実。 そういう自覚があるからこそ大事につきあえて、結局長いつきあいになっているというパラドックスは起きている気はしますが。
映画を見終わって、駐車場までの道を余韻に浸りながら口数少なく歩いていたワタシたちだったのですが。 しばらくしてきょんが 「なんか、すごく共感する部分があった」と。
まあ。
いったいどんなところに共感したのでしょうこの人ったら。 どのへんの愛情に満ちたシーン? あのへんのせつないシーンかしら? ワタシと共感した部分は一致しているのでしょうか?
「そうだねー。ワタシもそーゆー部分はあったな。 たとえば、きょんはどんなところ?」
「うん。あのね、お互いが相手を罵倒するシーン」
「え」
「医者に相手のこんなところが嫌いだと告白しているシーンとか、ケンカして相手を罵っているとことか」
「あ、そーう」
「なんかさー、言ってることがいちいち、ああ、わかるわかるーと思ってさー」
よりによってそんなシーンですか。
「じょりぃは? どこに共感したの?」
「実はワタシも罵倒シーン」(本当です)
気が合うって素敵だなあと思いました。<醒めた目で それ以上つっこんだ話になると、今度はワタシたちがリアルに罵倒シーンを繰り広げなければならなそうなのをお互い察知しまして、あの罵倒やあの罵倒はまさにアナタのことだよねという一番言いたいところはふたりともかろうじて飲み込みましたが。
しかし、良い映画でしたよ、正味な話。 公開終了まで、もうホントにタイムリミットです。 未見でお時間の取れるかたは、ぜひ。
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